
神宮は雨でした。雨が降るといろいろなことがおこります。先発はマリーンズが清水直行、スワローズが石井一久でした。
普通に考えればマリーンズが石井一久を打てるわけ無いんです。数年前神宮のオープン戦で石井一久と対戦したときもまったく打てませんでした。ただ、その試合で無気力ダメ外人の烙印を押したはずだったデリック・メイがシーズン30発打ちましたから、何事も決め付けは禁物です。
試合が動いたのは3回表。
先頭青野がレフト前ヒットで出塁。渡辺正人のサードゴロでランナーが入れ替わり、続く清水直行が送りバント。打球はピッチャーの正面でしたが石井一久が2塁へ悪送球、オールセーフとなります。ここでロッテに染まっていない早川がレフト前に見事なタイムリーヒットを放ちマリーンズ先制。堀、福浦が倒れ追加点はなりませんでしたが、貴重な貴重な1点を入れました。
しかし、3回裏にはラミレスをゲッツーにしとめるなど快調に飛ばしていた清水直行が4回裏、ガイエルに同点ソロホームランを浴びてしまいます。
5回にはツーアウトを取った後、青木の高いバウンドのピッチャーゴロがヒットになってしまう不運に見舞われます。普通ならアウトなんですが、とんでもない俊足でした。このピンチ、清水直行踏ん張れません。田中浩に右中間を破るタイムリースリーベースヒットを打たれると、ラミレスにはレフトフェンス直撃のタイムリーツーベース。1-3と2点のリードを奪われてしまいました。
何とか追いつきたいマリーンズ。6回裏には1死から堀の痛烈なサードゴロをサード飯原は見事なトンネルをかまして1死2塁。続く福浦が16打席ぶりとなるライト前ヒットで1死1,3塁のチャンスを作ります。しかしサブローがサードライナー、里崎が三振に倒れ、得点することができません。今日の石井一久の出来からすれば千載一遇のチャンスを逃したようなものです。厳しい展開となってきました。
清水直行は7回途中まで投げて3失点。2死1塁でガイエルを迎えた所で降板します。ちょっと連打を食らった場面もありましたが、要所をゲッツーで締めるなど大崩れしませんでした。先発としては十分仕事をしてくれたと思います。
2番手はTKG48こと高木さん。ガイエルに四球を与えて即交代となってしまいましたが、今日は後輩に花を持たせたのです。続く宮出を3番手荻野が抑えてチェンジ。味方の反撃を待ちます。
そして迎えた8回表。ドラマが待っていました。
先頭は代打の竹原。初球を捕らえた力強い打球はレフト前ヒットとなります。早川がライトオーバーのツーベースヒットで続き、堀が四球を選び無死満塁。さあ大チャンスです。マリーンズの場合満塁は本来チャンスじゃありませんが、ここはチャンスだと思い込むことにしましょう。雨が激しく降っています。きっと何かがおこるはず!
ヤクルトベンチは好投していた石井一久を降ろします。もう限界と見たのでしょうか。そして2番手には懐かしいシコースキーが出てきました。おなじみの腕をぐるぐる回すパフォーマンスは健在。うれしいですね。
かつての同僚といえど情けは無用。粉砕あるのみ!しかし福浦は空振り三振、サブローは初球を打ち上げファーストファールフライに倒れてしまいます。
ツーアウト。打席には今日まったくいいところがない里崎。もうだめなのか。ですが里崎は粘ります。追い込まれますがファールで粘ってフルカウント。7球目の内角低めのストレートを叩きました。
打球はフラフラっと上がりました。レフトフライなのか・・・。観客からはため息が漏れます。
しかし、打球が落ちてこない!ラミレスがフェンスに張り付いた!それでも打球は落ちてこない!
ため息が歓声に変わった瞬間、打球はレフトポール際、スタンドの最前列にポトリと落ちました。
里崎、起死回生の逆転満塁ホームラン。
やはり、雨の神宮では何かが起こります。
昨年放った逆転のグランドスラムに続き、今年は逆転のグランドスラムで5-3。マリーンズ土壇場で勝ち越しに成功です。
里崎の一振りで勢いづいたマリーンズ。8回裏は薮田がしっかり抑えると、9回表には代打ワトソンのソロホームランが飛び出します。ライトスタンドの最前列でしたね。他の球場ならフェンス直撃のツーベースでしょう。ともかくこれで6-3。3点差をつけました。
こうなるとヤツが出てきます。そう、幕張の劇場王。小林雅英!
コバマサは代打真中を打ち取りますが、続く青木にソロホームランを打たれてしまいます。ただ青木は今日猛打賞。どうあがいても打たれるイメージしか沸きませんでした。ホームランというのは少々想定外ですが、よくよく考えてみれば青木がヒットで出塁してチョロチョロ動かれるほうが厄介です。ランナーがいなくなれば1死2点差だからそんなに厳しい状況でもありません。コバマサは続く田中浩、ラミレスをファーストゴロに仕留め試合終了。マリーンズ見事な逆転勝ちで引き分けを挟んだ連敗を4で止めました。
今日は総力戦で何とか勝ちを拾いましたね。
先発の清水がゲームを壊さず踏みとどまったことが大きいです。また今日は打線が奮起しました。3回あったチャンスのうち2回を活かしたわけですから上出来ですよ。特に逆転の口火を切った竹原のレフト前は良かったです。久々にジャストミートできたのではないでしょうか。竹原ほどのパワーがあれば、ヒットの延長がホームランとなるはずです。力まず、今日のようなスイングを心がけてほしいです。薮田もコバマサも心配要りませんね。リリーフ陣は藤田以外大丈夫でしょう。
交流戦も明日の横浜戦で終わり。交流戦優勝はファイターズに譲りましたが、まだまだペナントレースは続きます。明日しっかり勝って、いい形でソフトバンク戦を迎えたいものです。
ニッカン式スコア
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それでは今日の写真です。

ラミレス

ライトスタンド

レフトスタンド

3塁側

高木さん出陣

腕ぐるぐる

シコースキー

里崎グランドスラム

ホームイン

コバマサ出陣

雨の劇場王

勝利

ヒーローインタビュー終了

ファンの声援に応える里崎




去年のサトの満塁アーチも逆転ですよ