先週夏休みを取って九州に行ってきました。
まだ乗っていない路線を乗り潰し、高千穂やら宮島に立ち寄り、ヤフードームでホークス戦も観戦するなど盛りだくさんな5日間でした。
特に高千穂はすごかったですね。東国原フィーバーはまだ続いているようです。
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9月3日水曜日。職場をダッシュで抜け出し、東京駅18:03発の寝台特急「はやぶさ」に乗りました。
来年の廃止が噂されるため、多くのファンがカメラを構えています。熊本着は翌朝の11:49。約18時間の長旅です。
奮発してシングルデラックスにしてみました。A寝台個室で、寝台料金が13350円。机の蓋を開けると洗面台になっています。これは便利です。
ただ、内装はやっぱり古いです。
ホームを埋める通勤客を横目にビールを飲み、駅弁を食べるうちに眠くなってきました。名古屋の手前あたりで布団にもぐりこみ、山口県は柳井のあたりで目を覚ましました。朝6時、朝日と海がまぶしいです。
はやぶさは下関と門司で機関車を交換します。門司からは後ろについている大分行きの「富士」を分割し、短くなってしまいました。そして鹿児島本線をのんびり走り、熊本駅に時間通りの11:49に到着。ここから鈍行で八代に向かい、九州新幹線に乗りました。トンネルばかりでほとんど景色が見えません。鹿児島からは特急を乗り継いで宮崎県の延岡に向かい、延岡の駅前のホテルに泊まりました。
延岡には「直ちゃん」という店があります。チキン南蛮の元祖として地元では有名なんだとか。ちょうどマリンでは清水直行がライオンズ相手に投げています。これは行くしかないでしょう。
直ちゃんはどこにでもある街の定食屋といった雰囲気ですが、チキン南蛮はさすがのおいしさです。タルタルソースではなくあっさり甘酢味のソースがかかっていました。ころもがサクサクでおいしいです。マリーンズも勝ったし言うことありませんね。
9月5日金曜日。2日目は高千穂に向かいました。延岡からバスで約1時間。川に沿って山の中に入っていきます。
かつて延岡からは高千穂鉄道が高千穂までを結んでいましたが、数年前の集中豪雨で線路が寸断され、そのまま廃止されてしまいました。今も路盤や鉄橋はそのままのこっていますが、路盤が崩落して線路が宙ぶらりんになったところもありました。
高千穂鉄道の終点高千穂駅です。
高千穂駅のホーム
行き止まりとなっている線路にディーゼルカーが何台か留置されていました。線路が無いのでどこにも行けず、解体されるのを待っています。
高千穂鉄道の廃止により高千穂の観光は大打撃を受けたのですが、昨年ある事件がおきて様相は一変。今はたくさんの観光客が訪れているそうです。
ある事件とは何か?
もちろん、東国原知事の就任です。就任以来閑散としていた高千穂峡の貸しボート乗場は休日なら30分待ちが当たり前となったそうです。高千穂で乗ったバスの運転手は、「鉄道の廃止で3割ぐらい客が減ってたけど、今じゃ廃止前より増えているよ。知事様様ですわ」と嬉しそうでした。
高千穂についてまず向かったのが天岩戸神社です。
西本宮と東本宮があり、西本宮は古事記に出てくる天岩戸をご神体としています。天岩戸とはスサノオの乱暴に怒ったアマテラスが引き篭もったといわれる洞窟です。宮司さんの案内で川の対岸から見ることができますが、木々に覆われてよくわかりませんでした。
天岩戸神社の拝殿です。
境内は塵一つ無く掃き清められています。
天岩戸神社から川沿いをしばらく歩くと天安川原があります。美しい渓流です。
途中で橋があります。ここは江原啓之によれば日本有数のパワースポットなんだとか。紅葉の頃に訪れたらすばらしいでしょうね。
川の流れが涼しげです。
さらにすすむと小さな洞窟があり、お堂がありました。ここは八百万の神が天岩戸に隠れたアマテラスをどうやって引っ張り出そうか相談した場所だと伝えられています。小石を積み上げると願いが叶うと言われ、たくさんの小石が積み上げられていました。
朝の日差しが川原に降り注ぎます。
実は天安川原には東国原知事に関する伝説があります。
東国原知事が国政に出るか県知事選挙に出るか迷っている頃、ふと高千穂に行こうと思い立ち、この天安川原を訪れました。
そこで天安川原で東国原知事は『宮崎に帰って来なさい・・。宮崎の為にあなたは汗を流しなさい。精一杯やりなさい』という声を聞いたんだそうです。
夕暮れの、誰もいない川原で聞いた「天の声」。あるいは空耳か、自分の心の声か。
こうして東国原知事は知事選出馬を決意し、見事当選を果たしたのです。
確かに、そんな話があったとしてもおかしくない雰囲気をたたえた、神秘的な場所です。
橋を渡って東宮へ向かいます。
こちらは西宮と違い本殿があります。人気があまりありません。
天岩戸からバスで高千穂バス停に戻り、高千穂神社を参拝しました。普通の神社です。
真名井の滝や高千穂峡は時間の都合でパス。
その後バスで高千穂から高森に抜け、阿蘇高原鉄道で立野へ、その後有田、伊万里を経由して門司で泊まりました。
9月6日土曜日は平成筑豊鉄道や筑豊本線などに乗車しヤフードームでホークス戦を観戦しました。
この日はマスコット祭りということで福岡周辺のマスコットが大集結。そして惨劇が・・・。
この日のヤフードームのレポは後日アップします。
試合後は新幹線で新下関に向かい、一駅戻って下関で泊まりました。
9月7日は美祢線などに乗車。夜の宮島にも立ち寄りました。宮島口からフェリーで10分で宮島に到着。ここから厳島神社まで徒歩20分ということですが、体育会系鉄オタにとっては走って5分です。宮島口に戻る船の時間までわずか20分しかないので、ダッシュで厳島神社に向かいました。
夜の参道を徘徊する鹿を避けつつ宮島に到着。厳島神社は美しくライトアップされています。もうすこし潮が満ちてくると水の上に浮かぶ厳島神社を拝むことができます。
宮島を駆け足で参拝した後は広島から芸備線に乗り三次で泊まりました。三江線に乗るためです。
9月8日。三江線は非常に少ないため、早朝5:48発の列車に乗りました。これに乗らないと次は10時まで無いのです。
そして境線に乗車。水木しげるロードがある境港に向かう路線で、すべての駅に妖怪の名前がつき、列車はゲゲゲの鬼太郎の塗装でした。
これで九州と西日本、東海のJR線はすべて乗車。乗車率は96.496%。全線完乗まであと少しです。
あとは四国と伊豆を残すのみですか??
はやぶさA寝台…
子供の頃「絶対乗ってやるゼィ」とか思いながら
乗ってませんでしたっ
10月はやぶさで吸収
いや九州行こうかなぁ〜って妄想爆発ちゅうッス(^^ゞ