
春ですね。
公園には桜の花が咲き乱れ、人々はお花見を楽しんでいます。
そして、ここ千葉マリンスタジアムでもきれいな花が咲きました。そりゃもう見事なロッテ野球の花が。
繰り返される拙攻と貧打に人々はため息をつき、援護の無い中投げ続ける成瀬には様式美すら感じさせました。
今日の先発はマリーンズが成瀬、オリックスが近藤。
近藤って誰?今日は成瀬だから楽勝だろ?と思ったそこのあなた。
甘すぎます。ロッテ野球の真の恐ろしさはこういう試合でこそ発揮されるのです。
満員になればなるほど勝てない日のデーゲームで、相手投手は実績の無い若手。
これすなわちロッテ野球の開花宣言です。私はかつて楽天の朝井や永井やハムの須永や西武の山岸や東にさくっと抑えられた試合を思い出しながら球場入りしました。なんだか嫌な予感がします。
案の定。マリーンズ打線は近藤を打ちあぐねます。
福浦もズレータもサブローも里崎も今江もいない珍スタメンではありますが、先発の近藤は確かに良かったです。
スピードガンの数字以上に速さを感じるストレートに切れのある変化球。しかも、横から見ると球の出所が見えにくいフォームなのでしょうか。投げる直前に手が背中で隠れるような感じですね。確かに打ちずらそうです。
それでも、点を取れそうなチャンスは何度かありました。
まず4回裏。
先頭早川が四球で出塁すると、オーティズがサードの横を抜くヒットで続き無死1,2塁。ようやくチーム初ヒットです。
ここで期待の大松、竹原を迎えたのですが、大松はセンターフライ、竹原はあわやホームランの大ファールの後最悪のショートゴロ併殺でチェンジ。ああ無死1,2塁のチャンスが・・・。
そして5回裏。
昨日大活躍の橋本がライト線を破るツーベースを放ち無死2塁。続くバッターは昨日の猛打賞を買われて今日もスタメンセカンドの堀様であります。さあ昨日の再現、もしくはホームランだ!
しかし、盛り上がる観客をよそに、バレンタイン監督は堀様に送りバントを命じたのです。
堀様は指示通り送りバントを決め1死3塁となりますが、この采配には納得できません。
なぜか。送ったところで次のバッターは打率0割5分台の福浦に、ノーヒットで今日スタメンの南ですよ。いったい何を期待すればいいのでしょう?
案の定、福浦はセンターフライ、南はあろうことか初球を打ち上げてキャッチャーファールフライでチェンジ。
ああ、今度は1死3塁のチャンスが・・・。
見事なロッテ野球です。
一方、マリーンズの先発の成瀬はあまり調子が良くないように見えました。
結果だけ見れば抑えているのですが、とにかく今日はボール球が多く、空振りがなかなか奪えずファールで粘られ、結局四球という場面が何度かありました。成瀬は6回まで無失点に抑えるものの、絶不調のカブレラを中心としたオリックス打線の拙攻に助けられた印象があります。
均衡が破れたのは7回表。
すでに成瀬の珠数は100球を超えました。勝っていれば継投に入っていたでしょう。
0−0で同点だったのと、前の回に見事な三者凡退を見せていたため続投させたものと思われます。
しかし、塩崎にど真ん中をレフトスタンドに叩きこまれてしまいます。悔やんでも悔やみきれない失投で1−0。終盤に先制を許してしまいました。
追いつきたいマリーンズですが7回裏は大松、竹原が連続三振、堀様センターフライであっさり無得点。竹原なんてひどいですよ。見逃しで三球三振ですから。それだけ近藤の調子が良かったということです。
もはや付け入る隙がありません。
8回表からは成瀬に替わってアブレイユが登場。先頭の阿部にヒットを打たれるなど危なっかしいことこの上ないピッチングをみせました。なんだか負けモードです。
しかし、今日はこのまま近藤を打てずに完封負けか、と思われた8回裏。
信じられないことがおこりました。
コリンズ監督はすばらしいピッチングを見せていた近藤をマウンドから降ろし、左の菊地原を投入したのです。
メジャー流の球数制限でしょうか。97球ですから決して多くは無いのですが。
これは何とかなるかもしれない。近藤の降板でマリーンズはにわかに勢いづきました。
まず先頭の福浦に代わりズレータが登場。球場が大いに沸きます。
ようやっとバットがボールに当たりだしたズレータはレフト線へ見事なヒットを放ちました。さあ長打コース!ズレータは2塁へ!と思ったら村松がフェンス際で捕球する時点でズレータはまだ1塁を回ったところでした。セカンドが送球を受けてランナーにタッチするふりをしますが、当のズレータはあわててファーストに引き返しています。これはびっくりレフト線を破るシングルヒット。
ズレータ足遅ええええええええ!!!
ファンの叫びがスタンドにこだましました。
しかも続く南がバントを失敗し、ランナーを送ることができません。
その後西岡のレフト前ヒットで1死1,2塁、早川サードゴロ、オーティズ四球で2死満塁となります。
さあチャンス。そろそろ大松の打棒が炸裂するか?
ここでオリックスがピッチャーを菊地原から加藤大輔に代えました。
すると、バレンタイン監督も動きます。大松に代わって代打サブロー。
打撃不振でスタメン落ちのサブローをここで使ってきました。確かに今日の大松はよくありませんが、それでもサブローよりはマシでしょう。
なんでそんな代打起用をするのか。落胆した私をよそに、スタンドは大変な盛り上がりです。どうも今日のマリンスタジアムの観客の多くがサブローに期待しているようです。あのサブローに。
確かにサブローは勝負強いです。打率1割台とはいえ、おいしい場面できっちり結果を出しました。サブローのバットが一閃、打球はぐんぐん伸びて、ライトフェンスにぶち当たりました。走者一掃の3点タイムリー!ホームランと勘違いしたのかサブローは2塁でスピードを緩め、慌てて3塁に走ったため3塁でタッチアウトとなりましたが、マリーンズが土壇場で逆転に成功、1−3としました。
サブローが打った瞬間、「嘘だろぉぉ!!?」と叫んですみませんでしたサブローさん。
逆転劇の余韻が残る中9回表が始まります。
マウンド上は引き続きアブレイユ。なんでまた続投なのか・・・。
アブレイユは坂口にピッチャー強襲内野安打を打たれてしまいます。
それほど速い打球ではなかったにもかかわらずグラブで弾いてしまったため、近くのおっさんが、「まじめにやれ!」と野次を飛ばしました。
するとここでピッチャー交代。川崎が出てきました。ヒットを打たれてから交代ってのはあまり良くないように思うのですが・・・。
川崎は1死2,3塁のピンチを招きますが、前田、下山を打ち取り試合終了。
アブレイユにタナボタの白星が転がり込みました。
今日はコリンズ監督の采配に助けられましたね。
8回で近藤を代えてもらえなかったら負けていたでしょう。
采配ミスといえばこちらもそうです。5回の堀様の打席で送りバントをさせなければ、堀様ツーラン→成瀬完封だったのに。もったいない限りです。
ただ、こういう試合をものにすればチームは勢いづくでしょう。ヒーローインタビューでのサブローも1本出てほっとしたという感じでした。
明日も川越対俊介ですからロースコアの貧打戦になりそうな予感ですが、もう少し得点のにおいを感じさせる攻撃をしてほしいものです。
ニッカン式スコア
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では、今日の写真です。まずはアブレイユの投球フォームの連続写真からどうぞ。










アブレイユの投球フォーム。

成瀬

"ピンチを招いた成瀬

三振を奪うと新幹線が走る

いい当たりがファールの竹原

西岡見逃し三振

早川

近藤

カブレラの宇宙開発

大松全然駄目

ズレータ打つ

足遅すぎ

サブロー逆転打を放つ

3塁タッチアウト

ベンチに戻るサブロー

ヒーローサブロー

万歳三唱



