
予選リーグの最終戦は中国と対戦します。まだリーグが始まって間もない中国は各チーム混成の代表チームとしての出場。監督は31年前のロッテの優勝に貢献したラフィーバです。今日の初芝JAPANはすでに決勝進出を決め、さらにナイターの翌日のデーゲームということもあり、昨日と大幅にメンバーを入れ替えてきました。
1 二 早坂
2 三 塀内
3 一 フランコ
4 DH ベニー
5 中 大松
6 右 竹原
7 左 井上
8 捕 辻
9 遊 渡辺正
投 黒木
浦和マリーンズですね。大松、竹原の爆発に期待したいところでした。
しかし、なんと中国相手に散発4安打。井上なんて4三振です。しかも初回、ヒットで出塁した2塁ランナー侯鳳連が3盗を試みた際、辻がサードに悪送球。先制を許してしまいます。ここはサード塀内に捕ってほしかった。塀内は2回にも悪送球をやらかしただのサードゴロを2塁打にしてしまいます。打っても無安打だし攻守に精彩を欠きました。
中国は守備と打撃は雑ですが投手がよかった。先発張力のフォークかスライダーかチェンジアップのようなゆるい落ちる球にみんなてこずっていました。とにかくタイミングが合わず凡打の山。この投手、宮越臭が漂ってます。ベニーの勝ち越し3点タイムリーで何とか面目を保ちますが、四球が無ければどうなったか分かりません。そして2番手趙全勝は左のサイドスロー。3回2/3を投げ1安打無失点です。まだ20代だし日本でもやれるんじゃないですか?左腕の中継ぎとして活躍できるかもしれません。
マリーンズ先発の黒木は毎回ピンチを招く苦しいピッチング。しかも3回には無死1,2塁のピンチで打球が左ひざを直撃してしまいます。幸い黒木に当たった打球を早坂がダイレクトに捕球しそのまま1塁、2塁に転送したためトリプルプレーが成立しましたが、この降板してしまいます。
しかしこの後は2番手小宮山がよく抑えました。老獪かつ丁寧なピッチングで4回から8回まで無失点。小宮山が2回も悪送球をやらかしますが、逆転をゆるさず9回、コバマサにつなぎます。そのコバマサはピッチャー強襲の内野安打を打たれたものの無失点に抑えて3対1で勝利。なんか痛打されてましたけど結果オーライということで。
ちょっと今日は攻撃も守備も雑でしたね。4安打4失策ですし。早坂が軽快なグラブトスで併殺を完成されるファインプレーもありましたが、緩慢な動きが目立ちます。一方の中国は走塁やバッティングに積極性を感じました。きっちり送りバントも決めてますし。野手ではまず2安打1四球の1番候鳳連。守備の動きも軽快でした。また3番楊国剛もいい打球を飛ばしてました。ただコバマサの速球を芯で捉えていたわりに、小宮山に抑えられているところを見ると、変化球にはまだ対応できないのかもしれないです。身体能力はかなり高いと見ました。将来が楽しみです。
さて、中国チームの応援団、というのは存在しないのですが、在日中国人と思しき集団が3塁側で応援していました。ヒットではしゃいだり、国旗を振り回したり、お互い写真を取り合ったり、名刺を交換したりとまるで同胞の懇親会みたいでした。純粋に野球を楽しんでいるようで見ててほのぼのします。
例の虎ファンは今日はバックスクリーンの下にいました。投手交代の際メガホン叩いて何か歌ってましたけど、まさか蛍の光じゃないですよね。
というわけで、課題の多い一戦でしたが何とか中国相手に勝利を飾った初芝JAPAN。いよいよ今シーズンのラストゲームとなりました。アジアシリーズの決勝戦、相手は三星ライオンズ。勝って有終の美を飾りましょう。
最後に、今日の中国戦の模様を写真でご覧ください。
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中国チームを応援する人たち。在日中国人の皆さんでしょうか。
ボードには「中国加油」と書いてあります。「加油」とはがんばれの意。

お立ち台で中国国旗を掲げる人。

国旗を掲げて通路を走る。

外野は今日も白一色。黄色い人はバックスクリーン下。

メガホンたたいて何か歌っています。

ベンチに座って出番を待つMスプラッシュ。

マウンドに集まる中国ナイン。グラブで口を隠しません。

2番手の趙全勝。左サイドで打ちにくそう。

試合終了。観客に挨拶する中国の選手たち。


健闘をたたえあいます。

写真撮影に精を出す中国の選手たち
ちょっと気の抜けた試合でしたね。
最初が肝心なので、しっかり叩いておくべきだったと思います。
投手はそこそこといっても、あの球速。
あの球速に手こずるということは、昨日出場した選手は、まだまだ1軍半ということ。
へたしたら、2軍ですね。
もう少し大勝して欲しかったです。
今日は、しっかり、お願いします。