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7/12の札幌ドーム遠征の後、知床に行ってきました。
第3回はウトロ港から知床岬までのクルーズ、のはずでした。
しかし、霧と高波のため観光船はすべて欠航。午後の予定がポッカリ空いてしまいました。
さてどうしよう。ウトロバスターミナルで途方にくれていた私の目に飛び込んできたのは、網走監獄のパンフレット。
何気なく手に取ると、中には100円割引券が挟まっていました。これは、行けと言うことでしょうか?


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ホテルで朝食を食べ、出かける準備をしていると観光船の運航会社から電話がかかってきました。本日悪天候のため欠航とのこと。知床岬クルーズが今回のメインだっただけに残念ですが、天気が悪いのですから仕方ありません。外は小雨。しかし霧がかかり視界が相当悪そうです。

ホテルでじっとしていてもしょうがないので、まずはフレペの滝に向かいます。
ウトロバスターミナルからバスに乗り10分。観光客でごった返す知床自然センターで降り、遊歩道をひたすら歩きます。

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6月27日に熊出没!遊歩道の入口では緑色のウンコがお出迎えしてくれました。まさかこれはヒグマの・・・。

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森の中の遊歩道は深い霧に覆われていました。

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霧の中の道を20分ほど歩きます。

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フレペの滝に到着。晴れていれば海に落ちる美しい滝を拝めるはずなのですが、この霧では滝はおろか真下の海すら見えません。

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ほんの数メートル離れた所の鹿がこの有様。ヒグマと至近距離で遭遇したら大変なのでさっさと引き返しました。

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ウトロに戻り、港を一望できるオロンコ岩に登ってみます。

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階段はかなり急です。

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10分ほどのぼり、頂上に到着。

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鴎が羽を休めています。

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港の風景

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港にあったウトロ漁協婦人部食堂。名前を見ただけでも美味しそうな食堂です。ウニイクラ丼を頼んだら期待通りの味でした。

さて、時間はまだ昼前、飛行機は女満別発7時過ぎの便です。時間はありあまっていても、もう知床ですることはありません。
バスターミナルで何気なく手に取った網走監獄のパンフレットを見て、網走監獄に行くことにしました。
12時半に出る女満別空港行きのバスに乗り、網走駅へ、さらにバスを乗り継いで、天都山を歩いて登ります。

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さあ網走監獄を見学です。ここかつて網走刑務所として使われていた建物を移築したもので、広大な博物館になっています。

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中には服役囚のリアルな人形が・・・。ここはかつて囚人を北海道内の開拓に使役する際に建てられた移動監獄だそうです。

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かつての裁判所も移築されていました。中には裁判のワンシーンが再現されています。

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行刑資料館では刑務所の歴史や、受刑者による北海道開拓の歴史が展示されています。正面玄関に入ると連行される受刑者たちが出迎えてくれます。

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農場の様子。網走刑務所は広大な農場を有し、食料の多くを自給していました。

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五翼放射状舎房。明治45年から昭和59年までの間網走刑務所で使用されていた獄舎を、そのまま移築しています。

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中に入ってみましょう。

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牢屋がずらり。ストーブがあっても冬の寒さは厳しく、布団をかぶって寝ないと凍傷になってしまうんだとか。

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懲罰中。

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天井には天窓があります。脱獄しようとする囚人が!

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浴場の様子。

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こちらは懲罰房です。

あとはお土産屋さんを物色して見学終了。意外と楽しめました。展示物をじっくり見ると、3時間近くかかりますね。おすすめです。
そして網走駅までバスで戻り、女満別空港行きのバスに乗り換え、無事羽田行きの飛行機に乗ったのでした。

今回は天気にたたられました。雨や霧で知床の美しい自然はその魅力の半分も見られませんでしたね。
北海道は一度行ったぐらいでは真の魅力を見せてくれないのでしょう。またいつか、機会があれば行きたいと思います。