スコア

「伊東に行くならハトヤ」のテーマ

♪負けにいくならシ・ミ・ズ 序盤はゼロゼロ
3回以降は大・炎・上 突然ボロボロ
2・1・4・3! 2・1・4・3!
はっきり決めた 後藤が決めた
負けにいくならシ・ミ・ズ 清水で負けた!


オリックス 10 - 4 マリーンズ

ありゃいくらなんでもダメでしょう。

2回裏に今江のツーランホームランなどで3点を先制した時には勝ったと思ったんですけどね。
3回表に清水直行が連打を浴び2-3と1点差に詰めよられ、4回表にはとうとう後藤に同点ソロホームランを被弾。なおも2死1,3塁としたところで降板となりました。
このピンチは高木さんがピシャリと抑えて勝ち越しを阻止したものの、4回表から登板した小宮山が大炎上しました。連打を浴びたあげく、後藤の今日2本目のツーランホームランで3-7。勝負を決められてしまいます。その後も4番手中郷と5番手藤田が打たれて10点も取られてしまいました。

一方のマリーンズ打線は3回以降金子の前に沈黙。6回に2番手山本から代打竹原がタイムリーヒット打つにとどまり、10-4で負けました。
マリーンズのヒットは7本。オリックスに打たれたヒットはなんと20本。今季最多安打だそうです。
特に後藤。マリーンズ戦ではあれだけバカスカ打っておきながらなんで打率が.249なんだバカヤロー!
サンスポによるとロッテ戦の成績は61打数22安打6本塁打11打点で打率.361。
恐ろしい悪魔です。北の高橋信二、西の後藤光尊です。

で、投手陣の話なんですが、何度目かの背信投球で降板した清水直行に対し、里崎がこんなコメントを残しています。
「勝とうという気持ちが伝わってこない。後藤にまた打たれた? それ以前の問題」

相棒にここまで言われるとは・・・。

21日金曜日の吉井と両方観戦した者としては、はっきり言って今日のほうがショックですね。
吉井の場合はある程度覚悟していきましたけど、今日は、「ひょっとしたら」と淡い期待を抱いていたのですが。いともあっさり夢は砕かれました。

清水KO後の継投も納得行きません。4回から小宮山ではなく荻野という選択肢は無かったのか。
理屈は分かるんですよ。
コバマサがいない。なので最終回は薮田に任せたい。
薮田の前は荻野川崎に任せたい。そのため荻野川崎は7回以降に使いたい。
こうなると中盤は小宮山、高木しかいません。
それはわかるんですけど、ならば神田を落とすなよと。

それと小宮山が4点取られたのに5回も続投させることはないでしょう。中郷出すなら回の頭から使えばいいのに。
藤田出したのなら捨て試合確定なんだから荻野、川崎を使う必要などないのに。2人を酷使しすぎです。
どうも今年は投手起用に不可解な点が多いです。方針が一貫してないというか、思いつきというか。

もっとも、今日炎上した小宮山はあまり責められません。10連戦中6試合に登板して疲労がたまっているでしょうし、もともと毎回安定して抑えてくれるような投手ではありません。いつ炎上してもおかしくなかったのです。

今年のマリーンズは今日のように先発が早めに崩れた場合や、中盤で同点もしくは1,2点差負けの時に投入できる中継ぎがいません。それこそ小宮山、高木しかいないのです。小宮山の登板数はなんと今日で40試合。ちなみに高木さんは41試合です。いくらなんでも投げさせすぎですよ。二人とも頑張って投げてますが、来年も同じ陣容じゃ困ります。オフの補強とドラフトが非常に大事になってきました。

そして清水直行。
もう先発としては限界じゃないですか?
今年の清水直行の投球内容を一覧表にしましたのでまずはご覧ください。

ニッカン式スコア
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清水直行2007年の投球内容

日付 相手 スコア 勝負 回数 自責 コメント
3/24 日本ハム 4-4 - 5 2/3 4 4失点もズレータ満塁弾で引き分け。
4/1 ソフトバンク 4-8 2 2/3 4 7失点で3回持たずKO。
4/10 ソフトバンク 1-13 3 0/3 5 4回無死10失点KO。
4/17 オリックス 3-4 6 1/3 4 後藤に勝ち越し弾を浴びKO。
4/26 日本ハム 0-1 8 1 2安打1失点と好投も援護無く完投負け。
5/4 楽天 2-6 5 0/3 5 6回に憲史の満塁弾を浴びKO。
5/13 ソフトバンク 3-2 - 7 1/3 2 9安打も2失点。チームはサヨナラ勝ち。
5/20 楽天 8-3 6 3 9安打も踏ん張り初勝利。
5/30 広島 4-3 - 5 3 6回に代打を出される。その後逆転勝ち。
6/8 横浜 12-1 9 1 大量援護で今季初完投勝利。
6/16 阪神 7-11 - 5 2/3 2 中盤崩れだし降板。その後悪夢の9失点。
6/24 ヤクルト 6-4 - 6 2/3 3 3失点も苦しい内容。チームは逆転勝ち。
7/1 ソフトバンク 4-2 6 1/3 2 気迫溢れる投球。救援も踏ん張り勝利。
7/8 日本ハム 1-4 6 4 3回に集中打を浴び4失点。
7/17 オリックス 3-3 - 8 0/3 2 9回途中まで踏ん張るもコバマサ炎上で同点。
7/25 ソフトバンク 3-10 3 1/3 5 4回持たずKO。
8/2 楽天 12-1 7 1 大量援護に守られ4勝目。
8/10 楽天 6-7 - 5 1/3 4 毎回得点圏にランナーを進め被安打11。
8/17 日本ハム 0-5 4 1/3 4 5回に崩れKO。
8/25 ソフトバンク 1-4 7 1/3 2 久々好投も援護なし。
9/1 オリックス 7-4 8 2/3 4 後藤に被弾も大量援護に守られ5勝目。
9/10 日本ハム 3-9 2 1/3 5 大量失点で3回持たずKO。
9/17 オリックス 4-5 - 3 1/3 4 4回途中KOもその後同点。最後はスコ炎上。
9/24 オリックス 4-10 - 3 2/3 3 後藤に被弾し4回途中KO。

清水直行はここまで24試合に登板し5勝10敗。防御率5.10。開幕から先発ローテーションを守りながら規定投球回に達していません。
見てもお分かりの通り、8回以降まで投げた試合はほとんどありません。だいたい中盤以降で交代。負け試合では序盤でKOされることも多くありました。

先発投手の評価基準のひとつに「QS (クオリティ・スタート)」という基準がありまして、6回以上を投げて自責点3以内に抑えた場合に記録されます。
要は先発として試合を作ったかどうかの基準になるわけです。
例えばコバヒロの場合23試合中QSを達成したのが17試合。達成率74%です。
ところが清水直行の場合は24試合中QSを達成したのがわずか9試合。達成率はわずか38%です。つまり、ト清水直行が登板した試合のうち、試合を壊さなかったのはわずか4割弱しかないということです。

先発失格。データの上ではそうなります。
実際に観戦していても、もう長いイニングを抑えるのは厳しいように思えます。
本人も自信喪失しているようですし、気分を変えるためにも中継ぎとして配置転換したほうが良いかもしれません。短いイニングなら何とかなるでしょう。
馬原や豊田のように、先発をから配置転換されて更なる進化を遂げた例は多くあります。直行もつまらないプライドなど捨て去って、先発以外で生きる道を探した方がいいと思うんですけどね。


ところで、CSの抽選販売の結果がまだわかりません。今日中にメールで知らせるんじゃないのロッテさん?