橋本がFA権を行使せず、年俸7500万円の1年契約で残留することになりました。

■ 球団公式による橋本のコメント

「最終戦でライトスタンドに残ってくれというメッセージボードが出ていたのを見て、凄くうれしかった。
このファンのためにも来年、頑張りたいという思いが強かった。
来年はとにかく監督、そして野球人として尊敬するバレンタイン監督をもう一度胴上げするために結果を残したいと思います」


橋本のコメントを見ると、「人間やっぱりお金だけじゃないんだな」と思います。良くぞ決心してくれました。残留が決まったからには里崎から正捕手の座を奪うつもりで戦って欲しいですね。今年の中盤までリード面に不満を感じることが多かった橋本ですが、終盤は試合出場が多かったせいかリードに幅が出てきましたし、何より打てるのが魅力です。ファンとしては素直に嬉しいですね。

ただし、来年好成績を残した場合、またFAで移籍する可能性が出てきそうです。

来季以降FAも…橋本1年契約ロッテ残留 (スポニチ)

まあ、来年のことは来年考えましょう。今回の大幅アップで、おそらくチームの年俸トップ10に入るでしょうから、来年FAする場合は今年と異なり人的補償が必要となります。そうなれば今年のような「目玉」とはならないでしょう。

橋本は決着しました。しかし、その一方でサブローはまだこんなことを言っています。


観戦で変心!サブロー メジャー第1希望 (スポニチ)

FA権行使についてシーズン終了直後は「五分五分」としていたが「実際に米国に行ってみてメジャーへの気持ちが強くなった。今は7対3ぐらいでメジャーに行きたい」と明かした。

どうもワールドシリーズを観戦したらますますメジャーに行きたくなってしまったようです。なんだか軽いノリですが、ひょっとしたらメジャーの球団から何らかの接触があったのかも・・・。

どうなんですかね。正直もう好きにしてくれと思います。
サブローがメジャーで通用するかどうかは微妙ですね。井川が通用せず、ジャスティンミラーが通用する不思議な世界。必ずしも通用しないと決まったわけじゃありませんが。ダメなら奥さんの了解はもらったらしいですし、マリーンズに戻ってくればいいという軽い気持ちで渡米するのではなく、マイナー契約を覚悟した上で挑戦して欲しいです。

いずれにせよ、サブローが出て行くなら代わりの外野手を補強しないといけません。サブローの持ち味は守備と勝負強い打撃。守備は今いる選手に期待するとして、「チャンスでしか打てない」とまで言われた勝負強い打撃に関してはやはり補強の必要があります。

誰がいいか。
国内じゃ厳しいですね。日ハムがマイケルを交換要員にして強打者を探すらしいですから、これには勝てません。
そうなるとやはり新外人です。いや、新しい必要はありません。
ヤツです。いよいよヤツがリベンジする時がやってきました。

え?またかって?
そうです、「また」ですよ。すいませんね。

しかし、何の根拠もなく主張しているわけじゃありません。しっかりとしたデータの裏づけがあります。

パスクチは今年マイナーでOPSの高さが話題となりました。OPSとは出塁率と長打率をあわせた数字で、これが高いのは強打者の証です。
また、2006年のパスクチはOTDが非常に高い打者として知られました。
OTDとは最近出てきた指標で、「得点圏打率でフォローできない総合的な勝負強さをあらわす値」のことを言います。
パスクチの2006年の得点圏打率は.188。これだけ見るとパスクチは勝負弱いバッターです。しかし、この年のチーム最多お立ち台がこのパスクチ。少ない試合数で5回もたったのですからおいしいところを何度もかっさらっているのです。つまり、OTDが高い打者は、「お立ち台に立つことが多い打者」となり、要するに試合を決める一打を良く打ってくれる勝負強い打者と言うことになります。

最近はこうしたマネーボールで使用する指標では正確に測れない面をフォローする新しい指標が出てきています。代表的なのはエカーボールでよく使う指標ですね。
例えばFYBは中継ぎ投手がどの程度の連投に耐えられるかを示す数値です。
また、TSKは打順の低下と成績が反比例する場合に高い数値となります。
ちなみにFYBは「日もんでるんだカヤロー」の略。TSKは「川の打順はげたんじゃない、手に下がったんだ」の略です。
そういえばパスクチは7番あたりでは打っても4番で打てませんでしたから、OTDだけじゃなくTSKもかなり高いバッターということになります。

どうですか?最新のデータ野球はパスクチの活躍を予言します。セギノールも出戻りで成功していますし、P様も再度獲得して欲しいですね。


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