マリーンズ公式に来年のファンクラブ継続入会の案内が出ています。

去年からのもっとも大きな変更点は、入会特典が無い代わりに会費を1000円値下げした「カジュアルレギュラー会員」が新設されたことでしょう。何年もファンクラブに入っていると記念品だらけになってしまいますから、入会特典はもういらないというファンの声に応えた形となりました。
もちろん他のコースは通常通り記念品がつきます。

プラチナ・ゴールド会員・・・毎日オリオンズ復刻ユニ or マリーンズレプリカ遠征バッグ or 海人コラボパーカー

レギュラー・ジュニア会員・・・オリジナルマフラー or New Era Cap or オリジナルトートバッグ

またプラチナ・ゴールド会員には限定フラッグがついたほか、有料会員に配られるロッテリアのタダ券がパワーアップし、再びハンバーガーとポテトが食べられるようになりました。会費は変わらずプラチナ、ゴールドは1万円、レギュラーは3,500円、カジュアルレギュラー2,500円です。

ただ、先日のファンミーティングでも意見が出ていた長期の継続についての特典はありません。継続入会のキーホルダーだけです。
2回目の来場時に記念品をくれるそうですが、マリンに多く来場したファンへの特典も特に無いようです。
全体的にはマリンへの来場回数が少ないファン向けの特典が多いですね。コアファンを特に優遇する必要は無いということでしょうか。
楽天でやっている友達紹介キャンペーンなども面白いと思うんですが。

そして私が最も問題視しているのは、来年から入会特典のレプリカユニが無くなってしまうことです。
確かに球場に来るファンは皆レプリカユニを着ています。もはやファンクラブでレプリカユニを配る必要は無いと判断したのでしょう。
しかし、マリンスタジアムが白く染まるようになったのは、球団がファンクラブ特典として無料でユニフォームを配ったからなのです。当時は非常に画期的なファンサービスでした。皆に配られたレプリカユニはチームとファン、そしてファン同士の一体感を高める役割を果たしました。
なぜファンにユニフォームを配ったのか、その理念を球団に忘れてほしくありません。

それに、レプリカユニには自分で着る以外にもう一つ使い道がありました。
余ったユニを友人にあげ、友人をマリーンズファンに仕立て上げてしまう。レプリカユニはファンの布教活動に絶大な威力を発揮したのです。

友:「マリンには始めて来たけどみんなユニフォーム着てるな。俺浮いちゃわない?」
私:「そうだろう。でも大丈夫だ。お前の分のユニも持ってきてやったぞ」
友:「おっ助かるよ。じゃあ試合終わるまで借りとくぞ」
私:「いや、あげるよそれ。俺はこの3番渡辺のヤツ持ってるし」
友:「え?いいのか?」
私:「ああ。そのかわり今度マリン来る時もそれ持って来いよ?」
友:「わかった。しかしこれ着るとまるでロッテファンになったみたいだな」
私:「いや、着た以上はファンだ。それ叫べ!いーのうえ!じゅん!」

今年までマリンのあちこちで繰り広げられた会話です。
マリンのファンが増えたのは、球団の努力だけでなく、こうした一人一人が友人や同僚を誘ってファンを増やす地道な活動があったからでもあります。
他にもファンクラブ2年目の人がビジター用のユニフォームを特典でもらい、1人前のファンになったような気分に浸る、なんて効果もあるのですから、レプリカユニは残してほしかったと思います。

ファンクラブ特典のレプリカユニを廃止した理由は何でしょうか。

★ロッテなどユニホーム一部変更 (サンスポ)
関係者によれば、左胸に位置するイニシャル「M」を強調した新デザインをホーム、ビジターで採用するという。

ユニフォームのデザイン変更。おそらくこれが理由の一つです。
ですが、変えるのならファンクラブの受付に間に合わせればいいでしょう。
それともアレですか?新ユニをファンに買わせようということですか?
新ユニが欲しければ金を出せ。タダであげるなどもってのほかだと、そう言いたいわけですね?

あこぎな商売です。

ただ、文句を言いつつも結局はゴールドに入ってしまうのが悲しいです。

ところで、ファンクラブの新規入会の受付はまだですが、こちらにはレプリカユニ特典がつくのでしょうか。
ファンになる取っ掛かりとして、レプリカユニは絶対に必要です。無くしたら怒りますよ。


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