先日「ロッテがファンをタダ働きさせようとしている件」というエントリーで、球団がTEAM26入会促進キャンペーンのボランティアスタッフを募集しているという話題を取り上げました。これについていくつか気になる点があったため、3月3日に球団宛に問い合わせのメールを送りました。

こちらからの質問内容は以下の通りです。

・参加者の労働者性の有無。
・賃金の支払いが発生しない理由。
・トラブル発生時における責任の所在。
・参加者は球団職員の指揮命令下におかれるか。
・参加者はボランティア保険に加入するか。
・接客マナー等、参加者に対し事前研修を行うか。


そしてメールを送付してから10日後の3月13日、つまり今日になってようやく球団より返答がありました。
かなり時間がかかっていますが、ボランティアの募集を締め切ってから返答してくるとはなかなかオツなマネをしますね。

球団からのメールの文面はこのようなものでした。

お問合せいただきありがとうございます。
ご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。


 今回は、千葉ロッテマリーンズの活動を体験してみたいというお客様の要望に対して行う、マリーンズの職場体験イベントの一つと考えております。
募集の際に敢えて“ボランティア”と表現したのはボランティアの自主性をベースに考えていたからです。
 もし、お客様に誤解を招いたのであれば今後のTEAM26運営の参考にさせていただきます。

 また、今回の活動にあたり、参加してくださる方々に対して事前の研修を行うことはなく、当日は球団職員からの依頼の下、自主的に活動していただきます。
 最後に、今回の活動は千葉市ボランティア保険の補償対象には含まれていないため、包括的に対応可能なイベント保険に加入しております。

宜しくお願い致します。



簡単にまとめると、

・今回の「職場体験イベント」はファンの要望に基づいて実現した。
・参加者に対する事前の研修は行わない。
・参加者は球団職員の指揮命令を受けず、自主的に活動する。
・参加者はボランティア保険ではなくイベント保険に加入する。

ということになります。

球団からの回答について何点か補足しましょう。

まず、ボランティアと労働者を分けるひとつの基準として、「球団職員の指揮命令下におかれるか否か」というものがあります。ボランティアは自発的に活動するものですから、もし球団職員の指揮命令化に置かれるのであれば、参加者は労働者となり、かつ賃金支払いの義務が発生すると言えます。今回の入会促進キャンペーンの場合参加者は球団の指揮命令を受けませんので、うがった見方をすれば参加者は球団職員の注意を無視して何をしても良いことになります。こうした参加者の暴走を防ぐのは双方の信頼関係なのですが、今回それがあるかどうかは・・・。

事前の研修が無い、というのはどういうことなのでしょう。参加者には呼び込みなどをやらせ、実際の入会手続きは球団職員が行う、ということなのかもしれません。個人情報の漏洩があちこちで問題になっていますから、参加者が個人情報を取り扱うことはない、でしょう。もし参加者も入会手続きにタッチさせるとしたら、これは相当危険な行為です。さすがにそれは無いと思いますけどね。

もうひとつ、保険の話です。
何かあったときのために保険に入る、というのはこの手の活動では当たり前のことらしいです。しかし今回は千葉市のボランティア保険に入れないとか。いったいなぜでしょう。

まずは千葉市ホームページのボランティア保険の説明を読んでみましょう。
これによると、ボランティア保険の対象となるのは地域社会活動、青少年健全育成活動、社会福祉活動、社会奉仕活動、社会教育活動などで、営利を目的とした活動はボランティア保険の対象とはなりません。

そこで今回はイベント保険に加入するそうですが、イベント保険とは何でしょう。
とりあえずググってみました。

イベント保険について

いろいろ調べてみた結果、イベント保険とは民間の損害保険会社が扱う保険で、多くの場合参加者が数百円の保険料を払い、何もなければ掛け捨てとなるようですね。今回の参加者が保険料を負担するかどうかは問い合わせ事項にありませんでしたので不明です。

以上、球団に問い合わせた結果でした。返信の内容を公開することについてはすでに球団宛通知済みであり、非公開にせよとの要請はありませんでした。

TEAM26入会促進キャンペーンは16日金曜日より津田沼駅でスタートします。
参加される方は、まあ頑張って下さい。全日程トラブル無く終了することを祈っています。

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