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長かったペナントレースも今日で終わりです。
イーグルスを迎えての今季最終戦は、序盤片山と小野による投手戦となりました。寒い貧打戦と言った方がいいかもしれません。
しかし、最終戦だと言うのに先発の小野が5回に乱れました。
先頭鉄平にライト前ヒットを打たれると、渡辺直に送りバントを決められ1死2塁。ここで平石に2年ぶりのタイムリーを打たれ先制を許します。さらに嶋四球、中村ファーストゴロで2死2,3塁となり、内村にレフト前タイムリーヒット。2点を追加され3−0となってしまいました。
この悪い流れを止めたのは里崎の好判断。俊足内村が早速走ってきましたがこれを読みきって里崎が刺します。見事な盗塁阻止でチェンジ。セーフならもっと点を取られたでしょうから大きなプレーでした。

マリーンズはその裏に反撃します。むしろイーグルス先発の片山が勝手に崩れました。
細谷四球、大型内野手のMASATOがセンター前ヒット、早川レフト前ヒットで1死満塁。ここで福浦、里崎が連続で押し出し四球となり2点を返します。
さらに竹原がレフト線に2点タイムリーツーベースを放ち3−4と逆転に成功!いつものアッパースイングじゃありませんでしたよ!来季につながるいいスイングです。
そして堀様もセンター前に2点タイムリーを放ち3−6、堀様の「来季も安泰打」で試合を決めました。2000本安打まであと202本。来年イチロー並みに打てば行けますね。

6回からは伊藤が登坂。最近よく出てきます。最近よく出てきますが、監督の信頼が上がってきていると言うことでしょう。少々制球が乱れましたが、0点に抑えます。すると6回裏には神戸がセンターバックスクリーンに弾丸ホームラン!3−7としました。
ものすごい弾道でしたよ。バックスクリーンめがけて一直線。Pクラスの力を見せつけました。これは来年が楽しみだ!

その後は7回を伊藤、8回を川崎、9回をシコースキーが抑えてマリーンズが勝利。
中郷、松本が出てこなかったのは残念ですが、マリーンズ側は消化試合であってもきっちり勝ちに行ったのでしょう。
そして大松、早川のナイスキャッチもありましたし、締まった展開でした。
今日の守備で一番しびれたのは最終回ですね。
渡辺直の二遊間への強いゴロを根元が逆シングルで捕球、全速力で駆け込んできた早坂にトスし、倒れこむようにランニングスロー!
惚れ惚れするような連係プレーでしたが残念ながら間に合いませんでした。アウトならかっこよかったのですが、まあロッテです。
観客からは大きな拍手。マリンビジョンでのリプレーが根元の捕球寸前で終わってしまったことに軽いブーイングが起きていました。

試合後には簡単なセレモニーが行われました。
まずは選手を横一列にならべ、バレンタイン監督による挨拶、というより10分以上にわたる大演説がありました。全文は球団公式で読めます。

CS進出を逃したにもかかわらず、自らの責任や非を一切語ることなく選手やファンへの賞賛、オーナーや球団へのヨイショを滔々と語るバレンタイン監督。さすがはアメリカ人だなと、感心しながら見ていました。来季の続投はほぼ確定。見事な演説でその場にいた観衆は丸め込めても、やっぱり勝たなければ再来年以降の続投は無いでしょう。監督も言うとおりバレンタイン政権がいつまでも続くことはありません。そろそろ次を見据えたコーチ人事をしてほしいですね。

そしてその後は選手たちによるサインボールの投げ入れ。アブレイユがいました!アメリカに帰ったんじゃなかったのか。来年もいそうな気配ですね。
その一方でズレータは福浦らと記念撮影をした後熱い抱擁を交わしていました。報知の記事では自らの不振を「先発で出たり出なかったりで、投手とのタイミングが取りにくかった」と監督の采配のせいにしてます。今年限りの線が濃厚ですね。


これでマリーンズは全日程を終えました。
当ブログをお読みいただいた皆様、コメントをいただいた皆様に深く感謝いたします。
皆様に支えられての1年でした。たくさんのコメントをいただきながら返信できず申し訳ないです。
今年は記事を書いている途中で寝オチすることもありましたし、来年に向けて体力をつける所存であります。
オフはオフなりのネタで更新してまいりますので、今後もよろしくお願いします。

それにしても寂しい。
他のチームの試合がまだ続いているのに、マリーンズだけもう試合がないというのは寂しいです。
今年も色々ありましたね。長かったような、短かったような・・・。
通算成績は73勝70敗1分。5月の借金12の最下位からよくここまで盛り返したものです。3位の日ハムとは0.5ゲーム差でCS進出を逃す形になりましたが、今年は数字以上の開きがあったように思います。来年は怪我人を出さずに戦って欲しいです。

来年はどうなるのでしょう。けが人さえ出なければAクラスに食い込めそうですが、一方でFAによる主力選手の流出が心配です。
ですが、神戸の驚弾炸裂や、早坂らのハツラツとした守備、どん底からホールド王まで上り詰めた川崎、なんだかんだで30セーブの荻野。
このチームには小さくとも確かな希望があります。何が起ころうと、希望を信じて応援していきましょう。

ニッカン式スコア
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それでは、今日の写真をどうぞ。


正人は大型内野手
ヒットを放つ正人。さすが大型内野手

内村の盗塁を刺す
内村の盗塁を刺す

晋吾
晋吾

ともだちんこ
堀様

大塚と諸積
大塚と諸積

里崎
里崎

福浦
ミスショットで舌を出す福浦

竹原タイムリー
竹原タイムリー

堀様
堀様もタイムリー

タイムリーを放つも三振ゲッツーで3塁アウト
でも三振ゲッツーで3塁アウト

伊藤
伊藤

好守の早川と大松
好守の早川と大松

神戸ホームラン
神戸ホームラン

橋本のこってくれ
橋本残ってくれ

里崎
里崎

角中
角中

川崎
川崎

大松がジャンピングキャッチを決める
大松ジャンピングキャッチを決める

諸積
諸積

早坂送りバント
早坂送りバント

懸命な走塁
懸命な走塁

HISAO
守備がためにHISAO

セレモニー
セレモニー

バレンタイン監督の大演説
バレンタイン監督の大演説

堀様
堀様

アブレイユと西岡
西岡とアブレイユ

福浦
福浦

成瀬
成瀬

里崎
里崎

記念写真を撮るズレータ、福浦、大松
記念写真を撮るズレータ、福浦、大松

ベニー
ベニー