今年、マリーンズは31年ぶりにパリーグを制し、そしてシリーズを制しました。
胴上げの瞬間、抱き合って、泣いて喜んで、それで終わりだと思っていました。
だけど、そうじゃなかったんですね。

人生には二つの悲劇がある。一つは心の願いが達せられないこと。もう一つはそれが達せられること。

バーナード・ショウの言葉です。31年ぶりの日本一の先にあったものは、目標の喪失だけではなく、歓喜の代償。小坂の金銭トレードも、その代償の一つなのでしょう。

ようやく落ち着いて考えられるようになりました。今回のトレードは若返りを図りたいボビーとフロントの思惑が一致した結果なのだと思います。メジャーではこうしたトレードはよくある話ですし、売り時としてはおそらく最高のタイミングです。しかし、トレードの一報を聞いてその結論に達するまでにそれほど時間はかかりませんでしたが、感情の部分ではすぐに受け入れ難いものでした。しかもパリーグの宝とまで言われた男が、嫌いな球団の、それもかつてパリーグをコケにした選手の背番号をつけるとあっては冷静になどなれません。かなりストレートに自分の感情をぶつけましたが、それにより不快に感じられた方にはお詫びしたいと思います。まあ、なんだかんだで一桁の番号です。讀賣は西武よりも背番号に対するリスペクトがある球団ですから、それなりの処遇をしてくれる、と思いたいです。小坂サード、なんてことになったら泣きますが。

それにしても、ですよ。考えれば考えるほどにロッテのフロントは腐ってますね。昔から生え抜き選手に対する敬意に欠ける、と思います。
落合、高沢、古川、愛甲、横田、南渕、五十嵐、小宮山・・・、これまで数多くの生え抜き選手がチームを去っていきました。歴史は繰り返すのです。
そして、現場は別として、ファンに対する敬意もおそらく無いのでしょう。でなければ、ここまでファンに愛された選手の移籍を「21日、小坂誠選手が読売巨人軍へ金銭トレードでの移籍が決まりました」の一言で済ますはずがありません。せめてトレードの背景をファンに説明して欲しい。ファンを26番目の選手とおだてるぐらいなら、ファンのおかげで日本一になれたというのならそれぐらいしても罰は当たらないでしょう。

この一件はファンに対する裏切りだ、という声をよく聞きます。ロッテのフロントに愛想を尽かした、という方もいらっしゃるでしょう。ですが、ロッテのフロントが糞なのは去年の合併騒動で充分わかっていたはずです。そして、そんな糞フロントに向かってマリーンズの存続を訴えたのは我々ファンなんです。
もう二度と味わいたくないあの焦燥と屈辱。
あの夏、チームの存続が決まったとき、自分は千葉ロッテマリーンズを応援していこうと決めました。フロントが糞でも、ファンに対して薄情でも、それでも自分はマリーンズが好きです。いまさらファンを止められないし、やめるにはマリーンズにどっぷりとつかりすぎました。去年チームの存続を訴えた以上、ここでファンを辞めたら筋が通りませんしね。

マリーンズのファンを辞めるという方。止めはしません。しかし、辞める前に、「関東黒鴎組通信2〜マリーンズ好き〜」さんの「浦和二軍観戦の薦め。」を読んで欲しい。

このチームがこれから先どうなっていくかはわかりません。
しかし、このチームには可能性がある。パリーグを、プロ野球を変えてしまえるほどの。
そして浦和にはこれからの希望がある。希望を失ったのなら、見つければいいんです。
チームの未来はボビーとフロントに委ねられています。もうボビーと一緒に突っ走るしかないんです。今回のトレードもチームが強くなるための通過儀礼、かつてホークスが通った道なのでしょう。それは受け入れます。ですが、これだけのことをしたんですから、来年も日本一になって欲しいし、なるべきだと思います。そうでなければここで泣いたファンが報われません。ですから、頼みますよ。まじで。