1月4日に瀬戸山社長が年頭挨拶を行いました。

ロッテ球団社長あいさつ「優勝奪回」 (スポニチ)
ロッテ・瀬戸山球団社長「ボールパーク構想」メジャー目標に (報知)

記事によれば今年の目標は次の4つ。

「優勝奪回」
「ふるさと球団化」
「ファンサービス充実」
「経営改革」


「優勝奪回」はプロとして当然の目標ですし、「経営改革」は去年からの継続事項です。
私が注目しているのは「ふるさと球団化」と「ファンサービス充実」。これらが今年の鍵となるでしょう。

「ふるさと球団化」

つまりは地域密着をよりいっそう進めるということでしょうか。その手段の一つとして、ファームの試合を数試合ほど千葉県内で行うことを示唆しています。これは大変良い試みです。むしろ何故もっと早くからやらなかったのかと思います。

千葉ロッテマリーンズが千葉の球団として根付いていくためには、ファームの県内開催は必須です。現に4年ほど前に成田市の大谷津球場で讀賣対ロッテのファームの試合が行われています。あの時は讀賣主催でしたが、讀賣にできてロッテにできないはずはありません。

「野球もの」というサイトの球場図鑑を見ると、千葉県内にはファームの試合が開催できそうな球場がいくつもあります。成田、茂原、袖ヶ浦、銚子・・・。県内各都市でファームの試合を定期的に開催できれば、マリーンズファンの裾野は確実に拡大します。ぜひ今年から実行して欲しいです。

それと、できればマリーンズのファームも県内に移転できないでしょうか。
現在は埼玉の浦和を本拠としていますが、地域密着を図る以上、ファームの本拠を県外に置くメリットはありません。大量の資金を要するでしょうが、2軍といってもプロはプロ。地域住民への訴求力は大きなものがあると思うのです。幕張に持ってきても良いのですが、自分としては東葛地域に拠点を移せば良いのではないかと思います。

東葛地域とは千葉県北西部の常磐線沿線の地域を指し、松戸、柏、我孫子、流山、野田などの市があります。人口は100万人を越えますが、幕張からのアクセスが悪いためロッテの影響力が薄い地域です。しかし多数の人口を抱えるにもかかわらず、プロスポーツチームはJリーグの柏レイソル一つだけ。ロッテが入り込む余地は充分にあります。ファームの本拠地ができれば、ここを足がかりにいろいろなことができそうです。

本拠地は柏市北部の県立柏の葉公園でどうでしょう。野球場は目下建設中で、あと数年で完成すると聞いています。柏レイソルの準本拠地ですが、レイソルの本拠地はあくまでも日立台。ロッテのファームが来ても特に問題はないと思われます。
むしろ問題はアクセスの悪さでしょうか。柏駅からはバスで相当かかります。野田線の江戸川台駅からも歩いて25分かかります。しかしつくばエキスプレスの柏の葉キャンパス駅からなら歩いて20分。南流山や流山おおたかの森駅で乗り換えれば意外と楽だったりします。将来的にはぜひ検討して欲しい事項ですね。


そして「ファンサービス充実」

曜日ごとにテーマを設定してファンサービスを企画するそうですね。どんなものが飛び出すのかはシーズンに入ってからのお楽しみです。
毎週火曜日を花火ナイトにするということは、花火を毎日上げないということでしょうか。確かに花火に頼りすぎるのは危険です。一見さんを呼び込むのに威力を発揮するものの、下手をすると神戸のスカイマークスタジアムのように、花火が終わると内野のタダ券利用客がぞろぞろ帰りだすような惨状を呈してしまいます。メインは野球!これは忘れて欲しくありません。

以前にも書きましたが、今年は本当に大事な年です。今年の結果次第ではせっかく獲得したファンを大きく減らしてしまう可能性があります。それを防ぐためにも「ファンサービスの充実」を前面に打ち出しているのでしょう。
確かにロッテはファンサービスに積極的な球団です。しかし、どうも最近の施策を見ていると「俺たちはこんな進んだことをやっているんだぜ。どうだすごいだろう」と言っているような気がします。

ファンサービスは「見せる」ものではありません。「する」ものであり、「作り上げていく」ものです。
千葉ロッテマリーンズを、千葉マリンスタジアムをより素晴らしいものにしていくこと。ファンサービスはそのためのツールです。

選手たちが「マリーンズの一員になってよかった」と思えるような、
ファンが「マリーンズのファンになってよかった」と思えるような、
そして「マリーンズのファンを続けていてよかった」と思えるような、
千葉ロッテマリーンズがそんな球団になれば良いと願っています。

それは球団の努力だけで実現できることではありません。フロントや、球団職員や、選手や、売り子さんや、ファンが手を取り合って作り上げていくものです。
フロントがファンサービスというツールによって理想の形を目指し、球団や球場の職員が多大なホスピタリティをもってファンを迎える、グラウンドでは選手が必死の帳尻、じゃなかったプレーを繰り広げ、ファンは大きな声援を送る。そして球場外ではファンが友人を観戦に誘い、ネットでマリーンズの魅力を語る。
千葉ロッテマリーンズが目指す理想の形は、多分その先にあるのだと思います。

今シーズンのスローガンである「All Hands to The Flag!」。
結束するのは選手や首脳陣だけではありません。「All Hands」の中には、我々ファンの手も含まれるはずです。
こんなことをいちファンである私が言うべきことでないのは分かっていますが、言わせてください。

球団の皆様、とくに昨年から新たに加わったファンサービス担当の皆様に申し上げたい。
ファンとともに理想の「千葉ロッテマリーンズ」を作り上げるというという気持ちはあるのか。ファンの目線をあなた方は感じているのか。あなた方の目線の先にファンはいるのか。荒木部長はファンを大事にすると言うが、その意識をスタッフ全体が共有しているのか。

我々は単なる受け手ではありません。ファンをダシに商売をする以上、すでに我々は千葉ロッテマリーンズの構成要素となっているのです。それを理解しないまま突っ走るのであれば、おそらく良い結果は訪れないでしょう。

はたして今年の千葉ロッテマリーンズがどこに向かうのか。まずは一ファンとして見守りたいと思います。

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