聞こえる・・・聞こえるぞ・・・、第2次山本政権の足音が・・・。
ロッテ・バレンタイン監督、来季限り=球団、契約更新しない方針決定(時事通信)
ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が契約最終年の来季限りで退団することが決まった。瀬戸山隆三球団社長が21日、明らかにした。球団側が再来年以降の契約を更新しない方針を決め、本人に同日伝えた。同監督は今オフ、外国人選手の獲得をめぐり、球団フロントとの対立が伝えられていた。
同社長は「球団を大改革するため、バレンタイン体制を契約満了の来年いっぱいで終える」と説明。次期監督については「青写真はない。人選はこれから」と話した。
同社長によると、バレンタイン監督との契約を来年限りで打ち切る方針は16日に重光武雄オーナーに報告し、了承を得た。同社長は「これまでの貢献、功績には感謝している。組織の活性化には世代交代が必要」などと説明した。
ロッテ・バレンタイン監督は来季限り (サンスポ)
■瀬戸山隆三球団社長
「チームも球団も大改革していく必要がある。決まったことなら、シーズン前に報告した方がいい。多大なる貢献には感謝している。来年は有終の美を飾ってもらいたい」
■バレンタイン監督
「(2010年以降の契約は)09年の成績を見てからと言われていた。驚いたが、わたしはロッテが良くなることに力を尽くしたいので、決定には賛同する。来年もこれまで同様、全力を注いでいく。選手とファンと最高の1年にしたい」
バレンタイン監督の契約は来季の成績次第じゃなかったのか?
いったい何があったのでしょう。黒幕は誰だ?メルマガ嬢の理絵か?
瀬戸山社長による突然の通告。バレンタイン監督の功績を讃えた上での円満な政権交代を望んでいましたが、残念ながら喧嘩別れに近い形になってしまいました。今日21日に行われた監督と社長の会談での通告ですが、実際には16日に瀬戸山社長が重光武雄オーナー、重光昭夫オーナー代行と会談し、バレンタイン監督解任の了承を取り付けていたとのこと。金東柱獲得騒動が無かったとしても、来季限りでの契約打ち切りは規定路線だったのでしょう。
契約打ち切り自体に反対はしませんが、もっと話し合いを尽くしてから決めてほしかったですね。
球団は何を考えているのか。まだシーズンが始まっていないこの時期の発表に何のメリットがあるのでしょう。
本来なら来シーズンオフに発表すべきで、まさに異例中の異例です。上策とは思えませんね。マイナス面の影響に目をつぶってまでもバレンタインを切りたかったのか・・・。
そもそも、フロントがこの時期に契約打ち切りを決めた理由は何でしょう。
金東柱獲得騒動?長野の強行指名を決めながらチャリティーを理由に帰国してしまったこと?
それだけが理由ではないでしょう。おそらく独断専行のバレンタイン監督とフロントの間で軋轢が積み重なり、今回の契約打ち切り発表となったものと思われます。バレンタイン監督のコメントを見ると、本人もある程度予想していたのでしょうね。今季最終戦の大演説も、契約打ち切りに動くフロントへの交渉材料の一環だったと考えれば合点がいきます。
ファンサービスへの影響はどうでしょう。
現在マリーンズはファンサービスに熱心な球団であるとの評価が確立していますが、その多くはバレンタイン監督の功績です。こうしたファンサービスに魅力を感じファンになった方は今回の騒動をどう見ているのでしょうか。ファンサービス向上のシンボルであったバレンタイン監督を切ることはマイナスかもしれませんが、切ったからと言って再来年から「ファンサービスのロッテ」の看板を下ろすはずはありません。逆にバレンタイン監督を切ってもファンサービスでファンを繋ぎ止めることができるのでファンの減少が避けられる、と球団が判断したのだと思われます。そういう意味で「バレンタイン式ファンサービス」の実行役である荒木重雄執行役員の去就に注目しています。留任なら現行路線でしょうし、解任なら今回は単なるバレンタイン一派の一掃が目的で、後のことは何も考えていないということになるでしょう。
来シーズンが心配になってきました。
バレンタイン監督は「驚いたが、来季は最高のシーズンにしたい」と語っているものの、来シーズンの士気の低下は避けられません。覇気の無い采配を繰り返して下位に沈むか、今年のコリンズ監督のように途中で放り出して辞任、と言う線もあります。むしろ球団はシーズン途中での辞任を望んでいるのかもしれません。監督自ら辞めてくれれば悪役にならずに済みますからね。逆に、再来年の就職活動を見据えた実績作りのために本気で勝ちにいくかもしれません。それはそれで良い事です。
ただ、選手たちが乗ってくるのか。選手たちが監督の花道を作るため奮起してくれれば良いのですが、そうならない可能性もあります。監督の求心力の低下は避けられませんし、上位にいればまだしも、一旦下位に沈めば「また来季がんばればいいや。どうせ監督は今季限りだし」と簡単に諦めてしまうかもしれません。そして今季のFA組の大半はバレンタイン監督のために残留を決めたと伝えられていますから、来シーズンオフには球団への不信から選手の大量流出が懸念されます。おそらく2009年はあまり良いシーズンにならないでしょうね。願わくば私の予想が外れてほしいのですけど。
そして次の監督です。いったい誰になるのでしょう。現時点では白紙とのことですが、現在バレンタイン監督による独裁体制という特殊な組織になってしまっていますから、おそらく次期監督選びは困難を極めるはずです。
バレンタイン体制の解体とチームの勝利、この2つを任せるには監督未経験者では荷が重く、初芝神やジョニーは候補から外して良いと思います。西村コーチや袴田コーチの内部昇格という線もありますが、彼らの仕事はコーチと言うよりバレンタイン監督への現状報告。中間管理職のような立場です。その上監督未経験ですし、バレンタイン後を任せられるとは思えません。
やはり監督経験者がいいですね。
采配ががらりと変わるわけですから、きちんと自分の言葉で説明できる人がいいです。
思いつくのは元横浜の牛島、元西武の伊東、元中日の山田久志でしょうか。石井浩郎も西武で2軍監督をやっています。
第二次山本功児政権?ネタとしてはいいですけど、実現するのは困ります。
ただ彼らは監督業を知るゆえに、バレンタイン後の困難が予想できるでしょうから、後任を引き受けないかもしれません。
日本人にこだわらず、広く監督候補を探す必要があります。
元ハムのヒルマンという手もありますね。、元ロッテでメジャーの監督経験もあるラフィーバーもいます。再来年で68歳という高齢がネックになりますが。
ただ、もっとロッテを知る人物で、監督としての評価が高い人間がいます。
それはこの人です。

そうです。スパイクことランディ・レディです。
ネタではありませんよ?私は本気で推薦します。
ローズに2被弾で大敗!しかしアメリカで大変なものを見つけた!
このエントリーで紹介した様に、現在スパイクはパドレス傘下の3Aポートランドの監督として高い評価を受けています。
Mariners have eyes on winners マリナーズ公式 日本語訳はこちら
Mariners interview Don Wakamatsu, Randy Ready SportingNews.com 日本語訳はこちら
そしてこの記事を読むと、今シーズンオフにスパイクはマリナーズの新監督候補として名前が挙がっています。
なんとスパイクにはパドレスのGMからマリナーズのGMへ強力な推薦があったようですね。スパイクの評価はそこまで高いのでしょうか。
幸いマリナーズの新監督はもう一人の候補であるドン・ワカマツ氏に決まりました。スパイクに足らないのは監督としての実績です。それならば日本での監督経験は間違いなくプラスになるはずです。ヒルマンという成功例があるだけに、スパイク本人にしても抵抗は少ないでしょう。
バレンタイン監督の交代は、普通の監督交代とは違います。6年もやってきたことを変えるのですから、急激な変革はチームを崩壊させる危険があります。むしろ今後予定される初芝王政への下地を整えるために、一度バレンタイン監督以外の外人監督を挟んで、緩やかに変革していったほうがいいのかもしれません。ファンサービスの継続性から考えても、すでに色がついてしまった日本人監督よりも、外人監督の方が引き継ぎやすいのではないでしょうか。日本での監督経験がないアメリカ人の方が良いと思います。そういう意味でも2010年はスパイク監督を推薦します。
まあ、「解任を通告してみたものの、後任が見つからず結局留任」という可能性も無いわけじゃありませんね。
かつてのエカ政権のように。
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ロッテ・バレンタイン監督、来季限り=球団、契約更新しない方針決定(時事通信)
ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が契約最終年の来季限りで退団することが決まった。瀬戸山隆三球団社長が21日、明らかにした。球団側が再来年以降の契約を更新しない方針を決め、本人に同日伝えた。同監督は今オフ、外国人選手の獲得をめぐり、球団フロントとの対立が伝えられていた。
同社長は「球団を大改革するため、バレンタイン体制を契約満了の来年いっぱいで終える」と説明。次期監督については「青写真はない。人選はこれから」と話した。
同社長によると、バレンタイン監督との契約を来年限りで打ち切る方針は16日に重光武雄オーナーに報告し、了承を得た。同社長は「これまでの貢献、功績には感謝している。組織の活性化には世代交代が必要」などと説明した。
ロッテ・バレンタイン監督は来季限り (サンスポ)
■瀬戸山隆三球団社長
「チームも球団も大改革していく必要がある。決まったことなら、シーズン前に報告した方がいい。多大なる貢献には感謝している。来年は有終の美を飾ってもらいたい」
■バレンタイン監督
「(2010年以降の契約は)09年の成績を見てからと言われていた。驚いたが、わたしはロッテが良くなることに力を尽くしたいので、決定には賛同する。来年もこれまで同様、全力を注いでいく。選手とファンと最高の1年にしたい」
バレンタイン監督の契約は来季の成績次第じゃなかったのか?
いったい何があったのでしょう。黒幕は誰だ?メルマガ嬢の理絵か?
瀬戸山社長による突然の通告。バレンタイン監督の功績を讃えた上での円満な政権交代を望んでいましたが、残念ながら喧嘩別れに近い形になってしまいました。今日21日に行われた監督と社長の会談での通告ですが、実際には16日に瀬戸山社長が重光武雄オーナー、重光昭夫オーナー代行と会談し、バレンタイン監督解任の了承を取り付けていたとのこと。金東柱獲得騒動が無かったとしても、来季限りでの契約打ち切りは規定路線だったのでしょう。
契約打ち切り自体に反対はしませんが、もっと話し合いを尽くしてから決めてほしかったですね。
球団は何を考えているのか。まだシーズンが始まっていないこの時期の発表に何のメリットがあるのでしょう。
本来なら来シーズンオフに発表すべきで、まさに異例中の異例です。上策とは思えませんね。マイナス面の影響に目をつぶってまでもバレンタインを切りたかったのか・・・。
そもそも、フロントがこの時期に契約打ち切りを決めた理由は何でしょう。
金東柱獲得騒動?長野の強行指名を決めながらチャリティーを理由に帰国してしまったこと?
それだけが理由ではないでしょう。おそらく独断専行のバレンタイン監督とフロントの間で軋轢が積み重なり、今回の契約打ち切り発表となったものと思われます。バレンタイン監督のコメントを見ると、本人もある程度予想していたのでしょうね。今季最終戦の大演説も、契約打ち切りに動くフロントへの交渉材料の一環だったと考えれば合点がいきます。
ファンサービスへの影響はどうでしょう。
現在マリーンズはファンサービスに熱心な球団であるとの評価が確立していますが、その多くはバレンタイン監督の功績です。こうしたファンサービスに魅力を感じファンになった方は今回の騒動をどう見ているのでしょうか。ファンサービス向上のシンボルであったバレンタイン監督を切ることはマイナスかもしれませんが、切ったからと言って再来年から「ファンサービスのロッテ」の看板を下ろすはずはありません。逆にバレンタイン監督を切ってもファンサービスでファンを繋ぎ止めることができるのでファンの減少が避けられる、と球団が判断したのだと思われます。そういう意味で「バレンタイン式ファンサービス」の実行役である荒木重雄執行役員の去就に注目しています。留任なら現行路線でしょうし、解任なら今回は単なるバレンタイン一派の一掃が目的で、後のことは何も考えていないということになるでしょう。
来シーズンが心配になってきました。
バレンタイン監督は「驚いたが、来季は最高のシーズンにしたい」と語っているものの、来シーズンの士気の低下は避けられません。覇気の無い采配を繰り返して下位に沈むか、今年のコリンズ監督のように途中で放り出して辞任、と言う線もあります。むしろ球団はシーズン途中での辞任を望んでいるのかもしれません。監督自ら辞めてくれれば悪役にならずに済みますからね。逆に、再来年の就職活動を見据えた実績作りのために本気で勝ちにいくかもしれません。それはそれで良い事です。
ただ、選手たちが乗ってくるのか。選手たちが監督の花道を作るため奮起してくれれば良いのですが、そうならない可能性もあります。監督の求心力の低下は避けられませんし、上位にいればまだしも、一旦下位に沈めば「また来季がんばればいいや。どうせ監督は今季限りだし」と簡単に諦めてしまうかもしれません。そして今季のFA組の大半はバレンタイン監督のために残留を決めたと伝えられていますから、来シーズンオフには球団への不信から選手の大量流出が懸念されます。おそらく2009年はあまり良いシーズンにならないでしょうね。願わくば私の予想が外れてほしいのですけど。
そして次の監督です。いったい誰になるのでしょう。現時点では白紙とのことですが、現在バレンタイン監督による独裁体制という特殊な組織になってしまっていますから、おそらく次期監督選びは困難を極めるはずです。
バレンタイン体制の解体とチームの勝利、この2つを任せるには監督未経験者では荷が重く、初芝神やジョニーは候補から外して良いと思います。西村コーチや袴田コーチの内部昇格という線もありますが、彼らの仕事はコーチと言うよりバレンタイン監督への現状報告。中間管理職のような立場です。その上監督未経験ですし、バレンタイン後を任せられるとは思えません。
やはり監督経験者がいいですね。
采配ががらりと変わるわけですから、きちんと自分の言葉で説明できる人がいいです。
思いつくのは元横浜の牛島、元西武の伊東、元中日の山田久志でしょうか。石井浩郎も西武で2軍監督をやっています。
第二次山本功児政権?ネタとしてはいいですけど、実現するのは困ります。
ただ彼らは監督業を知るゆえに、バレンタイン後の困難が予想できるでしょうから、後任を引き受けないかもしれません。
日本人にこだわらず、広く監督候補を探す必要があります。
元ハムのヒルマンという手もありますね。、元ロッテでメジャーの監督経験もあるラフィーバーもいます。再来年で68歳という高齢がネックになりますが。
ただ、もっとロッテを知る人物で、監督としての評価が高い人間がいます。
それはこの人です。

そうです。スパイクことランディ・レディです。
ネタではありませんよ?私は本気で推薦します。
ローズに2被弾で大敗!しかしアメリカで大変なものを見つけた!
このエントリーで紹介した様に、現在スパイクはパドレス傘下の3Aポートランドの監督として高い評価を受けています。
Mariners have eyes on winners マリナーズ公式 日本語訳はこちら
Mariners interview Don Wakamatsu, Randy Ready SportingNews.com 日本語訳はこちら
そしてこの記事を読むと、今シーズンオフにスパイクはマリナーズの新監督候補として名前が挙がっています。
なんとスパイクにはパドレスのGMからマリナーズのGMへ強力な推薦があったようですね。スパイクの評価はそこまで高いのでしょうか。
幸いマリナーズの新監督はもう一人の候補であるドン・ワカマツ氏に決まりました。スパイクに足らないのは監督としての実績です。それならば日本での監督経験は間違いなくプラスになるはずです。ヒルマンという成功例があるだけに、スパイク本人にしても抵抗は少ないでしょう。
バレンタイン監督の交代は、普通の監督交代とは違います。6年もやってきたことを変えるのですから、急激な変革はチームを崩壊させる危険があります。むしろ今後予定される初芝王政への下地を整えるために、一度バレンタイン監督以外の外人監督を挟んで、緩やかに変革していったほうがいいのかもしれません。ファンサービスの継続性から考えても、すでに色がついてしまった日本人監督よりも、外人監督の方が引き継ぎやすいのではないでしょうか。日本での監督経験がないアメリカ人の方が良いと思います。そういう意味でも2010年はスパイク監督を推薦します。
まあ、「解任を通告してみたものの、後任が見つからず結局留任」という可能性も無いわけじゃありませんね。
かつてのエカ政権のように。
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来オフにボビーと共に流出するようなメンバーで戦っていれば、たとえ優勝しても2010年以降は前途多難と考えて監督の引き受け手がないことが考えられます。
といっても、再来年がないのに若手に切り替えて戦おうとは考えないのが普通ですよね…。