試合開始前

13日火曜日に、午後だけ休みをもらって神戸のスカイマークスタジアムに行ってきました。普通に平日休みで朝から遠征してきた友人と、地元市役所勤務の後輩と一緒に観戦です。昼過ぎの新幹線に乗り、球場入りしたのが5時過ぎです。正面入口に行列が出来てました。「一番行列が長い=外野入口」と思い込んでいた私はとりあえずその列に並んでみたのですが、外野ではなく3塁側内野席の入場列でした。よく見るとみんな招待券です。並ぶところを間違えた!私としたことが不覚を取りました。タダ見の列が一番長いなんて驚きです。

球場内は天然芝が美しく、外野はフェンスが低くて席の傾斜もあるため非常に見やすいです。12球団1の球場といわれるのも分かります。売店で買ったピザとパニーニも美味しいです。しかし、重大な問題が発生。9時を過ぎると売店がすべて閉まり、売り子さんがまったく来なくなってしまうのです。おまけに飲料の自動販売機もないため、喉が渇いても飲み物が買えません。ひたすら我慢するしかない。飲み物無しで1時間以上外野で応援するのはきついですよ。なんでこんなに撤収が早いんでしょうか。宮内が考えるファンサービスって何かずれているような気がしますね。球場に来るファンを大事にしているとはとても思えません。まあ、それは去年から分かっていることですが。

で、外野席に座りしばらく仲間内で雑談していると、前に座っていた阪神ファンと思しき二人組が声をかけてきました。なんでも「まだロッテのことをよく知らないから色々教えてくれ」とのこと。これはチャンスです。大体今年になってマリーンズに興味を持った連中はマリーンズやマリーンズファンを誤解しているんですよ。京成のマリーンズバスに「そう、俺達は強い」なんて書いてありますけど、あれ絶対違いますよね。本来なら「あれ?俺達って強い?」と疑問形にするか、「そう、秋なら俺達は強い」と時期を限定するべきです。マリーンズがいつも強いと思ってもらっちゃ困るのです。これを機にマリーンズの真の姿を知ってもらわねばなりません。

案の定、阪神ファンの2人組は強烈に誤解してました。
4回、2死1,3塁でスンヨプに打席が回ったんですけど、なんか普通に期待しているんですよ。これはいけません。
だいたいスンヨプが好調の川越を打てるわけないじゃないですか。しかもランナーがいるのに。
今後のために誤解を解いておかないと。

虎:「ここで決めて逆転やな。いけるやろこれは」
私:「無理」
虎:「即答かい」
私:「いやーランナーいるし打たないよ。ファーストストライクを見逃して、ファールで追い込まれて、最後は外の変化球に引っかかって凡退。そんなものよ」
虎:「でもアジアの大砲だって」
私:「ソロアーチストだから。あー追い込まれた、もうだめだ」
→結果:ショートゴロでチェンジ
私:「あーあ、やっぱりね」
虎:「・・・ロッテファンって、応援は熱いけど、案外冷めてるんやな」

見慣れた光景でしたが、誤解は解けたでしょうか。
ただ、まったく打てないと思われても困ります。確かにスンヨプは期待をよく裏切るバッターですが、その反面起死回生の一発をよく打ってくれるバッターなのです。だからこそ面白いのですが、その当たりの魅力をどう伝えるか。すると、絶好の機会が巡ってきます。
再び1点勝ち越された直後、7回表2アウトランナー無しでスンヨプ。

虎:「なあなあ、この打席もやっぱだめなんか?」
私:「いや、打つよ。ランナーいないし」
虎:「なんやそれ」
私:「なんたってソロアーチストだから。打てスンヨプ」
→ライトに弾丸ライナー!
私&虎:「キター!」
ハイタッチの嵐ですよ。やっぱりこういう場面でのスンは最強です。これで誤解は完全に解けたことでしょう。

そして里崎の犠飛で勝ち越した直後の11回裏。マウンドに向かうのは当然、あの男。
いったいこれから何が起こるのか戦々恐々としていると、虎ファンが安心しきった顔でこんなことを言ってきやがりました。

「おっ小林雅英。これで勝ったも同然やろ!」

カーツ!カーツ!喝だこりゃあ!

知らないというのは本当に恐ろしい。
そりゃあスポーツニュースじゃ「最後は小林雅英がきっちり守りきり3連勝」の一言で片付けてますからコバスコの真の姿を知らないのも止むを得ません。しかし良く見れば塁上がすべて埋まっていたり最終回に失点してるのが分かりますから、そのへんで劇場ぶりをうかがえるってもんです。ただ普段マリーンズの試合をニュースでしか見ない連中にそこまで望むのは酷でしょう。
まあコバスコの真実など見ていれば分かりますから、「いや、まだわからん。これからが勝負だからとりあえず見てなって」と言っておきました。

案の定打たれるコバスコ。
先頭の代打塩崎がいきなりヒットで出塁し、下山で1死1、2塁。さらに牧田セカンドゴロで2死1、3塁の大ピンチ。おいおい1点差なんだからしっかりしてくれよ。と思いながら見ていると、さっきとはうって変わって不安げな表情をした虎ファンが話しかけてきました。

虎:「なあ、小林って守護神やろ」
私:「そうだよ」
虎:「打たれとるやん。ホンマに守護神か」
私:「パリーグのセーブ王だよ。ああまたボールだ怖い怖い怖い頼む何とかしろ」
虎:「でもみんな結構冷静に見とるで」
私:「いつもこうだから」
虎:「いつもって」
私:「劇場王なんだよ。」
虎:「久保田みたいなもんか。大丈夫なんか」
私:「なんだかんだで抑えてるから多分大丈夫だと・・・ぎゃー!!!!」
村松、ライトポール際に飛び込む大ファール。
虎:「うおおお」
私:「あっ危なかった危なかったあと少しでサヨナラ弾だ。村松にあんな当たり打たれんなよマサー」

結局最後は空振りでゲームセット。思わずへたり込む我々を見て、虎ファンは何を思ったか。
強いからって応援していると火傷しますよ?このチームは。
なんにせよ。最後は笑顔でハイタッチして球場をあとにしました。虎ファンにマリーンズの真の姿を知ってもらえてよかったです。


それでは、最後にスカスタの写真をどうぞ。これで12球団全フランチャイズ球場を制覇。本当は去年行くはずだったんですけど、ストで試合がなかったんですよね。

レフト側
レフト側。去年より明らかに人が増えています。阪神ファンが流れてきたのかもしれません。

盛り上がるレフト
盛り上がるレフトスタンド。小旗が揺れます。

ライト側
ライト側。旧近鉄応援団が陣取っています。合併球団を応援しないという横断幕を球場で見た者としては、非常に複雑ですね。賞賛は出来ないけど、かといって非難する資格が自分にあるとも思えない。

センターからホーム方向
センターからホーム方向。きれいな球場です。1階内野自由席は招待客でぎっしり。

ブルペン
ここはブルペンが良く見えます。コバスコが何回もベンチとブルペンを往復していました。何だかんだで守護神は大変です。

勝利のスコアボード・神戸
勝利。長かった。

いざ出勤
いざ、千葉に向け出勤だ。

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