
マリーンズのDVDが何と3種類も発売中。皆さんはもう買いましたか?
自分は先日ようやく揃えました。
まだ見ていないという方のために、それぞれのレビューを載せてみましたよ。
BUILDING OUR DREAM! 2005 千葉ロッテマリーンズ激闘録
製作 TBS 販売 バップ
90点ですね。
内容はシーズンのダイジェストとプレーオフのダイジェストがメイン。それにボビーのインタビューやら色々な企画物が絡む形になっています。企画物はコバマサ、俊介、西岡、黒木。当然初芝様の引退特集もあります。TBSの番組で放送されたものを使いまわしている箇所もありますが、それでもやっぱり感動ですよ。投手陣の食事会の様子なんか特に。あとはオマケとして好プレー集が付いているのはポイント高いです。
TBS版はPO福岡決戦までの収録で、日本シリーズは入っていません。しかし正直言って日本シリーズのダイジェストは無くても構いませんし、その分レギュラーシーズンの内容がより濃いものになっているからいいんじゃないでしょうか。それにやはりゴッドです。なぜ引退セレモニーの模様がわざわざ「特典映像」になっているんでしょうか。ダイジェストでもちょくちょく映りますし、なんと好プレー集に初様のジャンピングキャッチが収録されています。あの引退セレモニー翌日の楽天戦ですよ。これは必見ですね。絶対買うべきです。
夢の翼! 〜2005 千葉ロッテマリーンズ激闘の真実〜
発売 フジテレビ 販売 ポニーキャニオン
0点ですよこれは!
いったいポニーキャニオンは神を何と心得るのでしょう。至高にして偉大なるファンタジスタ。初芝神に対する完全な冒涜です。
確かに見ごたえはあります。内容はほぼプレーオフに絞られておりあの緊張と感動がよみがえってきますし、ボビーのインタビュー、ミーティングの様子、試合中のベンチ裏の様子の映像も非常に面白いです。ナレーションがバッキー木場なのもいいです。値段分の価値は絶対にあります。
だからこそあのシーンの扱い方が悔やまれるんですよ。痛恨の大ミスですね。
あのシーンとはいったい何か。もちろん三瀬スコからデッドボールを食らったシーンではありません。初芝様の神のお力が最も発揮されたあの場面。そう、忘れもしないプレーオフセカンドステージ第五戦。敗色濃厚だったマリーンズに勝利を呼び込んだあのゴッドヒットです。
本当にあのヒットは素晴らしかった。神を見ました。初様の激走でムードががらりと変わり、福浦のヒット、そして里崎の逆転タイムリーへとつながっていったのです。今思い出しても涙が出てきます。
土壇場で頼りになるのはやはりベテランの力。
一説によれば、神降臨を決断したきっかけは、第3戦で悪夢の同点劇の引き金を引いた大道によるボテボテの内野安打にあったといいます。パワーでも技でもない、理屈を越えた力を目の当たりにしたボビーは、大道に勝る存在を必死で探したことでしょう。そしてついにはすべてを超越する存在にようやく気付いたのです。
すなわちマリーンズに、神がいたと。
だからこそ、ファインプレーでチームの危機を救ったばかり早坂を引っ込めてまで、そして内野の控えがいなくなるのを承知で、初芝様にすべてを託したのです。チームの勝利も。そして優勝も。
それをですよ。言うに事欠いて「ボビーの粋な計らい」「温情」とは何事か。
何度も繰り返しますけど、あの場面の神降臨は勝利のための采配です。ボビー自身も「あの場面で流れを変えられるのはハツしかいないと思った」と発言しています。いわゆる「甲子園の思い出代打」とは訳が違う。まったくもって言語道断。初芝神に対する理解が根本的に欠如しているとしか思えません。いや、初芝=マリーンズである以上、マリーンズに対する理解が欠如している、と言ってもいいでしょう。初様の胴上げクラッシャーとしての底力を知らないのか。決して「粋な計らい」や「温情」なんかじゃありません。あそこは神降臨以外ありえなかったのです。
「初様何とかしてくれ」
これがあのときのレフトスタンドのファン全員の思いだったと思います。
他の部分がいいだけに残念ですよ。ただダイジェストのシーンに神がちょこちょこ映っている事、初芝神の引退セレモニーがきっちり取り上げられていることに免じて88点に訂正しましょう。あとオマケとしてレギュラーシーズンのダイジェストや日本シリーズのダイジェストも収録されています。これも買いです。
千葉ロッテマリーンズ 優勝記念DVDBOOK
発売 宝島社
うーん。70点ぐらいでしょうか。
宝島社からリリースされたDVDブックです。本の部分は写真中心に30ページほど。うちゴッ特集は2ページ。DVDは主要メンバーのシーズン中の名場面とマリンスタジアムの全ホームラン、そして胴上げシーンが収録されています。ナレーションはなく、あまり金を使っていない印象を受けました。上二つに比べれば地味な出来ですが、マリンのホームランシーンなどは今年をまったり振り返るのに向いていますし、初芝神の引退セレモニーは神がマイクのスイッチが入っていないのにしゃべりだすシーンから収録しているあたりが実にいい。本の部分でも全試合の一覧表で投手リレーの一覧やお立ち台に立った人の一覧を載せていて1年を振り返るのに便利です。買って損はないと思いますよ。
と、言うわけで3作品のレビューでした。結論としては「全部買っとけ」以外に思いつかないんですがどうでしょう。
最後に秋葉原で出くわしたシーンのオマケ画像をどうぞ。これはひどい。看板に偽りあり。
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いや、単に売り切れだっただけなんですが。