
9月に取った夏休みを利用して四国に行ってきました。
今回利用したのは「四国グリーン紀行」。JR四国全線の特急グリーン車に乗り放題という切符で、4日間で2万円。1日当たり5千円です。
鉄道に乗るのが目的の旅行ですから、普通に特急に乗っているだけで元が取れてしまいます。普段グリーン車なんて総武快速しか乗りませんから、たまには贅沢もいいでしょう。
人気blogランキング
自分にとって旅の計画を立てることはパズルを解く作業に似ています。
今回は2005年の広島遠征の際に乗車した高徳線と徳島線以外の全線、夏に乗った琴電琴平線を除く私鉄全線を4日間で乗り終えるつもりです。この切符はJRバスの2路線もフリー区間に入っているのでついでに乗ってしまいましょう。要するに四国一周+バス+私鉄全線です。よほど上手く計画を立てないと乗り切れない区間が出てしまいます。あちらを立てればこちらが立たず。インターネットでバスの時刻表を調べつつ、JR時刻表をめくってああでもないこうでもないと悩むこと1週間。ようやくできあがった行程表はこうなりました。

四国を素直に一周せず行ったり来たり。アホなルートです。だがそれがいい。その鉄オタ全開なルートがいい。ちなみに黄色い矢印が鉄道で、白がバスです。
JR四国のホームページで切符と座席指定券をセットで注文し、数日後に四国グリーン紀行の切符と指定席券10枚が送られてきました。そして9月19日金曜日。仕事を終えて一旦家に帰った私は、近づく台風をものともせず夜8時の新幹線に乗り込み、一路神戸へと向かいました。
9月20日 土曜日
なぜ神戸に向かったか。それは明石海峡大橋を渡って四国入りするからです。
日付が変わるころに三宮のホテルに転がり込み、翌朝6時前の電車に乗って舞子へ。ちょうどこの駅の頭上を明石海峡大橋が通っており、ここから四国各地に向かう高速バスに乗りつぐことができます。駅を出てエスカレーターを何度も乗り換えて高速バス乗り場に上がると、早朝にもかかわらず数人の客が四国行きのバスを待っていました。
私が乗る6:50分発徳島駅行のバスは学園都市というスカイマークスタジアム近くの駅からやってくるため誰も乗っていません。私を含め数人の客を乗せて走り出したバスはあっという間に明石海峡大橋を渡り淡路島に入ります。山やら海を眺めること1時間。あっという間に高速鳴門に着いてしまいました。速いです。

高速鳴門のバス停はかなり高い所にあります。坂道を下って地上に降りると5分かかりますが、スロッピーという簡易モノレールに乗るとすぐ地上に着きます。
乗り込んでエレベータについているような↓ボタンを押すとドアが閉まり、1分半で地上に到着。観光センターで少し休んでからバスで鳴門駅に向かいました。

8時前に鳴門駅到着。いよいよ四国グリーン紀行の出番です。とはいっても鳴門駅から出るのは普通列車のみです。駅員に切符を見せ、ホームで列車の到着を待ちます。

やってきたのは8:14発の池谷行。2両編成のディーゼルカーは田園地帯をのんびり走り高徳線の池谷に到着。ここで乗り換えて徳島駅に9:04につきました。
次に乗るのは牟岐線を走る特急剣山です。牟岐線は徳島から太平洋沿いを南下し海部に至る路線で、お客さんはあまり多くありません。やってきた特急もわずか2両でした。

2両の特急は駅に着くたびに客を降ろしつつローカル線をのんびり走ります。地図の上では海沿いですが、海はほとんど見えません。ただ、途中上田利治の母校が車窓から見えました。
11時3分に牟岐駅に到着。昭和48年まではこの牟岐駅が終点でした。ここから海部までは新しい路線になります。写真は牟岐駅で撮影していますが、まだ終点ではないにもかかわらず折り返しの特急室戸用のヘッドマークをつけてしまっています。そして牟岐を発車した特急剣山はいくつものトンネルを抜け、11:38に終点の海部に着きました。

海部駅は高架線の上にあります。線路はまだ続いていますが、海部から先はJRではなく阿佐海岸鉄道阿佐東線になるので特急はここまで。隣のホームに止まっているディーゼルカーに乗り換えです。普通の高架駅のように地上に下りるのではなく、線路に降りて踏切を渡ります。
阿佐海岸鉄道阿佐東線はここ海部から高知県の甲浦(かんのうら)までのわずか2駅を結んでいます。もともと室戸岬を一周して高知県の後免までをつなぐ予定だったのですが、大赤字を出していた国鉄再建のあおりで工事は中断。その後ほぼ完成していた区間だけを整備して、平成14年になってようやく甲浦までが開通しましたが、工事はそこで完全に停止し、全通の見込みはありません。
しかし、紆余曲折を経て開通したものの、もともとお客の少ないローカル線の末端から延びる路線です。1日の乗降客はわずか170人程度、毎年のように赤字を出しており、路線の廃止すら噂されています。しかも今年の夏には2両しかない自社のディーゼルカーのうち1両が脱線事故を起こして破損。やむを得ずJR四国からキハ40系1両を借りて急場をしのいでいるようです。
そんな前途の明るくない阿佐海岸鉄道ですが、海部から乗り込んだ1両編成のキハ40には10数人の乗客が乗り込みました。観光客に混じってお遍路さんもいます。四国と言えばお遍路参り。最近お遍路参りをする人が増えているようで、四国のあちこちで見かけました。鉄道やバスで札所を回る人、車やバイクで回る人、団体ツアーで回る人など様々です。
11:49海部発。トンネルの連続で、その合間に海が見えます。不思議なことにワンマン運転にもかかわらず車内に運賃箱がありません。特急からの乗り換え客の中には切符を持っていない人もいます。どうするのかと思ったら、終点の甲浦到着後運転士が手で受け取っていました。私が持つ四国グリーン紀行は阿佐海岸鉄道が対象外となっており、運転士に甲浦までの270円を渡しました。

甲浦からはバスに乗り換えて室戸岬へ、さらには土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の終着駅、奈半利を目指します。
甲浦は高架線の駅で、ホームの先で突然高架線が終わっています。かつてはここからさらに線路が延びる予定だったため中途半端なつくりですが、今となっては夢の跡です。
ホームから階段を下りると駅舎内に地元の土産物屋があり、切符なども売られています。ただ、駅の周囲には何もありません。お店すらありません。することもないので外のバス停でぼーっと待っていると、10分ほどで11:49発の奈半利方面に向かうバスがやってきました。ここから2時間バスの旅です。

バスは延々と国道55号線を南下し、海沿いを進みます。駅を出て少し走っただけで人家は少なくなりました。途中の乗り降りもほとんどありません。途中、お遍路さんの団体を追い抜きました。

1時間ほどで四国東南部の突端、室戸岬に到着。台風情報でよく出てくる地名です。弘法大師の修行場としても知られ、岬の手前には弘法大師の大きな像が立ち、太平洋を見据えています。
バスは方向を変え、奈半利へと向かいます。ひなびた田舎を走るかと思いきや、意外と家があり、バスはこまめに広い国道を外れて、狭い家並みの中の道を走ります。

奈半利駅には13:40頃到着。ほぼ定刻です。バスはこの地域の中心である安芸まで行きますが、今回はここから土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗り換えます。
ごめん・なはりせんの正式名称は阿佐西線です。先ほど乗った阿佐東線同様、昭和56年に国鉄再建のあおりで工事がストップするも、高知県の西部で中村線などを運行する土佐くろしお鉄道が引き受けて昭和63年に工事再開。工事開始から35年もたった平成14年に開業した新しい路線です。各駅には高知県出身のやなせたかしデザインのキャラクターが描かれており、奈半利駅は「なは りこちゃん」となっています。

高架線上にある片面1線のホームで待っていると、やがて14:01発の1両編成のディーゼルカーがやってきました。ごめん・なはり線はJR土讃線の高知まで乗り入れており、やってきた車両もJR四国の車両です。

列車は高架線を快調に飛ばします。左手には太平洋が広がり、右手は山や田んぼ。明るい景色が広がります。阿佐東線と違い沿線に人口が多くせいか、駅ごとに客が増え、座席はふさがり、立ち客も出てきました。

やがて14:59に後免に到着。ごめん・なはり線のホームでは「ごめん えきお君」がもの凄い勢いで謝っています。
ここから土讃線を北上し高松を目指しますが、私が持っている「四国グリーン紀行」は四国に2路線あるJRバスも乗車可能。せっかくなので乗っておこうと思います。土讃線の普通列車に乗り換えて土佐山田駅で降り、バスで大栃まで往復することにしました。

幸いにもバスの接続はよく、15分ほど待って大栃行きのバスがやってきました。途中アンパンマンミュージアムがあるためバスもアンパンマン塗装です。ただアンパンマンミュージアムは男1人で行くところではないので今回はパス。おとなしく終点の大栃まで乗りました。川沿いをさかのぼること40分。ダム湖のほとり大栃で折り返します。

大栃は大栃駅と名乗っており、待合スペースと食堂があります。昔はここでバスの切符も売っていました。かつてはこういうバスの駅が全国の田舎にあったのですが、最近は過疎化や合理化でどんどんなくなっています。20分ほどで折り返して土佐山田駅に戻り、17:20岡山行き特急南風24号に乗ります。ようやく四国グリーン切符の真価が発揮される時が来ました。進行方向右側の1列の大きな座席にどっかと腰を下ろし、お菓子を食べながら、ビールを飲む。いいですね。旅の醍醐味です。ですが駅弁は食べません。なぜならばこの後讃岐うどんを食べるからです。
多度津で特急を降り、高松行きの普通列車に乗り換えて宇多津駅で下車。夜なので駅員がいないのでしょう。駅に着くたびに車掌がダッシュでホームに飛び出し、階段のところで降りた客の切符を回収しています。運賃の取りっぱぐれを防ぐJR四国独自のシステムですね。これが外房線あたりの無人駅だと降りる際は完全ノーチェックです。
今回目当てのうどん屋さんはこの宇多津駅の近くにある「おか泉」という店です。比較的新しい店で、なんだか和食を出すファミリーレストランのような雰囲気でしたが、讃岐うどんの世界では立派な有名店です。土曜の夜にしては混んでおらず、並ぶことなく店内に入れました。名物の「冷天(ひやてん)おろし」900円を注文し、セルフサービスの1個105円のおでんをつまみながら待つこと数分。ゆでたてのうどんがやってきました。

一目見てびっくり。天ぷらの大きいこと!20センチぐらいあります。当然衣はサクサクです。うどんはコシが強く歯ごたえがあります。美味い美味いと
一気に食べてしまいました。
ここはおすすめです。讃岐うどんの店は駅から遠い店や昼間や平日しかやっていない店が多く、夕食の時間まで開いている店はほとんどありません。その点「おか泉」は夜20:30まで営業しており、土日も開いています。「おいしい讃岐うどんが食べたいけど、うどん中心のスケジュールが組めない」という方はぜひこの「おか泉」をチェックして欲しいですね。宇多津駅からは徒歩15分ほど。道も分かりやすく、迷いません。もっと詳しく知りたい方は食べログの「おか泉」のページを見てください。
うどんを食べて大満足した後は宇多津駅まで歩いて戻り、高松駅近くのビジネスホテルに泊まりました。明日は高松から松山に向かいます。
今回は2005年の広島遠征の際に乗車した高徳線と徳島線以外の全線、夏に乗った琴電琴平線を除く私鉄全線を4日間で乗り終えるつもりです。この切符はJRバスの2路線もフリー区間に入っているのでついでに乗ってしまいましょう。要するに四国一周+バス+私鉄全線です。よほど上手く計画を立てないと乗り切れない区間が出てしまいます。あちらを立てればこちらが立たず。インターネットでバスの時刻表を調べつつ、JR時刻表をめくってああでもないこうでもないと悩むこと1週間。ようやくできあがった行程表はこうなりました。

四国を素直に一周せず行ったり来たり。アホなルートです。だがそれがいい。その鉄オタ全開なルートがいい。ちなみに黄色い矢印が鉄道で、白がバスです。
JR四国のホームページで切符と座席指定券をセットで注文し、数日後に四国グリーン紀行の切符と指定席券10枚が送られてきました。そして9月19日金曜日。仕事を終えて一旦家に帰った私は、近づく台風をものともせず夜8時の新幹線に乗り込み、一路神戸へと向かいました。
9月20日 土曜日
なぜ神戸に向かったか。それは明石海峡大橋を渡って四国入りするからです。
日付が変わるころに三宮のホテルに転がり込み、翌朝6時前の電車に乗って舞子へ。ちょうどこの駅の頭上を明石海峡大橋が通っており、ここから四国各地に向かう高速バスに乗りつぐことができます。駅を出てエスカレーターを何度も乗り換えて高速バス乗り場に上がると、早朝にもかかわらず数人の客が四国行きのバスを待っていました。
私が乗る6:50分発徳島駅行のバスは学園都市というスカイマークスタジアム近くの駅からやってくるため誰も乗っていません。私を含め数人の客を乗せて走り出したバスはあっという間に明石海峡大橋を渡り淡路島に入ります。山やら海を眺めること1時間。あっという間に高速鳴門に着いてしまいました。速いです。

高速鳴門のバス停はかなり高い所にあります。坂道を下って地上に降りると5分かかりますが、スロッピーという簡易モノレールに乗るとすぐ地上に着きます。
乗り込んでエレベータについているような↓ボタンを押すとドアが閉まり、1分半で地上に到着。観光センターで少し休んでからバスで鳴門駅に向かいました。

8時前に鳴門駅到着。いよいよ四国グリーン紀行の出番です。とはいっても鳴門駅から出るのは普通列車のみです。駅員に切符を見せ、ホームで列車の到着を待ちます。

やってきたのは8:14発の池谷行。2両編成のディーゼルカーは田園地帯をのんびり走り高徳線の池谷に到着。ここで乗り換えて徳島駅に9:04につきました。
次に乗るのは牟岐線を走る特急剣山です。牟岐線は徳島から太平洋沿いを南下し海部に至る路線で、お客さんはあまり多くありません。やってきた特急もわずか2両でした。

2両の特急は駅に着くたびに客を降ろしつつローカル線をのんびり走ります。地図の上では海沿いですが、海はほとんど見えません。ただ、途中上田利治の母校が車窓から見えました。
11時3分に牟岐駅に到着。昭和48年まではこの牟岐駅が終点でした。ここから海部までは新しい路線になります。写真は牟岐駅で撮影していますが、まだ終点ではないにもかかわらず折り返しの特急室戸用のヘッドマークをつけてしまっています。そして牟岐を発車した特急剣山はいくつものトンネルを抜け、11:38に終点の海部に着きました。

海部駅は高架線の上にあります。線路はまだ続いていますが、海部から先はJRではなく阿佐海岸鉄道阿佐東線になるので特急はここまで。隣のホームに止まっているディーゼルカーに乗り換えです。普通の高架駅のように地上に下りるのではなく、線路に降りて踏切を渡ります。
阿佐海岸鉄道阿佐東線はここ海部から高知県の甲浦(かんのうら)までのわずか2駅を結んでいます。もともと室戸岬を一周して高知県の後免までをつなぐ予定だったのですが、大赤字を出していた国鉄再建のあおりで工事は中断。その後ほぼ完成していた区間だけを整備して、平成14年になってようやく甲浦までが開通しましたが、工事はそこで完全に停止し、全通の見込みはありません。
しかし、紆余曲折を経て開通したものの、もともとお客の少ないローカル線の末端から延びる路線です。1日の乗降客はわずか170人程度、毎年のように赤字を出しており、路線の廃止すら噂されています。しかも今年の夏には2両しかない自社のディーゼルカーのうち1両が脱線事故を起こして破損。やむを得ずJR四国からキハ40系1両を借りて急場をしのいでいるようです。
そんな前途の明るくない阿佐海岸鉄道ですが、海部から乗り込んだ1両編成のキハ40には10数人の乗客が乗り込みました。観光客に混じってお遍路さんもいます。四国と言えばお遍路参り。最近お遍路参りをする人が増えているようで、四国のあちこちで見かけました。鉄道やバスで札所を回る人、車やバイクで回る人、団体ツアーで回る人など様々です。
11:49海部発。トンネルの連続で、その合間に海が見えます。不思議なことにワンマン運転にもかかわらず車内に運賃箱がありません。特急からの乗り換え客の中には切符を持っていない人もいます。どうするのかと思ったら、終点の甲浦到着後運転士が手で受け取っていました。私が持つ四国グリーン紀行は阿佐海岸鉄道が対象外となっており、運転士に甲浦までの270円を渡しました。

甲浦からはバスに乗り換えて室戸岬へ、さらには土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の終着駅、奈半利を目指します。
甲浦は高架線の駅で、ホームの先で突然高架線が終わっています。かつてはここからさらに線路が延びる予定だったため中途半端なつくりですが、今となっては夢の跡です。
ホームから階段を下りると駅舎内に地元の土産物屋があり、切符なども売られています。ただ、駅の周囲には何もありません。お店すらありません。することもないので外のバス停でぼーっと待っていると、10分ほどで11:49発の奈半利方面に向かうバスがやってきました。ここから2時間バスの旅です。

バスは延々と国道55号線を南下し、海沿いを進みます。駅を出て少し走っただけで人家は少なくなりました。途中の乗り降りもほとんどありません。途中、お遍路さんの団体を追い抜きました。

1時間ほどで四国東南部の突端、室戸岬に到着。台風情報でよく出てくる地名です。弘法大師の修行場としても知られ、岬の手前には弘法大師の大きな像が立ち、太平洋を見据えています。
バスは方向を変え、奈半利へと向かいます。ひなびた田舎を走るかと思いきや、意外と家があり、バスはこまめに広い国道を外れて、狭い家並みの中の道を走ります。

奈半利駅には13:40頃到着。ほぼ定刻です。バスはこの地域の中心である安芸まで行きますが、今回はここから土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗り換えます。
ごめん・なはりせんの正式名称は阿佐西線です。先ほど乗った阿佐東線同様、昭和56年に国鉄再建のあおりで工事がストップするも、高知県の西部で中村線などを運行する土佐くろしお鉄道が引き受けて昭和63年に工事再開。工事開始から35年もたった平成14年に開業した新しい路線です。各駅には高知県出身のやなせたかしデザインのキャラクターが描かれており、奈半利駅は「なは りこちゃん」となっています。

高架線上にある片面1線のホームで待っていると、やがて14:01発の1両編成のディーゼルカーがやってきました。ごめん・なはり線はJR土讃線の高知まで乗り入れており、やってきた車両もJR四国の車両です。

列車は高架線を快調に飛ばします。左手には太平洋が広がり、右手は山や田んぼ。明るい景色が広がります。阿佐東線と違い沿線に人口が多くせいか、駅ごとに客が増え、座席はふさがり、立ち客も出てきました。

やがて14:59に後免に到着。ごめん・なはり線のホームでは「ごめん えきお君」がもの凄い勢いで謝っています。
ここから土讃線を北上し高松を目指しますが、私が持っている「四国グリーン紀行」は四国に2路線あるJRバスも乗車可能。せっかくなので乗っておこうと思います。土讃線の普通列車に乗り換えて土佐山田駅で降り、バスで大栃まで往復することにしました。

幸いにもバスの接続はよく、15分ほど待って大栃行きのバスがやってきました。途中アンパンマンミュージアムがあるためバスもアンパンマン塗装です。ただアンパンマンミュージアムは男1人で行くところではないので今回はパス。おとなしく終点の大栃まで乗りました。川沿いをさかのぼること40分。ダム湖のほとり大栃で折り返します。

大栃は大栃駅と名乗っており、待合スペースと食堂があります。昔はここでバスの切符も売っていました。かつてはこういうバスの駅が全国の田舎にあったのですが、最近は過疎化や合理化でどんどんなくなっています。20分ほどで折り返して土佐山田駅に戻り、17:20岡山行き特急南風24号に乗ります。ようやく四国グリーン切符の真価が発揮される時が来ました。進行方向右側の1列の大きな座席にどっかと腰を下ろし、お菓子を食べながら、ビールを飲む。いいですね。旅の醍醐味です。ですが駅弁は食べません。なぜならばこの後讃岐うどんを食べるからです。
多度津で特急を降り、高松行きの普通列車に乗り換えて宇多津駅で下車。夜なので駅員がいないのでしょう。駅に着くたびに車掌がダッシュでホームに飛び出し、階段のところで降りた客の切符を回収しています。運賃の取りっぱぐれを防ぐJR四国独自のシステムですね。これが外房線あたりの無人駅だと降りる際は完全ノーチェックです。
今回目当てのうどん屋さんはこの宇多津駅の近くにある「おか泉」という店です。比較的新しい店で、なんだか和食を出すファミリーレストランのような雰囲気でしたが、讃岐うどんの世界では立派な有名店です。土曜の夜にしては混んでおらず、並ぶことなく店内に入れました。名物の「冷天(ひやてん)おろし」900円を注文し、セルフサービスの1個105円のおでんをつまみながら待つこと数分。ゆでたてのうどんがやってきました。

一目見てびっくり。天ぷらの大きいこと!20センチぐらいあります。当然衣はサクサクです。うどんはコシが強く歯ごたえがあります。美味い美味いと
一気に食べてしまいました。
ここはおすすめです。讃岐うどんの店は駅から遠い店や昼間や平日しかやっていない店が多く、夕食の時間まで開いている店はほとんどありません。その点「おか泉」は夜20:30まで営業しており、土日も開いています。「おいしい讃岐うどんが食べたいけど、うどん中心のスケジュールが組めない」という方はぜひこの「おか泉」をチェックして欲しいですね。宇多津駅からは徒歩15分ほど。道も分かりやすく、迷いません。もっと詳しく知りたい方は食べログの「おか泉」のページを見てください。
うどんを食べて大満足した後は宇多津駅まで歩いて戻り、高松駅近くのビジネスホテルに泊まりました。明日は高松から松山に向かいます。




四国出身(愛媛)の私にはなんとも嬉しい記事。
次は松山での記事ということで、楽しみにしております。