歴史的瞬間

土曜日は柏レイソル対東京ベルディ1969の試合を日立台のバックスタンドで観戦してきました。
ほぼ満員のスタジアム。柏の試合を生で見るのは初めてですが、柏サポには驚きました。なんであんなに裸族が多いんでしょうか。ゴール裏は半分ぐらいが半裸。この寒いのに凄い。なんでも熱心なサポは前日から泊り込んでなおかつ試合中は半裸とのことですから、気合の入れようが伺えます。マスコットもまた凄いですね。アウェイのサポに向かって中指おっ立てるマスコットなんて始めてみましたよ。
対するベルディ。こちらは負ければJ2降格決定とあってかなりの数のサポがゴール裏に集結しています。

さて、試合開始ですが、先制したのはレイソルでした。前半18分に大谷がドリブルで持ち込みシュートを決めます。対するベルディもすぐに反撃。前半27分。柏のDF波戸のクリアミスから得た左コーナーキックを小林慶が合わせて同点。以後両者無得点のまま前半を終えます。

後半は柏が怒涛のゴールラッシュ。開始早々の後半1分。矢野貴章がミドルシュートを決め勝ち越しに成功。これをきっかけにベルディの集中力が切れてしまいました。ベルディDF陣の足が止まったのを良いことにカウンターを次々と決めていきます。後半12分には平山が決め3対1。後半17分にはコーナー付近のFKを土屋がヘディングで押し込み4対1。土屋はJ通算200試合出場に自らのゴールで花を添えました。そしてとどめは後半40分。右CKを永田がヘディングで押し込み5点目。結局柏は5対1と大差をつけて東京ベルディに圧勝。この瞬間東京ベルディ1969のJ2降格と、柏レイソルの入れ替え戦出場決定が決まりました。

まさかあのベルディが、J草創期に圧倒的強さを誇ったベルディがJ2落ちとは。時代は変わるものです。そりゃロッテも優勝しますわ。
素人目ですが、守備は崩壊気味ですし、後半足が止まってましたし、ワシントンは前線で孤立しているしで負けるのも止むなしという感じですね。
でもこの降格を期にチームの建て直し、そして地域密着路線への転換を図って欲しいものです。かつてJリーグの地域密着の概念に反発し、日テレだけ頑固に「読売ベルディ」という呼び方をしていました。しかし今はもう全国区の人気を得るのは無理でしょう。味スタは完全にFC東京に染まってますし、いっそのこと(都内の別の場所に)新天地を求める、というのも選択肢の一つになるでしょう。(カッコ内追記)

一方の柏。玉田もクレーベルも明神もいないのによく大勝できましたね。守備では土屋がいい所にいてベルディの攻撃をことごとく潰していました。影のMVPは土屋でしょう。何故こんなチームが入れ替え戦に出るのか分からなくなる勝ち方でした。下位にありながら土壇場でのこの強さはまるで去年までのマリーンズのようです。帳尻のにおいがしますね。
しかし今日勝ったとはいえまだあと1試合残ってますし、最後の審判、入れ替え戦が待っています。相手は仙台か甲府かはっきりしませんが、何とか勝って残留を決めて欲しいです。最後を飾って、今年は千葉の年にしましょう。

最後に、写真を何枚か。

ベルディサポの皆さん
ベルディサポの皆さん。

冗談じゃないよっ!気持ちでやれよ!
冗談じゃないよっ!気持ちでやれよ!

レイソルサポ
レイソルサポ。

ザクとは違うのだよ。ザクとは。
ザクとは違うのだよ。ザクとは。

ベルディ降格決定
ベルディ降格決定。