まずはニッカンの記事を紹介しましょう。

ボビー最下位でも続投、首脳陣方針固める (ニッカン)

ロッテが今季最下位でもボビー・バレンタイン監督(58)を来季続投させる方針を固めたことが24日、明らかになった。重光昭夫オーナー代行、瀬戸山社長ら球団フロントが会談を持ち、順位に関係なく来季も指揮を任せる方針で一本化した。(中略)
責任問題にまで発展しかねない状況だが、重光オーナー代行との深い信頼関係や過去の実績を踏まえ、契約が残る来季まで任せることで一致した。オーナー代行はかねて「ただ単に勝つだけではなく、メジャーのノウハウを持っているので今後もチームに反映させてもらいたい」とボビー効果を強調。選手の個性を生かした指導法や、メジャー流のきめ細かいファンサービスで、昨年は球団史上最多の154万人の観客動員を達成。人気、実力両面での手腕を高く評価しており、今後も期待を寄せている。


先日の報道ステーションの特集では、今年のマリーンズが低迷しているにもかかわらず、観客数がそれほど減っていない点を強調していました。
もし球団が「今のマリーンズなら弱くても客が入る」と判断しているのなら、球団にとってバレンタイン監督を更迭する理由はありません。
監督はファンサービスの象徴的存在でもありますから。

したがって、来季の去就はバレンタイン監督の判断にすべて委ねられています。
ロッテやメジャーのオファーの内容、チーム状態、自らの市場価値などをビジネスライクに判断し、決断を下すでしょう。
あとは今年の低迷を自らの責任とするか、選手の怪我や不調に原因を求めるかです。
昨年までと比べ、今年のボビー語録は選手を責めることが増えました。
そしてこの記事。

ボビー“キレ”まくり!集中力“切れた”投手陣に怒り (夕刊フジ)

「(リードすると)リラックスしてしまう。高い集中力を持つべきなのに捕手、投手ともに集中力を欠いてしまうのが今後の課題」
「(低迷の)原因? 投手陣に尽きる。カウントを悪くして多く四球を与える。1球ずつ集中して投げる努力をしていない」


これらの発言を好意的に取れば、従来の失敗を責めない手法を転換し、選手の発奮を促すことによって浮上を目指すということになります。
うがった見方をすれば、今の低迷は選手のせいで、自分の采配のせいではないと主張しているようにも見えます。
選手の調子が万全なら上を狙えると考えているのであれば、自らの市場価値を保つためにも来季続投し、今年より順位を上げてからロッテを去るでしょう。

よく「2005年ボビーのおかげで優勝できたから、今年もバレンタイン監督を信じよう」という意見がありますが、自分は賛同しません。
なぜならば、2005年と今年とではチームや周囲の状況が異なっているからです。状況が異なれば、監督として求められる能力も異なります。
現状を見る限り、残念ながらチーム状況とバレンタイン監督の能力の間にミスマッチが生じています。2005年と同じ手法ではもはや勝てないのです。
バレンタイン監督は叶わないと思っていたファンの夢を実現させてくれました。それは感謝しています。
ですが、もはやバレンタイン監督は監督としての役割を終えたのではないでしょうか。
自分としては今季限りでの勇退を希望します。営業面を考えればGM就任はありだと思いますが。
ただ、それはバレンタイン監督が決めることですから、ファンがどうこういっても仕方ありません。来季の監督が誰であっても応援はします。

いずれにせよ、アメリカ人のバレンタイン監督はロッテを終の棲家とする気持ちはないでしょう。
あとはいつ去るのか、どんな形で去るのかが問題ですね。
変な形で去ることになればチームに大きなダメージを与えます。
今年か来年かは分かりませんが、立つ鳥跡を濁さずということわざの通り、ボビー王国の慎重な解体と円満な監督交代が進むことを望みます。


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