マリーンズ 2 - 7 ライオンズ

今日からマリーンズは9連戦。敵地西武ドームで西武との3連戦から始まり、来週の日曜日まで休み無くゲームが続きます。春先の西武ドームではあまり勝った記憶がありませんね。3連敗だけは何とか避けたいところです。そのため今日のコバヒロで勝ちを拾いたかったのですが・・・

試合は3回。マリーンズが1死2塁のチャンスを潰すと、その裏にコバヒロが石井義と中島に連続タイムリーを浴び2点を失います。さらに4回裏には和田のヒットと今江のエラーでまたもピンチを招き、平尾のタイムリーで3対0。その後の1死満塁のピンチはコバヒロが踏ん張ってしのいだものの、どうにもよくありません。

そして5回表には今江の2点タイムリーで1点差に詰め寄りますが、その裏にG.G.佐藤のスリーランで2-6とされ万事休す。おかしいですね。桜が散ったのでG.G.佐藤の季節も終わったと聞いていたのですが、西武ドームの春はどうやらまだ続いているようです。

あとは小宮山、高木さんの両敗戦処理エースが華麗に締めて試合終了。2-7で負けました。最後のバッターはベニーの代打橋本。橋本はベニーより打てるってことになっているんでしょうか。

明日は成瀬とギッセルだそうで、まあ間違いなく打てないでしょう。孤軍奮闘する成瀬の姿が今から目に浮かぶようです。

ニッカン式スコア


さて、マリーンズがライオンズに大敗する数時間前。海の向こうのアメリカではとある事件が起きていました。多くの野球ファンが大きな関心を寄せたであろうこの事件。早起きして試合の行方を見守った方も多いのではないでしょうか。

もうおわかりですね?

事件はニューヨークで起きているんじゃない!
ニューメキシコで起きているんだ!


そうです、ニューメキシコ州のアルバカーキを本拠とし、パスクチが所属する3Aアルバカーキ・アイソトープスにジャスティン・ミラーが加わったのです。
これは大事件ですよ。この二人がどんな化学反応を起こすかなんて考えただけでも恐ろしいです。
色々調べてみると現在アルバカーキはPacific Coast LeagueのPacific Northernで最下位。手薄な投手陣が次々に炎上。ブルペンが疲弊している上に、先日監督が審判の判定にぶちきれて4試合出場停止を食らうなどなかなか大変な状況らしいです。だからフリーになったミラーを26日付で緊急補強したのでしょう。


■ パスクチ情報

27日にテキサス州のラウンドドックで行われたAlbuquerque Isotopes対Round Rock Expressの試合は乱打戦となりました。

アイソトープスは1回。アバークロンビーのホームランで1点を先制しますが、1回裏に先発フルチーノが炎上。3点を奪われてしまいます。
ところが5回表、2死2塁の場面でアンディーノがセンターオーバーのタイムリーヒットを放ちまず1点を返すと、アバークロンビーのファーストへのタイムリー内野安打で2点目、ハーマンセンもセンター前にタイムリーを放ち3点目。同点に追いつきます。ここで出てきたのがイタリアンバズーカ、パスクチ。パスクチは日米のファンの期待に応え第5号勝ち越しツーランホームラン!アイソトープスがこの回一挙5点を奪い、逆転に成功しました。

しかし、先発のフルチーノが踏ん張れません。6回裏にコンラッドのツーランホームランを浴び5-4。1点差とされたところでKOされてしまいました。代わったヤングも踏ん張れずハンター・ペンスにスリーベースヒットを打たれ、マンソンに四球。たまらずアイソトープスはピッチャーをウォルフに代えますがランサムにタイムリーヒットを打たれ6-6。ラウンドドック・エクスプレスに同点とされます。

このまま負けてしまうのか。7回表、ラウンドドック・エキスプレスはピッチャーを元ヤクルトのドリスキルに代えてきました。1死からハーマンセンが四球を選び、バッターはパスクチ。再び大事な場面でこの男が出てきました。

パスクチは日本で多くの物を得たのでしょう。またしても期待に応えやってくれました。2打席連続となる第6号勝ち越しツーランホームラン!
とんでもない男ですよP様は。最近の量産体制でチームホームラン王を独走。リーグホームラン王まであと2本と迫りました。地元紙「アルバカーキ・トリビューン」も「スラッガー」と賞賛するパスクチの未来は輝いています。

そして試合はもう一つの山場を迎えます。
8回裏。この回から交代した4番手ジュリアネルが連打を浴び1死1,2塁とされたところで出てきました。俺たちの炎上王ジャスティン・ミラー!
こんな危険なところでミラーを出すなんてさすがアメリカ。やることが豪快です。
ミラーはまず2塁ランナーのハンター・ペンスに3盗を許すと、自らの暴投で1失点。8対7と1点差にされ、なおも1死2塁と同点のピンチです。ですがミラーは日本で変わりました。コバマサという日本を代表する劇場王のピッチングに触れることにより、自作自演の極意を身につけたのです。ランサムを見逃し三振!ブラントレットを空振り三振!ピンチを切り抜けました。ミラーは9回裏も続投し、先頭を歩かせたものの後続を断ち試合終了。見事アイソトープスが勝利を飾り、そしてミラーに嬉しい今季初セーブがつきました。
そしてなんと言ってもこの試合のヒーローはツーラン2本のパスクチでしょう。またも公式サイトのトップを飾っています。

ボックススコア


パスクチとミラーの大活躍で俄然脚光を浴びだしたアルバカーキ・アイソトープス。もっと知りたいと思ったそこのあなた。地元メディアにファンサイト、探せば色々あるんです。いくつかピックアップしましたのでぜひのぞいてみてください。英語なので翻訳サイトを使えば多少意味が分かるようになりますよ。

アルバカーキ・アイソトープス公式サイト
球団の公式サイトです。

2007 Albuquerque Isotopes Unofficial Web Page
ファンサイトです。試合のレビューやニュースがあります。

The Albuquerque Tribune
アルバカーキの地元紙です。アイソトープ情報が充実。yahoo翻訳版はこちら

NewMexicoSportsNews.com
ニューメキシコ州のスポーツニュースが読めます。

Santa Fe New Mexican
ニューメキシコ州のニュースサイトです。


そしてアイソトープスの試合をリアルタイムでチェックしたいというあなた。公式サイトのテキスト実況以外にも、実はネットラジオがあるんです。
マイナーリーグ公式サイトで無料の登録を済ませばリアルタイムで聞くことが可能。英語ですが、雰囲気は楽しめると思います。ぜひこちらからアクセスしてみてください。動画もあるようですが、有料なうえに数試合しか見られないようです。

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