
5連敗中のマリーンズ。相手は好調西武打線。
先日の初登板では大量援護に守られて余裕の初勝利を飾った唐川ですが、今日はプロの厳しさを知る日になるのでしょうか。
そうです。先発見殺しはマリーンズのお家芸。昨日の調子では、勝つことの難しさをマリーンズ打線が唐川に教えることになってしまいます。
そうはさせじとバレンタイン監督が打順を大幅にいじってきました。
3番キャッチャー橋本!
打率.320でリーグ2位。長打率.560、得点圏打率.385、出塁率.425の強打者橋本がついにクリーンアップに昇格です。
そして今日はレフトに大塚、セカンドに根元を入れてきました。2人とも当たっていますが、大塚の起用は驚きました。
いつもの思いつきで実績重視の左右病采配からはかけ離れた大胆起用ですよ。今日の試合への意気込みを感じました。
さて、午前中から降り続いた雨も止み、満員となったマリンスタジアム。
大きな声援を受けながらゆったりと登場した唐川は、初回から観客の度肝を抜くピッチングを披露しました。
先頭の片岡をセカンドゴロに打ち取ると、続く栗山、石井義を高目のストレートで空振り三振!
素晴らしい立ち上がりです。唐川も落ち着いていましたし、今日が本拠地デビュー戦とはとても思えません。
対照的にライオンズ先発西口の調子は最悪。1回裏からマリーンズ打線が牙をむきます。
まず先頭西岡がサードにセーフティーバントを決めます。サード中村の悪送球も誘って無死2塁。さらに早川死球で無死1,2塁となります。
ここで今日3番に入った橋本が期待通りセンターオーバーのタイムリーツーベースヒット!昨日完全に抑えられた打線が、今日はあっという間に2点を先制しました。
さらに、4番の大松が死球で出塁すると、ズレータがついにやりました。インコースを完璧に捉えてレフトへのスリーランホームラン!ようやく飛び出した1号ホームランでマリーンズが5点のリードを奪います。
うーんこれは・・・。マリーンズは味方の新人に厳しいチームじゃなかったのか。
正直信じがたい光景です。しかし、根元が四球で出塁した後、大塚が初球を右打ちしてエンドランを見事成功させたのを見て、ようやく現実を理解しました。あの大塚が右打ちするなんて!勝てる!今日は勝てる!
ところが、浮かれたとたんに今江が初球セカンドゴロゲッツーでチェンジ。1人蚊帳の外でロッテ野球をしている今江はミスターロッテの後釜なのでしょうか。イケイケムードに少し水を差されてしまいました。
唐川は2回以降も安定した投球で、西武打線を完璧に抑え込みます。高めで空振りが取れる伸びのあるストレートは、球速以上の威力があります。そしてブレーキの利いたカーブにキレのあるスライダー。緩急が効いて制球も良いのですから打たれるはずが無いのです。事実唐川は5回までわずか被安打1。途中までは完全試合の雰囲気さえ漂う好投でした。
その後6回表にボカチカのライト線へのツーベースと栗山のセンター前タイムリーヒットで1点を失いますが、唐川に動じる気配はまったくありません。淡々と後続を断ち、7回表は三者凡退。テンポのよさもまったく変わりません。
そして、2回以降いつもの拙攻モードに戻っていたマリーンズ打線が7回裏に再び爆発します。
6回から登板のルーキー平野を攻め、西岡のスリーベース、早川の犠牲フライ、ズレータのレフトフェンス直撃のタイムリーツーベース、押し出し、大塚のレフトフェンス直撃タイムリーツーベースでこの回一挙5点。1-10となりました。ライトスタンドは大量点にお祭騒ぎ。久々のタオル回しが発動しました!
しかし、そんな盛り上がりを一瞬にして霧散させてしまったのがまたも今江。初球レフトフライであっけなくチェンジ。どうも今江はランナーがいると打ちません。得点圏打率1割台とはだらしない限りです。2005年の輝きはどこへ?
そして9回表。唐川が万雷の拍手に送られながら最終回のマウンドに立ちます。
レフトの守備緩めにベニーが出てきても関係なし!唐川は片岡をセンターフライ、栗山もセンターフライ、最後は「狙って三振を取った」という言葉どおりに石井義を三振に仕留めて試合終了。1-10で勝ちました。
とんでもないルーキーです。我々は今日新たな伝説の始まりを目撃したのかもしれません。
高卒ルーキーが10奪三振で完投勝利。しかも無四球。
なんとこれはドラフト制度導入後初の快挙なんだそうです。
「対バッターにはある程度通用するのではないかなと感じています。まあ、こんな感じじゃないですか」
と、唐川は涼しい顔ですが、キャッチャーの橋本は「なにがすごいって、全部。普通の新人じゃないと思っていたけど、満点ではないか」と絶賛。ライオンズの渡辺監督も「完ぺきにやられた。うちの打線相手にあれだけの投球を見せた。本当に力がある。敵ながらナイスピッチング」と完全に白旗を揚げていました。
ヒーローインタビューでは「緊張してます」とあどけない所も見せた唐川。「年間を通してローテーションを守っていきたいです」とローテ入りを宣言しました。しかし、今日のピッチングを見る限り、それは決して大言壮語じゃありません。久保は先日楽天との2軍戦で2回5失点KOされてますから、当分は、いや、この先ずっとローテを守ってもらいましょう。
打線は今日を浮上のきっかけとしてほしいものです。好調の西岡は、サイクルのかかった最終打席で、ライトスタンドのホームランコールに答え超大振りする余裕がありましたが、他のメンバーが頑張ってくれないと打線がつながりません。ヒットが出た大松、福浦。一発が出て猛打賞のズレータ。特にズレータの調子が上がってくれば打線に厚みが出ます。この勢いを明日につなげて欲しいですね。
ニッカン式スコア
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では、今日の写真です。

千葉県産ポークの宣伝で豚が来場

始球式

唐川登場

ライトスタンド

レフト

1塁側

3塁側

唐川

三振した石井義

橋本先制タイムリー

ズレータホームラン

マクハリファイヤー

お笑い守備

打たれたら・・・

ラッキーセブン 鹿の角が引っかかって出てこない

風船

勝利にも涼しい顔

ハイタッチ

監督と唐川

万歳三唱




それにしても、久保には喝ですよ!