いよいよ今年もあと数日ですね。テレビを見ても今年を振り返る企画が目白押しです。当ブログでも今年を色々と振り返っていきたいところなのですが、マリーンズについて振り返るのは他の方にお任せして、当ブログでは選手としての初芝様を追いつつ、マリーンズの2005年を振り返っていきたいと思います。

題して、初芝30大ニュース。

今年は本当にいろいろなことがありました。初芝様に始まり、初芝様で終わった1年でした。本当は10大ニュースのつもりだったのですが、初芝様の偉大な足跡をたった10項目にまとめるのは無理でした。ってことで30大ニュースです。それでは、早速1月から行ってみましょう。

1.1年の計は初芝にあり。プレナ幕張に神降臨!

1月23日にプレナ幕張で行われたトークショーに初芝神とコバマサが登場し、それぞれ優勝への抱負を力強く語りました。これが今年初のマリーンズ関連のイベントですから、本当に今年は「初芝様に始まり、初芝様で終わった年」と言えますね。

関連エントリ:聖初芝祭@プレナ幕張レポート


2.26点大勝!俊介完封の影に神の一言があった!

3月27日の開幕2戦目は楽天相手に26-0と大勝利。これでマリーンズが勢いづいたわけですから、今季を象徴する試合といえそうです。当然初様も出場し、犠牲フライで今シーズン初打点を挙げています。サードファールフライもしっかりとキャッチされました。しかも、初様の果たした役割はこれだけじゃありません。途中からサードの守備に入った初芝様は、俊介がヒットを打たれるとおもむろにマウンドに向かいこう言ったのです。

「ようし、今度はゲッツーの練習をしてみよう。狙って打たせてみな」

ああ、ゴッドです。
味方の大量援護をもらうとついつい気を緩めてしまうものですが、目的を持って投げさせることによって、一瞬の隙が命取りにならないようにしっかりと釘を刺したわけですね。さすが初様、勝負の綾を知り尽くした男!結局この試合俊介は完封勝利を飾り、31年ぶり日本一の立役者として大活躍したのは皆様ご存知のとおりです。しかし、実はその大活躍のきっかけは初芝様にあったことは、あまり知られていない事実です。

関連エントリ:球団新記録26得点で大勝


3.今季初安打がタイムリー。ホークスを粉砕だ!

4月1日の対ホークス戦。2点リードで迎えた7回裏、無死満塁のチャンスに代打登場した初芝様はレフトライン際に見事なタイムリーツーベースヒットを放たれました。これが初様の今季初安打です。試合はこのままマリーンズのペースで進み5対0と完勝。清水直行が完封で今季初勝利を挙げています。しかしホークスもバカなことをしますね。よりによって初様の前のバッターを敬遠するとはいったい何を考えているんでしょう。ちょと前まで鷹専用ソーサと言われていたのを忘れたわけじゃあるまいに。王監督と和田にとっては悔やまれる敗戦でしょう。

関連エントリ:初芝様が公式戦初ヒットとなるタイムリーを放つ。


4.初芝スタメン祭は大勝利!

4月9日のファイターズ戦ではついに初芝様が初スタメン!7番DHで出場した初芝様は第一打席で内野安打を放つなど3打数1安打2三振と、貫禄の大活躍を見せています。試合は10対2で大勝利。初芝様のおかげでついに単独首位に躍り出ました。不安におののくマリーンズファンが多い中、今までとの違いを感じたファンもいらっしゃったはず。秋の栄光がおぼろげながら見えてきた、そんな試合でした。

関連エントリ:初芝スタメン祭!


5.初芝様のヒットが全国中継。日本中が震撼した!

まさに歴史的瞬間です。5月24日、長野で行われた讀賣との交流戦で代打出場した初芝様は芸術的ポテンヒットを放たれました。すでに大差がついており勝敗とは何の関わりもありませんでしたが、そんなことはどうだっていいのです。初様のヒットが全国中継された、ファンタジスタのお姿が全国のお茶の間に中継された、これだけでも涙が出るほど嬉しい出来事です。初様信者でよかった!

関連エントリ:初様のヒットが全国中継されたぞ!


6.スタメンサードに神降臨も、黒田の前に敗戦。

8番 サード 初芝 清 背番号6

全マリーンズ人が夢にまで見た瞬間がついに訪れました。5月31日、至高のファンタジスタ初芝清様が、ついに、ついに、スタメンサードに降臨しました。打つ方では2打数無安打と振るわなかったものの、守備時には何度もマウンドに向かい不調のコバヒロを激励するなどゴッドパワーを最大限に発揮。調子最悪のコバヒロが7回1失点で切り抜けられたのはまさに神のお力の賜物です。あとはボビーが初芝様を途中で引っ込めたりしなければ逆転勝ちできたはずなんです。前田に決勝アーチを食らったのが神交代直後だっただけに、ボビーの采配ミスが悔やまれます。

関連エントリ:スタメンサードに神降臨


7.初様スタメン祭全国中継も「なりゆき」で負け

ワールドカップ予選に対抗するには神降臨以外ありえない!6月8日にマリンで行われた讀賣戦では初芝様が8番指名打者でスタメン出場。レフトには垣内も出場しある意味夢の競演となりました。初芝様はレフト前にタイムリーを放つなど大活躍を見せたのですが、7回に藤田が清水に逆転アーチをくらい敗戦。清水が藤田に暴言を浴びせてテレンコが切れたり、里崎と矢野が交錯したり、挙句の果てに柿木園塁審による「なりゆき」発言が飛び出すなど後味の悪い試合でした。レフトに陣取った讀賣ファンの少なさも印象的でしたね。

関連エントリ:初様スタメン祭全国版!


8.名古屋で大勝。初芝様が反撃の狼煙を上げる!

6月11日の中日戦。4対1と3点ビハインドで迎えた5回表、大逆転劇の口火を切ったのは1死2,3塁のチャンスに代打で降臨した初芝様でした。山本昌のカーブを狙い打ちした打球は見事なセンター前タイムリー!ランナー二人帰って1点差とすると、ここから怒涛の攻撃でこの回一挙6点を奪い大逆転勝利を飾ったのでした。なんでも「配球が手に取るようにわかった」という初芝様はカーブをファールした後に内野が前進したのを見て、「ああ次もカーブだな」と確信したそうです。代打連続安打記録を持つ男ならではの恐るべき読みです。初芝様の偉大なお力を改めて再確認した試合でした。

関連エントリ:鴎旋風が名古屋ジャックだ!


9.インボイスドーム神降臨。西武に肉薄も惜敗。

交流戦後不振にあえぐチームの救世主となるべく、7月11日の西武戦で8番サードでスタメン出場した初芝様。残念ながら3打数無安打に終わりますが、チームに活を入れたのは間違いなく初芝様でした。7対3と4点リードされた9回表に3点を奪う猛攻を見せたのですから。最後のバッタースンヨプが打っていれば見事逆転勝利、となったのですが、星野のカーブがスンの右足に当たったものの避けていないとみなされボール。これで水を差されたか凡退してしまい痛い敗戦を喫しました。当然納得のいかないボビーは試合終了後も審判に猛抗議しますが、結局判定は覆りませんでした。しかし、神降臨を無駄にしたくないというボビーの姿勢がチームを奮い立たせたのは間違いありません。これが翌日の大逆転劇につながっていきます。

関連エントリ:初様スタメンサードに降臨。起爆剤となるか。


10.神降臨が勝利呼ぶ!連敗止めたファイターズ戦。

7月18日のファイターズ戦。オリックスに3連敗と悪い流れを断ち切るにはもはや神のスタメン降臨以外ありませんでした。8番指名打者で先発出場した初様はボビーの期待に応え2打数1安打1四球と勝利に貢献しました。試合は9回にコバマサが炎上し同点に追いつかれたものの、初芝様に代わって途中出場したスンヨプが決勝ホームランを放ち劇的勝利。韓国の大砲がHATSUSHIBAとなった瞬間でした。

関連エントリ:初芝様の降臨が勝利を呼んだ!


11.ついに来た!初芝様が4番に降臨。

7月19日のファイターズ戦もリードしながら9回に追いつかれる嫌な展開でしたが、一瞬とはいえ4番に降臨された初芝様のお力もあり勝利を飾っています。降臨の瞬間は1点リードで迎えた9回表。なんと4番スンヨプの代打として出場された初芝様は左中間フェンス直撃の2塁打をお放ちになったのであります。あと50センチでホームラン。凄まじい大飛球でした。試合は9回裏に追いつかれた直後の10回に橋本、今江がホームランを放ち勝利しています。

関連エントリ:連夜の初芝効果で劇的勝利!


12.これぞゴッドアーチ!今季1号ホームランでホークスに快勝。

7月31日のホークス戦。圧勝劇の大トリを飾ったのは初芝様の超特大ホームランでした。11対2と大量リードの8回表。代打で降臨された初芝様はこの回から登板したフェリシアーノが投じた外角高めをバックスクリーンに叩き込みました。あの広い福岡ドームでバックスクリーンですから140メートルは飛んでますよ。まさに神。「今年は打てないと思った」と弱気なコメントを残していらっしゃいますが、初様の打棒いまだ健在とファンに確信させる一撃でした。

関連エントリ:誤審で爆発。神の一撃で大勝利!



13.1死満塁のチャンスで見逃し三振。嗚呼!

後から冷静に考えると、これが初様の衰えを象徴するシーンなのかもしれません。8月9日のファイターズ戦。2点リードで迎えた9回裏にコバマサが炎上し同点とされた直後、1死満塁の大チャンスで初様の出番がやってきます。6月8日以来のマリンでの神降臨に盛り上がったのですが、結果は見逃し三振。試合は12回表に救援陣が力尽き逆転負けを許してしまいました。トーマスは確かに良かった。しかし、あそこで打っていれば・・・。

関連エントリ:スコは燃えているか。


14.流れを変える神降臨。因縁の地神戸で途中出場だ!

8月12日のオリックス戦。首位ホークスから離されないためには負けられない一戦です。しかしオリックスは昨年10勝15敗と負け越しており、今季もこの試合まで5勝7敗。同一カード3連敗を食らったり、吉井に3回も抑えられたりと分の悪い相手です。パリーグ制覇のためにはこのあたりで苦手意識を払拭しなければなりません。必勝を期すためにボビーのとった策は8回、サード今江に代えての神降臨。何と代打ではなく守備から代えて来ました。これにはファンばかりか解説の本西さんも大喜び。実況に「サードが今江に代わって初芝。これは守備固めですか?」と振られると、「守備固めかどうか分かりませんけど、初芝は見たい選手です。ボールが飛んだら最高ですね」と手放しの喜びようでした。結局守備機会はありませんでしたが神降臨の効果は絶大で、なんとこの日以降はオリックスに無敗の8連勝。まさに神のお力がチームをオリックスの呪縛から解き放ったといえるでしょう。シーズンを振り返ってみるとこの試合が一つのターニングポイントだったのかもしれません。

関連エントリ:大量点で初芝神をお出迎え!


15.神々の競演は大道に軍配!首位決戦に惜敗。

8月30日のホークス戦。絶好調の和田の前に5点のリードを許したマリーンズですが、8回に6点を奪う大逆転!きっかけはもちろん初芝様です。8回表に1死1、2塁のチャンスをつかむと5番ベニーの代打として登場した初芝様は、止めたバットでセカンド後方に落とす芸術的ポテンヒットを放ち満塁とします。これで一気に追撃ムードとなり、里崎のヒットと今江のヒットで2点。さらにフランコフォアボール、西岡押し出しで1点。堀のライト前ヒットで2点。計6点で見事大逆転に成功したわけです。
しかし、マリーンズに初芝様がいらっしゃるならば、ホークスにはこの男がいたのです。大道典嘉、背番号55。8回裏1死1、3塁で登場すると、薮田から同点打を打ってしまうのです。そして9回にはスリーベースで3塁に進んだ川崎が松中ファーストゴロの間にホームインしサヨナラ負け。一度は逆転しただけに痛い敗戦となりました。

関連エントリ:神の一撃で肉薄するも・・・


16.初様ジュニアがボールボーイを勤めるも出番なし。

9月4日のファイターズ戦は6対2で敗戦。13安打を放ちながら8残塁と拙攻もいいところです。原因ははっきりしていますね。これもひとえに神を降臨させないからです。大体この試合は初芝様のお子様が、少年野球チームのメンバーと共にボールボーイをお勤めになったんです。なのに本人は出番なし。ツーアウトのところでネクストバッターズサークルまでは降臨されたのですが、サブローが倒れたために打席でのお姿を拝むことが出来ませんでした。なんとも残念な敗戦です。

関連エントリ:超絶拙攻!帳尻の神がお怒りじゃ!


17.衝撃!初芝様に代打の代打。

しょっぱい。あまりにもしょっぱい。楽天相手に完封負けを食らっただけでなく、何と初芝様に代打の代打が出されてしまうとは!9月6日の楽天戦。2対0と2点ビハインドで迎えた9回裏に一度は代打で降臨されたものの、ピッチャーが左の吉田豊彦から右の福盛に交代すると、ボビーはあろうことか初様を引っ込め塀内を起用したのです。何故だボビー。神のお力を何と心得るのか。そりゃ負けますよ。神罰だ。

初芝神に代打の代打。衝撃、そして屈辱。


18.初芝様が引退を発表

「ここで残念なお知らせです。千葉ロッテマリーンズの初芝清選手が、今シーズン限りの引退を表明しました」
9月19日。自宅でマリーンズ対ホークスの中継を見ていたら衝撃的な一報が飛び込んできました。前日の西武戦で登録はあるのにベンチ入りしてませんでしたから嫌な予感がしていたのですが、まさか来シーズンから初芝様を拝めなくなってしまうなんて。引退セレモニーは22日だそうで、これで初芝様にとって今年が最後のチャンスとなりました。なのに、なんで3回終わって5−0で負けてるんだよ。ああ情けない。打ちひしがれながら引退セレモニーのある本拠地最終戦のチケットを押さえにコンビニに行き、家に帰ってみたら!
うわースンヨプがホームラン打っちゃった。これで2点差です。その後もマリーンズ打線が大爆発し終わってみれば5対9で大逆転勝利。エース斉藤を打ち崩しました。さあ後は勝ち進むのみ。初様最後の胴上げにむけ突っ走れ。

関連エントリ:ロッテの夢をかなえるんだ。執念の逆転勝利。


19.マリンで久々の神降臨。サードに打たせようと小宮山奮投。

9月21日。2連勝で迎えた首位決戦第3ラウンドです。1点を先行されますが大塚のファインプレーで流れが変わります。5回裏に一挙8点を奪い大逆転。とどめは8月9日以来となる本拠地での神降臨です。ここで初芝様は外角低めのスライダーを引っ掛けサードゴロを放ってしまいますが、なんとサードからの送球をセカンドがこぼしてしまいオールセーフ。神のお力の凄まじさをホークスに見せ付けました。初様のマジックはとどまるところを知らず9回には何とそのままサードの守備につきます。この回からマウンドに上がった小宮山はさすがにわかっています。右打者には外角、左打者には内角だけを投げて何とか初様の前に打たそうとしますが結局守備機会の無いままゲームセット。残念ながら華麗な守備は観られずじまいでしたが、この土壇場でホークス相手に3連勝。逆転首位が見えてきました。

関連エントリ:始まりは大塚明。そして神降臨。


20.笑いと涙の引退セレモニー。こんな日に死球なんて。

9月22日。歴史的な1日。マリーンズを支えた男、初芝清様の引退セレモニーが行われた日です。大事な試合にもかかわらず6失点と炎上した清水直行にはライトスタンドから猛烈なブーイングが浴びせられていました。初芝様は6回裏に代打で降臨します。ピッチャーは三瀬。試合の流れを変える一撃が期待されましたが、結果は何とデットボール。足踏みしながら痛がるコミカルな姿に球場全体が大爆笑でした。初芝様は次の打席で惜しくもライトフライに倒れ、本拠地最終戦を終えます。試合も7対1で敗れ、初様の引退セレモニーを勝利で飾ることは出来ませんでした。

試合後に行われた引退セレモニーではマイクのスイッチが入っていないのに気付かずしゃべりだすという古典的なギャグを放った後、
「プレーオフを制し、日本シリーズを制して、という最後の夢が残っております。それを実現した後に、バットを置きたいと思います」
と、力強く宣言されました。そして挨拶と胴上げの後の球場一周では、ホークスファンも球場に残り初芝コールと応援歌で初芝様との別れを惜しんでいました。

ホークスファンより愛を込めて
この幕を見ると、やっぱりパリーグはいいなって思います。初芝様もこの幕を見て「みんな分かってるんだな」と嬉しそうでした。

関連エントリ:初芝様引退セレモニーを勝利で飾れず。


21.新たな伝説。引退セレモニーの翌日にスタメンフル出場!

「今日からゴッドがスタメン出場だ。間違いないね。あー楽しみだな」
「いや出ねーよ」
「なんで?」
「あのな、引退したんだから、出るわけないだろ普通なら」
「ゴッドだぞ!出るに決まってる」
「あんなに感動的なセレモニーしておいて今更スタメンは無いよ」
「分かってねーな。ほら、仙台のロッテファンに別れの挨拶をしないと」
「挨拶ならセレモニーでしただろ」
「G・O・D・D・E! オー ゴッデ!」
「いやだから出ないっての」

仙台に向かう新幹線の車中でこんな会話をしてたんですが、まさか本当にスタメンに降臨されるとは思いませんでした。9月23日の楽天戦、初芝様は9番サードでスタメンフル出場です。しかも絶妙なバント処理で1塁ランナーを2塁で刺すわ、山崎のライナーをジャンピングキャッチするわ、挙句の果てにはヒットまで放ってしまうわでもう最高ですよ。これで球界の伝説に新たな1ページが加わりました。しかも黒木が2勝目。初様が打って、黒木が勝つ。いい形です。

関連エントリ:初芝様がスタメンフル出場!引退セレモニーの翌日なのに?
関連エントリ:秋のフルスタ写真集


22.連日の神降臨も守乱で自滅。しかし西武の背番号6が魅せた!

連日の神降臨となった9月23日の楽天戦は、4失策と守備が大きく乱れて大敗。一場に完投勝ちをプレゼントしてしまいました。残念ながら初芝神はノーヒットのまま途中交代してしまうのですが、同じ頃西武ドームで行われていたライオンズ対ホークスの試合で奇跡が起きました。ちょっと小太りの、眼鏡をかけた、背番号6のサードが2点差をひっくり返すサヨナラヒットを放ったのです。打たれたのはゴッドと因縁の深い三瀬。打った後藤武敏にも感謝です。これでホークスにアドバンテージがつく可能性はかなり低くなりました。

関連エントリ:連日の神降臨も守乱で自滅


23.フルスタ最終戦でヒットを放つ。

9月24日の楽天戦では前日の拙攻が嘘のように打ちまくり20安打11点。岩隈を粉砕して仙台最終戦を飾りました。引退セレモニー後3試合連続スタメンの初芝様も初回に安打を放ち勝利に貢献しています。そしてこの日中盤をきっちり抑えた小野が10勝目。これで渡辺俊、小林宏、清水、セラフィニ、 久保に続き10勝投手が6人となりました。プロ野球史上3度目の快挙です。試合後のセレモニーでは田尾コールがいつまでも鳴り止みませんでした。

関連エントリ:フルスタ宮城で帳尻感謝祭。


24.福岡決戦の初戦に勝利。ナインの緊張をほぐす神死球だ!

「初芝を、引退を発表してからもっとも長くプレーした選手にしてあげようじゃないか!」
ボビーのこの言葉で始まったポストシーズン。3位西武を連勝で下し、いよいよ福岡で決戦を迎えます。10月12日のセカンドステージ第1戦は、ホークスに先制を許すものの里崎のホームランで逆転に成功、同点に追いつかれるもベニーのタイムリーで再度突き放し、そのまま逃げ切って勝利しました。そしてハイライトはやはり神降臨。8回のチャンスに代打で出場した初芝様は、またも三瀬から死球を食らいます。引退セレモニーの試合のリプレイを見ているような打席に思わず大爆笑でした。

関連エントリ:福岡決戦初戦に勝利


25.神の内野安打が奇跡を起こした。31年ぶりパリーグ制覇!

コバスコ悪夢の同点劇。そしてサヨナラ。4戦目も落として迎えたプレーオフ最終戦は、終始ホークスのペースで進みました。2点を先取するホークス、対するマリーンズは4回までに3併殺と最悪の出だしで、6回に1点を奪うのがやっとでした。そして敗色濃厚の8回。奇跡が起こります。
「しょぼいヒットだったけど、一生懸命に走った。いつも、そうやって生きてきましたからね」
初芝様が放ったのはボテボテのサードゴロ。しかし捕球したバティスタと川崎が交錯し、内野安打となってしまいます。ピッチャーはまたしても三瀬でした。がけっぷちでよみがえったマリーンズは福浦、里崎の連打で見事逆転。そのまま逃げ切って31年ぶりのパリーグ制覇を成し遂げました。優勝の瞬間に初芝様がサードを守っていたのは幸せな偶然でしょうけど、ファンとして本当に嬉しい。夢にまで見た瞬間が、やっと叶いました。

関連エントリ:ゆめは かなう
関連エントリ:福岡決戦を振り返る。


26.最初で最後の日本シリーズに出場。

前代未聞の霧によるコールドで大勝利を収めたマリーンズ。10月24日のシリーズ2戦目は、10対0で阪神を蹴散らしまたも大勝利です。クライマックスは7回裏の神降臨。残念ながらサードゴロに倒れてしまいましたが、夢じゃなく、現実に初芝様を日本シリーズで拝める日が来るとは・・・。感無量、ファン冥利に尽きます。
そして、マリーンズは阪神を4連勝で下し、31年ぶりの日本一に輝きました。

関連エントリ:連夜の大爆発!俊介完封で阪神を蹴散らした!


27.TBS「バース・デイ」で初芝様特集。

まさか初芝様だけを取り上げた番組が地上波で放送される時代が来るとは思いませんでしたよ。まさに優勝効果。感無量です。今季の奮闘、そしてプレーオフのゴッドヒット、涙無しには見られません。初芝様はこの番組以外にもフジテレビ系列の「孝太郎+」で小泉孝太郎と競演。初芝邸の紹介や、伝説のヘヴィメタ打法を披露するなどこちらは笑い溢れる特集でした。

関連エントリ:孝太郎+に初芝神が降臨!


28.パリーグ東西対抗に神降臨。

11月3日。2年ぶりに行われたパリーグ東西対抗の主役は、間違いなく初芝様でした。代打で出場した初芝様は残念ながらショートフライに倒れてしまいましたが、この日一番大きな歓声が初芝様に送られていました。初芝様がマリーンズファンのみならず、パリーグファン全体に愛されていたというのがよく分かります。

関連エントリ:パリーグ東西対抗に神ファイナル降臨
関連エントリ:東西対抗05'写真集その2 野球教室に神降臨編。
関連エントリ:東西対抗05'写真集その3 ベンチの神とパリーグ戦士達編
東西対抗05'写真集その4 初芝神の最終打席 前編
東西対抗05'写真集その5 初芝神の最終打席 後編


29.アジアシリーズで解説をおつとめに。

11月12日に行われたアジアシリーズ第2戦は台湾代表の興農ブルズ戦でした。この日はアジアシリーズの出場を辞退した初芝様がTBSの中継で解説をされるということで、初芝チルドレンとして無様な試合は出来ません。試合は結局12対1でコールド勝ち。御前試合に大勝利です。初様がお話されていた内容は特段普通だった思うのですが、ちょっと出番が少なく残念でした。

関連エントリ:初芝JAPAN対興農ブルズ 御前試合に大勝!


30.天台の草野球が引退試合に。

12月3日に行われた草野球が、初芝様の引退試合でした。初芝様の後援会会長が理事長を務めるNPOふれあい野球連盟が主催したもので、同連盟の選抜チームとマリーンズ戦士9名との草野球です。試合は諸積が主役を食うパフォーマンスを魅せたほか、初芝様も打って守って投げて大活躍でした。試合後のスピーチではファンの「辞めないで」という声に「辞めるって言っちゃったからしょうがないでしょ」と逆切れする一幕も。
面白かったけど、選手としての初芝様はこれで最後だと思うとさびしいです。

関連エントリ:初芝様引退試合が行われる。
関連エントリ:引退試合写真集その3 初芝神の最後の雄姿編
関連エントリ:引退試合写真集その4 初芝様ラスト登板編

ということで、マリーンズ激動の1年を初芝様とともに振り返ってみました。目をつぶるとあの日の初様の雄姿が浮かんできます。本当に貴重な、貴重な思い出の数々。あなたの心に残る名場面は何ですか?