8月も終わりですね。
この時期になるとアイツのことを思い出します。

アイツの選手名鑑

8月と言えばアイツ。そう、P様です。
星野ジャパンの敗因は大砲不在。ならば8月だけ"P☆ロッド"と化すパスクチを緊急帰化させればよかったのです。
そうすれば今頃は「蓮口バレンティノはワシが育てた」ということになっていたはずです。ああもったいない。

で、そのパスクチは最近元気がありません。一時期3割をキープした打率も8月中旬には2割7分台まで低下。メジャー昇格話が消え、落胆してしまったのでしょうか。不動のレギュラーだったにもかかわらず、最近はスタメン落ちすることも出てきました。

そして、パスクチに強力なライバルが出現しました。
それはコイツです。



2007年に日本ハムファイターズに入団。4月に2軍落ちし、8月末に早くも解雇されてしまったアンディ・グリーン。
この男が最近ニューオーリンズ・ゼファーズのスタメンに定着しているのです。8月28日現在51試合に出場し、打率.329、8本塁打、28打点をマーク。なかなか良い成績です。日本で活躍できなかったのが不思議なぐらいです。今年まで我慢しておけば、今頃は一軍だったかも・・・。

アンディ・グリーンの選手名鑑

さて、パスクチが所属するゼファーズは25日からオマハ・ロイヤルズとの4連戦を迎えました。
ロイヤルズと言えば先日薮田がメジャー40人枠を外れてマイナーに降格したばかりです。
その後の薮田はそのままマイナーに留まり、再起をかけて投げ続けています。ただ成績はいまいちで、防御率は4点台。ちょっと厳しいですね。

薮田の選手名鑑

パスクチのいるゼファーズと、薮田のいるロイヤルズ。
実はこの2チームには彼ら以外にも日本球界の経験者がたくさん在籍しています。
ゼファーズにはパスクチとグリーン以外にも元横浜のホセロ・ディアズ投手、元ダイエーのブランドン・ナイト投手がいます。ホセロは先発や中継ぎ起用で防御率6.27と最悪ですが、ナイトは先発中継ぎで防御率1.60ですよ。来年獲りましょうか。

ホセロの選手名鑑
ナイトの選手名鑑



対するロイヤルズにもプロ野球経験者がいます。
まずは元広島のジョン・ベイル。あんまり成績は良くないですね。

ベイルの選手名鑑

元讀賣のデーモン・ホリンズもいます。ほぼレギュラーとして出場しホームランを15本打っていますが、どうも8月後半は深刻な不調にあえいでいるようです。現在の打率は.217。ここ10試合でヒット5本と音無しです。

ホリンズの選手名鑑

そしてコイツがいます。

ブキャナン

そう、元ソフトバンクホークス。パスクチのそっくりさんでおなじみのブライアン・ブキャナンです。
打率が.228と低いですね。守備位置がDHとなっているのも謎です。守備にはつかないのでしょうか。

ブキャナンの選手名鑑


なかなか濃いメンバーが揃った4連戦。何よりも注目はパスクチと薮田の直接対決があったかどうかです。
果たして直接対決があったのでしょうか。気になるところです。

まずは1戦目から。

8月25日 ゼファーズ  2 - 8 ロイヤルズ  スコア


ゼファーズが負けたものの、4番パスクチが3打数2安打と大当たり。4回には四球で出塁したグリーンを2塁に置いてパスクチがタイムリーライト前ヒットを放ち打点1を記録しています。8月も終盤とあって帳尻モードですね。薮田は出番がありませんでした。

8月26日 ゼファーズ 14 - 4 ロイヤルズ  スコア

2戦目はゼファーズが大勝。4番のパスクチは6打数2安打3打点と絶好調です。2番セカンドのグリーンもヒットを打ってますね。ただ、薮田はこの日も出番無しです。

8月27日 ゼファーズ 2 - 4 ロイヤルズ  スコア

この日はロイヤルズが勝利。しかしながら4番のパスクチは4打数2安打1打点。しかも待望の26号ホームランをかっ飛ばしています。10数試合ぶりのホームラン!いよいよ8月攻勢をかけてきました。
そしていよいよ薮田が最終回に登坂。3人で片付けて3セーブ目を上げています。残念ながらパスクチとの直接対決はありませんでした。

8月28日 ゼファーズ 11 - 5 ロイヤルズ  スコア

パスクチとグリーンのアベックホームラン!
鎌ヶ谷の常連が聞いたら卒倒しかねない事件がおきてしまいました。特にパスクチは4打数3安打4打点1本塁打と大暴れ。2割7分台だった打率がいつの間にやら.290です。8月の成績を上げるための帳尻が炸裂しているわけですね。グリーンも2安打と好調です。ロイヤルズのブキャナンは5番ライトで出場し4打数0安打。薮田は出番がありませんでした。

と、いうわけで薮田とパスクチの直接対決はありませんでした。
しかし、元チームメイト同士です。試合前や後に言葉を交わしたのでしょう。お互いメジャーを目指す身ですから、色々と励ましあったのかもしれません。この4連戦でのパスクチの好調の原因は薮田との再会にありそうです。



さて、この4日間のスコアを見て妙なことに気がつきました。
26日のスコアをよく見てください。
ロイヤルズの最後のピッチャーがBuchananになっています。

ん?ブキャナン!!!
クリックをするとどう見てもブキャナン本人の顔が出てきます。
そう!なんとこの試合の8回と9回はブキャナンがピッチャーとして投げていたのです。
2回を投げて6安打2失点。成績は散々ですね。
しかも、今シーズンのブキャナンは3試合、4イニングに登板しており、被安打6、防御率4.50という成績を残しています。実は投手として行けるのかもしれません。
でもその2日後はライトでフル出場ですからもう何がなにやら・・・。

恐るべしマイナーリーグ。もはやなんでもありですね。一度生で見たい!


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