バレンタイン監督の残留を求める署名が週明けにもロッテ本社に提出される模様です。
ボビー残留署名、ロッテ本社に15日提出へ (サンスポ)
今季限りでの退任が決まっているロッテのボビー・バレンタイン監督(59)の残留を求めるファンの署名運動が、12日までに10万人を突破。ファンの代表者が15日にロッテ本社(新宿区)に提出することになった。
「真摯(しんし)に受け止めたいと思う。それを拒絶することはない。もちろん受け取ります」と石川晃球団副代表(48)は説明した。
この日、マスコミ各社に『ボビー・バレンタイン監督残留を求める署名の提出について』という見出しの文書がFAXで送付された。一部ファンが2月から署名運動を行っており、10万人を区切りに“直談判”することを決めたようだ。
ただ、同監督の退任は昨年12月に決定済み。重光昭夫オーナー代行(54)も4月の会見で「花道を飾ってほしい」と断言。方針変更の可能性は極めて低く、「これで何かが変わるとも思えない」と同副代表は困惑の表情を浮かべた。
球団は秋季キャンプを新体制で行う方針。それまでに新監督の人選を進める考えだ。
“ボビー監督残留”にファン署名10万人(スポニチ)
今季限りでの退任が決定しているロッテ・バレンタイン監督の続投を願うファンで構成された「ボビー・バレンタイン監督の残留を実現する会」が、15日に東京・新宿のロッテ本社を訪れ、重光オーナーあてに署名を提出する。同グループは千葉マリンを中心に署名活動を展開。署名人数が目標数字であった10万人に達したことで、署名の提出を決定した。この動きを伝え聞いた石川球団副代表は「そういう活動をやっているのは知っているし、真しに受け止めます」と冷静に話した。実際にはインターネット上などで続投に猛反対する声も多く、ファンの意見は分かれている。
5年前の6月13日に、オリックスブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併が報じられました。
それと同じ日に、こうしたニュースが報じられるのは、何か因縁めいたものを感じます。
地道に署名を集めたファンの努力には敬服しますが、実際のところ署名は一人で何筆も書けますし、マリーンズファン以外の署名も入っていますから、球団にとって10万という数字にそれほどの意味はないでしょう。また署名を提出したからといって一企業が方針を変えることは考えにくく、ましてや誰かを雇うか雇わないという話ですから、雇う側が「金を出せません」と言えば、その話はそれでおしまいです。したがって石川代表の、「これで何かが変わるとも思えない」という言葉はきわめて妥当であり、むしろ署名の受け取りを拒否しないだけ大人の対応をしていると言えるでしょう。
ただ、私としても夢を見せてくれた監督には感謝しています。ファンとしての惜別の情を署名に託すのは素直なファン心理であり、今シーズン限りでマリーンズを去るバレンタイン監督への手向けにはなると思います。
今回の騒動を球界再編と絡めている方もいらっしゃるでしょう。オーナー代行は移転を否定したものの、数年前に「球界再編は終わっておらず、遠からず第二幕がある」と日経誌上で述べたのはオーナー代行自身でした。愛するチームをただ熱く楽しく応援できていればそれで十分なのに、チームの行く末までも心配しなければいけないのは悲しいことです。
ファンとは何か。ファンは何をすべきか。ファンの理とは?ファンの分とは?
6月13日という、パリーグファンとして忘れてはいけない日を迎えて、そして署名提出のニュースを見て、私はファンとしてのあり方についていろいろ考えさせられました。
バレンタイン監督残留を求め、署名を提出したファンがいます。しかし監督人事は球団が決めることです。
バレンタイン監督の残留を求めないファンは、その理由に高額の年俸を挙げます。しかし年俸を払うのは球団であり、ファンが払っているわけではありません。
ファンならまず目の前で戦う選手たちを応援しろという意見もあり、私もそのとおりだとは思いますが、それが本当に正しいファンとしてのあり方なのか、あれから5年たった今でも、確たる答えを出せないでいます。
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ボビー残留署名、ロッテ本社に15日提出へ (サンスポ)
今季限りでの退任が決まっているロッテのボビー・バレンタイン監督(59)の残留を求めるファンの署名運動が、12日までに10万人を突破。ファンの代表者が15日にロッテ本社(新宿区)に提出することになった。
「真摯(しんし)に受け止めたいと思う。それを拒絶することはない。もちろん受け取ります」と石川晃球団副代表(48)は説明した。
この日、マスコミ各社に『ボビー・バレンタイン監督残留を求める署名の提出について』という見出しの文書がFAXで送付された。一部ファンが2月から署名運動を行っており、10万人を区切りに“直談判”することを決めたようだ。
ただ、同監督の退任は昨年12月に決定済み。重光昭夫オーナー代行(54)も4月の会見で「花道を飾ってほしい」と断言。方針変更の可能性は極めて低く、「これで何かが変わるとも思えない」と同副代表は困惑の表情を浮かべた。
球団は秋季キャンプを新体制で行う方針。それまでに新監督の人選を進める考えだ。
“ボビー監督残留”にファン署名10万人(スポニチ)
今季限りでの退任が決定しているロッテ・バレンタイン監督の続投を願うファンで構成された「ボビー・バレンタイン監督の残留を実現する会」が、15日に東京・新宿のロッテ本社を訪れ、重光オーナーあてに署名を提出する。同グループは千葉マリンを中心に署名活動を展開。署名人数が目標数字であった10万人に達したことで、署名の提出を決定した。この動きを伝え聞いた石川球団副代表は「そういう活動をやっているのは知っているし、真しに受け止めます」と冷静に話した。実際にはインターネット上などで続投に猛反対する声も多く、ファンの意見は分かれている。
5年前の6月13日に、オリックスブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併が報じられました。
それと同じ日に、こうしたニュースが報じられるのは、何か因縁めいたものを感じます。
地道に署名を集めたファンの努力には敬服しますが、実際のところ署名は一人で何筆も書けますし、マリーンズファン以外の署名も入っていますから、球団にとって10万という数字にそれほどの意味はないでしょう。また署名を提出したからといって一企業が方針を変えることは考えにくく、ましてや誰かを雇うか雇わないという話ですから、雇う側が「金を出せません」と言えば、その話はそれでおしまいです。したがって石川代表の、「これで何かが変わるとも思えない」という言葉はきわめて妥当であり、むしろ署名の受け取りを拒否しないだけ大人の対応をしていると言えるでしょう。
ただ、私としても夢を見せてくれた監督には感謝しています。ファンとしての惜別の情を署名に託すのは素直なファン心理であり、今シーズン限りでマリーンズを去るバレンタイン監督への手向けにはなると思います。
今回の騒動を球界再編と絡めている方もいらっしゃるでしょう。オーナー代行は移転を否定したものの、数年前に「球界再編は終わっておらず、遠からず第二幕がある」と日経誌上で述べたのはオーナー代行自身でした。愛するチームをただ熱く楽しく応援できていればそれで十分なのに、チームの行く末までも心配しなければいけないのは悲しいことです。
ファンとは何か。ファンは何をすべきか。ファンの理とは?ファンの分とは?
6月13日という、パリーグファンとして忘れてはいけない日を迎えて、そして署名提出のニュースを見て、私はファンとしてのあり方についていろいろ考えさせられました。
バレンタイン監督残留を求め、署名を提出したファンがいます。しかし監督人事は球団が決めることです。
バレンタイン監督の残留を求めないファンは、その理由に高額の年俸を挙げます。しかし年俸を払うのは球団であり、ファンが払っているわけではありません。
ファンならまず目の前で戦う選手たちを応援しろという意見もあり、私もそのとおりだとは思いますが、それが本当に正しいファンとしてのあり方なのか、あれから5年たった今でも、確たる答えを出せないでいます。
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