垣内哲也自由契約。
その衝撃的な事実を知った私は、先週ショックのあまり熱を出して寝込んでしまいました。
垣内哲也のいない千葉ロッテマリーンズ。それはあまりに寂しい光景です。
しかし、つい先日何気なく喜多のブログを訪問したところ、こんなことが書いてあったのです。
2006年10月6日
お疲れ様でした。
今日も八時から垣内さんと練習してきましたよ。
トライアウトを目指す喜多が垣内と練習?
これは、ひょっとして・・・
垣 内 始 動
ということですか?

来たよ!来たよ!来たよ!
今、私はあふれる涙を止めることが出来ないでいます。
垣内哲也はまだ燃え尽きていなかった!
野球人垣内哲也は、まだ死んじゃいなかった!
きっと垣内哲也はトライアウトを受けるのでしょう。どこかのチームに採用が決まれば来年もユニフォームを着た垣内をフィールドで拝むことが出来るはずです。
問題は、果たして垣内を採用するチームがあるかどうかです。
垣内は今年36歳。シーズンのほとんどを浦和で過ごしました。もはや1年を通じてコンスタントに活躍を続けることは難しいかもしれません。
しかし、ベテランに求められているのは、必ずしもそういうことではないんです。
野球の神様に愛されたベテラン選手は、シーズン中に数度、まばゆいばかりの輝きを放ちます。
それは時として、シーズンの流れすら左右します。
昨年を思い出してください。野球人生の最後の最後で太陽のように輝き、6冠を置き土産にチームを去っていった男がいます。
あの初芝神がプロ野球人生の最後に起こした奇跡は、全マリーンズ人の心の中に、しっかりと刻み付けられているのです。
垣内哲也はどうでしょう。
一昨年の日ハム戦天王山でのサヨナラアーチ。昨年のPO5戦目で放った反撃の狼煙を上げるヒット。
今年は残念ながらあまり活躍していませんが、一打席一打席を振り返ると実に印象深いヒットを放っています。
オープン戦では札幌ドームの満塁弾。マリンの讀賣戦ではファーストファールフライをタイムリー内野安打にするという離れ業を演じました。とどめは開幕2戦目の福岡ドームで放ったスリーランホームラン。あれはすごかった。ロッテイズムを極限まで感じました。
2軍に落ちてからも重要な局面でタイムリーを放つなどその存在感を大いにアピールしていた垣内。勝負強さはまだ健在です。
そして、先月のシーレックス戦ではなんとバットを振らずに相手を萎縮させて2得点。この知らせを聞いたとき私は確信しました。
垣内は、まだ野球の神様に愛されている。そんな選手を引退させてはいけない。
見る目のないロッテ球団によって戦力外となってしまった垣内ですが、そういうわけでまだまだ活躍できる余地はあります。
それでは、実際に手を挙げるのはどこの球団でしょうか。私は野村監督率いる楽天だと思います。野村再生工場と評されたその手腕を持ってすれば、垣内にふさわしい働き場所を用意できるはずです。
一例を挙げましょう。
小早川毅彦という選手がいました。
1983年、PLから法政大学を経て広島に入団した小早川は、ポスト山本浩二として大いに期待されました。しかし、一流にはあと一歩及ばない成績しか残せぬまま年月が過ぎていきます。そして江藤や野村らの若手に押されて出場機会が減り、1996年に自由契約となってしまいました。
その小早川に目をつけたのが、当時ヤクルトの野村監督です。早速獲得すると、翌1997年の開幕戦に小早川をスタメン起用したのです。小早川の前年の成績は8試合に出場しヒット1本。数字だけ見れば、もうすでに終わった選手でした。そしてもちろん、そんな小早川に期待するスワローズファンはほとんどいませんでした。
しかし、この試合で小早川はとんでもないことをやってのけます。
当時日本一の実力を誇った讀賣のエース斉藤雅樹から、なんと3打席連続でホームランを放ったのです。小早川の獅子奮迅の活躍で緒戦をモノにしたヤクルトはそのまま突っ走り日本一を奪回。一方の讀賣は圧倒的な投手力と重量打線を擁しながら4位に甘んじました。まさに初戦が明暗を分けたのです。
97年の小早川は116試合に出場し打率.249、33打点、ホームラン12本でした。トータルで見ればあまり良い成績ではありません。しかしそれでも当時を知るスワローズファンは皆、口を揃えてこう言うでしょう。「97年の優勝は小早川の3発のおかげだった」と。
小早川と垣内。二人のプロ野球人生は多くの点で似通っています。垣内はポスト清原と期待され、結局その期待に応えられぬまま西武を追い出されました。小早川が奇跡を起こしたのなら、垣内だってきっと奇跡を起こせるはずです。
想像してみてください。
もし、垣内が楽天に入団したら。
もし、垣内が西武との開幕戦でスタメン起用されたら。
もし、垣内が西口から3打席連続ホームランを放ってしまったら。
そして、緒戦に勝ってしまったら。
ワクワクしてきませんか?
垣内が起こしたビッグウェーブに乗っかってしまえば、球団史上初のPO進出も決して夢ではありません。
楽天野村監督と、山下編成部長の英断に期待しましょう。
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その衝撃的な事実を知った私は、先週ショックのあまり熱を出して寝込んでしまいました。
垣内哲也のいない千葉ロッテマリーンズ。それはあまりに寂しい光景です。
しかし、つい先日何気なく喜多のブログを訪問したところ、こんなことが書いてあったのです。
2006年10月6日
お疲れ様でした。
今日も八時から垣内さんと練習してきましたよ。
トライアウトを目指す喜多が垣内と練習?
これは、ひょっとして・・・
垣 内 始 動
ということですか?

来たよ!来たよ!来たよ!
今、私はあふれる涙を止めることが出来ないでいます。
垣内哲也はまだ燃え尽きていなかった!
野球人垣内哲也は、まだ死んじゃいなかった!
きっと垣内哲也はトライアウトを受けるのでしょう。どこかのチームに採用が決まれば来年もユニフォームを着た垣内をフィールドで拝むことが出来るはずです。
問題は、果たして垣内を採用するチームがあるかどうかです。
垣内は今年36歳。シーズンのほとんどを浦和で過ごしました。もはや1年を通じてコンスタントに活躍を続けることは難しいかもしれません。
しかし、ベテランに求められているのは、必ずしもそういうことではないんです。
野球の神様に愛されたベテラン選手は、シーズン中に数度、まばゆいばかりの輝きを放ちます。
それは時として、シーズンの流れすら左右します。
昨年を思い出してください。野球人生の最後の最後で太陽のように輝き、6冠を置き土産にチームを去っていった男がいます。
あの初芝神がプロ野球人生の最後に起こした奇跡は、全マリーンズ人の心の中に、しっかりと刻み付けられているのです。
垣内哲也はどうでしょう。
一昨年の日ハム戦天王山でのサヨナラアーチ。昨年のPO5戦目で放った反撃の狼煙を上げるヒット。
今年は残念ながらあまり活躍していませんが、一打席一打席を振り返ると実に印象深いヒットを放っています。
オープン戦では札幌ドームの満塁弾。マリンの讀賣戦ではファーストファールフライをタイムリー内野安打にするという離れ業を演じました。とどめは開幕2戦目の福岡ドームで放ったスリーランホームラン。あれはすごかった。ロッテイズムを極限まで感じました。
2軍に落ちてからも重要な局面でタイムリーを放つなどその存在感を大いにアピールしていた垣内。勝負強さはまだ健在です。
そして、先月のシーレックス戦ではなんとバットを振らずに相手を萎縮させて2得点。この知らせを聞いたとき私は確信しました。
垣内は、まだ野球の神様に愛されている。そんな選手を引退させてはいけない。
見る目のないロッテ球団によって戦力外となってしまった垣内ですが、そういうわけでまだまだ活躍できる余地はあります。
それでは、実際に手を挙げるのはどこの球団でしょうか。私は野村監督率いる楽天だと思います。野村再生工場と評されたその手腕を持ってすれば、垣内にふさわしい働き場所を用意できるはずです。
一例を挙げましょう。
小早川毅彦という選手がいました。
1983年、PLから法政大学を経て広島に入団した小早川は、ポスト山本浩二として大いに期待されました。しかし、一流にはあと一歩及ばない成績しか残せぬまま年月が過ぎていきます。そして江藤や野村らの若手に押されて出場機会が減り、1996年に自由契約となってしまいました。
その小早川に目をつけたのが、当時ヤクルトの野村監督です。早速獲得すると、翌1997年の開幕戦に小早川をスタメン起用したのです。小早川の前年の成績は8試合に出場しヒット1本。数字だけ見れば、もうすでに終わった選手でした。そしてもちろん、そんな小早川に期待するスワローズファンはほとんどいませんでした。
しかし、この試合で小早川はとんでもないことをやってのけます。
当時日本一の実力を誇った讀賣のエース斉藤雅樹から、なんと3打席連続でホームランを放ったのです。小早川の獅子奮迅の活躍で緒戦をモノにしたヤクルトはそのまま突っ走り日本一を奪回。一方の讀賣は圧倒的な投手力と重量打線を擁しながら4位に甘んじました。まさに初戦が明暗を分けたのです。
97年の小早川は116試合に出場し打率.249、33打点、ホームラン12本でした。トータルで見ればあまり良い成績ではありません。しかしそれでも当時を知るスワローズファンは皆、口を揃えてこう言うでしょう。「97年の優勝は小早川の3発のおかげだった」と。
小早川と垣内。二人のプロ野球人生は多くの点で似通っています。垣内はポスト清原と期待され、結局その期待に応えられぬまま西武を追い出されました。小早川が奇跡を起こしたのなら、垣内だってきっと奇跡を起こせるはずです。
想像してみてください。
もし、垣内が楽天に入団したら。
もし、垣内が西武との開幕戦でスタメン起用されたら。
もし、垣内が西口から3打席連続ホームランを放ってしまったら。
そして、緒戦に勝ってしまったら。
ワクワクしてきませんか?
垣内が起こしたビッグウェーブに乗っかってしまえば、球団史上初のPO進出も決して夢ではありません。
楽天野村監督と、山下編成部長の英断に期待しましょう。
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この一週間は長く感じましたが、
ぼちぼち明るい話題も出てきましたか?! ^-^