マリーンズ 1 - 2 ファイターズ
序盤は素晴らしい投手戦でした。
ダルビッシュの出来は間違いなく今季最高。6回終わって早川の内野安打と橋本のツーベースの2本だけと付け入る隙がありません。ダルから一発打っている橋本だけですね。ヒット性の打球を飛ばしたのは。2回と6回に三者連続三振。おそろいしいほどの変化球の切れです。
対するコバヒロも素晴らしかった。
思えばコバヒロの不振は開幕戦の札幌ドームで足を痙攣したところから始まりました。
ここまで5勝11敗。もがき苦しんだ1年でした。
奇しくも最後の対戦で開幕戦と同じダルビッシュとのマッチアップ。おそらくコバヒロには期するものがあったでしょう。
男の意地。とにかく今日はストレートが走り、それ以上に落ちる球にすさまじい切れがありました。ファイターズのバッターは低めのボールになる変化球を振らされて次々と倒れていきます。落ちる球で見逃しのストライクを取れるのですからやはり今季最高の出来でしょう。5回終わってわずか1安打。ダルビッシュ相手に一歩も引かない素晴らしいピッチングでした。
そして6回裏。ここまで唯一の失投と言えるボールを田中賢介に打たれて先制ホームランとなったところから試合が動き出します。
何とか後続を断ち、迎えた7回表。マリーンズは簡単に2アウトを取られるも、福浦が粘ります。三振を取りに行ったダルビッシュはコントロールを乱して四球。ダルビッシュが初めて見せた隙を里崎、橋本のコンビが逃しません。まず里崎がカウント2−0と追い込まれた後の5球目の緩い変化球を狙い撃ち。打球はレフト前に抜けていきます。さらにダルキラーの橋本が見事にライト線を抜けるタイムリーヒットを放ち1−1。マリーンズが終盤に追いつきました。
7回表はコバヒロが高橋信二にライト前ヒットを打たれながらも何とか抑え、8回表。
1死からオーティズが左中間を破るツーベースヒットを放ち勝ち越しのチャンス。ここで出てきたバッターは皆のアイドルHISAOです。
HISAOは代打を送られることも無く、そのまま打席に入りました。
さあここでCS出場を手繰り寄せる勝ち越し打を放って涙のお立ち台となるのか。
ライトスタンドからの大声援が鳴り響く中、期待されたHISAOは完全に振り遅れての空振り三振。ああ・・・。
そして西岡もセンターフライに倒れてチェンジ。勝ち越しのチャンスを逃してしまいました。
8回裏。
この回からサードに正人。セカンドにHISAOが入ります。
ピッチャーはコバヒロが続投。7回あたりから制球が怪しくなってきました。
まず先頭の糸井がレフト線を破るツーベースヒットで出塁。上手く打たれました。続く鶴岡は送りバントを打ち上げて1アウト。これはラッキーと思ったのですが、ここで金子誠に代わり、代打に坪井が出てきました。坪井は今日昇格したばかり。崖っぷちに立つ男の意地をかけて打席に入ります。
カウント2-1からのインコース低めの球。決して失投ではありませんでした。坪井は恐るべき集中力でボールをさばくと、打球は1,2塁間を抜けていきました。1死1,3塁。大ピンチです。
バレンタイン監督はピッチャーを川崎に代えます。コバヒロは素晴らしいピッチングでしたが力尽きました。
打席には今日ホームランを打っている田中賢。内野はバックホーム体制で前進守備を敷きます。
川崎は上手くセカンドゴロを打たせるのですが・・・。
ああ、HISAOがやってしまった!
強い打球とはいえ正面のゴロを前に弾く痛恨のミス。慌ててホームに送球するも間に合わず糸井がホームイン。重すぎる1点が入ってしまいました。森本をショートゴロ併殺に仕留めて1点どまりで凌ぐものの、もはやマリーンズに反撃の力は無く、ダルビッシュに完投負けを喫しました。
HISAO。お前何やってんの?しっかりしてくれよおい・・・。
今日はもうHISAOのQBKな実質エラーで決まってしまいました。
確かに糸井は素晴らしいスタートを切っていましたよ。ですが正面のゴロです。しかも前進守備です。
プロならばきちんと捕って、ホームに投げないといけません。それでセーフになったとしても、「ああ糸井の足が速かったね」で終わりです。
それなのにHISAOは!
7回表1死2塁の場面もHISAO涙の殊勲打を期待したのですが、実際には完全に力負け。
代打を出すと言う選択肢は無かったのでしょうか。このさい右対右でも構わない。帳尻キングの堀様に、大博打のズレータまで候補はいたはずです。
堀様の守備が信用できないなら田中雅がいます。キャッチャーの控えがいなくなりますけど、この土壇場でそんなことを言っている場合ですか?
あとは結果論ですがコバヒロの交代が遅れたのも負けに結びついたと思います。今のファイターズには右の代打はいませんから、糸井に打たれた時点で川崎を投入すれば、坪井投入はなかったかもしれません。金子勝負になりますが。
おそらくコバヒロに勝ちをつけたかったのでしょう。HISAOを最後まで使い続けたことといい、今日の起用はバレンタイン監督の感情が表に出過ぎて裏目に出たと言えるでしょう。
とにかく負けたものはしょうがありません。
もともと勝てる見込みがあまりないダルビッシュとの一戦。コバヒロの好投をプラス材料として捉えましょう。
残り3試合。もし10月1日にハムが楽天に勝つと、マリーンズは3戦全勝しないとCSには進めません。
もしハムが楽天に負けると、マリーンズは2勝1敗でCSに進めます。10月1日は仙台で田中マーくんが出てきますから、楽天の勝利は大いに期待できます。
もちろん楽天には頑張って欲しいですが、その前に残り3連勝すれば問答無用でCS進出なのです。
勝ちましょう!
ニッカン式スコア
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序盤は素晴らしい投手戦でした。
ダルビッシュの出来は間違いなく今季最高。6回終わって早川の内野安打と橋本のツーベースの2本だけと付け入る隙がありません。ダルから一発打っている橋本だけですね。ヒット性の打球を飛ばしたのは。2回と6回に三者連続三振。おそろいしいほどの変化球の切れです。
対するコバヒロも素晴らしかった。
思えばコバヒロの不振は開幕戦の札幌ドームで足を痙攣したところから始まりました。
ここまで5勝11敗。もがき苦しんだ1年でした。
奇しくも最後の対戦で開幕戦と同じダルビッシュとのマッチアップ。おそらくコバヒロには期するものがあったでしょう。
男の意地。とにかく今日はストレートが走り、それ以上に落ちる球にすさまじい切れがありました。ファイターズのバッターは低めのボールになる変化球を振らされて次々と倒れていきます。落ちる球で見逃しのストライクを取れるのですからやはり今季最高の出来でしょう。5回終わってわずか1安打。ダルビッシュ相手に一歩も引かない素晴らしいピッチングでした。
そして6回裏。ここまで唯一の失投と言えるボールを田中賢介に打たれて先制ホームランとなったところから試合が動き出します。
何とか後続を断ち、迎えた7回表。マリーンズは簡単に2アウトを取られるも、福浦が粘ります。三振を取りに行ったダルビッシュはコントロールを乱して四球。ダルビッシュが初めて見せた隙を里崎、橋本のコンビが逃しません。まず里崎がカウント2−0と追い込まれた後の5球目の緩い変化球を狙い撃ち。打球はレフト前に抜けていきます。さらにダルキラーの橋本が見事にライト線を抜けるタイムリーヒットを放ち1−1。マリーンズが終盤に追いつきました。
7回表はコバヒロが高橋信二にライト前ヒットを打たれながらも何とか抑え、8回表。
1死からオーティズが左中間を破るツーベースヒットを放ち勝ち越しのチャンス。ここで出てきたバッターは皆のアイドルHISAOです。
HISAOは代打を送られることも無く、そのまま打席に入りました。
さあここでCS出場を手繰り寄せる勝ち越し打を放って涙のお立ち台となるのか。
ライトスタンドからの大声援が鳴り響く中、期待されたHISAOは完全に振り遅れての空振り三振。ああ・・・。
そして西岡もセンターフライに倒れてチェンジ。勝ち越しのチャンスを逃してしまいました。
8回裏。
この回からサードに正人。セカンドにHISAOが入ります。
ピッチャーはコバヒロが続投。7回あたりから制球が怪しくなってきました。
まず先頭の糸井がレフト線を破るツーベースヒットで出塁。上手く打たれました。続く鶴岡は送りバントを打ち上げて1アウト。これはラッキーと思ったのですが、ここで金子誠に代わり、代打に坪井が出てきました。坪井は今日昇格したばかり。崖っぷちに立つ男の意地をかけて打席に入ります。
カウント2-1からのインコース低めの球。決して失投ではありませんでした。坪井は恐るべき集中力でボールをさばくと、打球は1,2塁間を抜けていきました。1死1,3塁。大ピンチです。
バレンタイン監督はピッチャーを川崎に代えます。コバヒロは素晴らしいピッチングでしたが力尽きました。
打席には今日ホームランを打っている田中賢。内野はバックホーム体制で前進守備を敷きます。
川崎は上手くセカンドゴロを打たせるのですが・・・。
ああ、HISAOがやってしまった!
強い打球とはいえ正面のゴロを前に弾く痛恨のミス。慌ててホームに送球するも間に合わず糸井がホームイン。重すぎる1点が入ってしまいました。森本をショートゴロ併殺に仕留めて1点どまりで凌ぐものの、もはやマリーンズに反撃の力は無く、ダルビッシュに完投負けを喫しました。
HISAO。お前何やってんの?しっかりしてくれよおい・・・。
今日はもうHISAOのQBKな実質エラーで決まってしまいました。
確かに糸井は素晴らしいスタートを切っていましたよ。ですが正面のゴロです。しかも前進守備です。
プロならばきちんと捕って、ホームに投げないといけません。それでセーフになったとしても、「ああ糸井の足が速かったね」で終わりです。
それなのにHISAOは!
7回表1死2塁の場面もHISAO涙の殊勲打を期待したのですが、実際には完全に力負け。
代打を出すと言う選択肢は無かったのでしょうか。このさい右対右でも構わない。帳尻キングの堀様に、大博打のズレータまで候補はいたはずです。
堀様の守備が信用できないなら田中雅がいます。キャッチャーの控えがいなくなりますけど、この土壇場でそんなことを言っている場合ですか?
あとは結果論ですがコバヒロの交代が遅れたのも負けに結びついたと思います。今のファイターズには右の代打はいませんから、糸井に打たれた時点で川崎を投入すれば、坪井投入はなかったかもしれません。金子勝負になりますが。
おそらくコバヒロに勝ちをつけたかったのでしょう。HISAOを最後まで使い続けたことといい、今日の起用はバレンタイン監督の感情が表に出過ぎて裏目に出たと言えるでしょう。
とにかく負けたものはしょうがありません。
もともと勝てる見込みがあまりないダルビッシュとの一戦。コバヒロの好投をプラス材料として捉えましょう。
残り3試合。もし10月1日にハムが楽天に勝つと、マリーンズは3戦全勝しないとCSには進めません。
もしハムが楽天に負けると、マリーンズは2勝1敗でCSに進めます。10月1日は仙台で田中マーくんが出てきますから、楽天の勝利は大いに期待できます。
もちろん楽天には頑張って欲しいですが、その前に残り3連勝すれば問答無用でCS進出なのです。
勝ちましょう!
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その塀内のミスが響いて負けたのだからこれはある意味ボビー野球です。
残り三試合。
こうなれば最後までボビーはボビーとしてボビー野球を貫いて欲しいですね。
それで勝ってもボビー野球。
負けてもボビー野球。
ファンはボビーと一蓮托生ですから。