マリーンズ 0 - 1 ライオンズ
今日の小野はすばらしいピッチングでした。変化球を多めに使って内野ゴロの山を築き、西武相手に0行進、完封してもおかしくない出来でした。
しかし、勝てませんでした。なぜか?それはマリーンズが雑な野球に終始し、要するに弱いからです。
西武先発の岸は序盤制球に苦しみ、それほど良いとはいえませんでした。
しかし、1回表は四球2つと西岡の3盗などで1死1,3塁としながら、ボカチカのファインプレーに阻まれて無得点。
3回表は西岡が内野安打で出塁をし、早速盗塁を決めて無死2塁となり、その後サブロー四球で1死1,2塁となるも、後続が倒れて無得点。
チャンスを活かせないでいるうちに、岸が本来の調子を取り戻してしまいました。5回表は3者連続三振。さすが11勝2敗のピッチャー。俊介と逆の成績を誇るだけのことはあります。
そして終盤のマリーンズの攻撃はとにかく雑。
まず7回表。先頭ベニーが四球で出塁します。小野が好投を続け、かつ岸の調子が上がっていますから、1点でも取りたい場面です。
しかし、ベニーに代走を出さないばかりか、福浦にもバントさせず、結局ファーストフライ。続く早川はショートゴロでランナーが入れ替わり2死1塁となります。ここでHISAOがセカンドの頭を越すライト前ヒットを放つのですが、何を思ったか早川が2塁を大きく回って速度を緩めてしまいます。おそらくライトフライでアウト、チェンジになったと勘違いしたのでしょう。早川のボーンヘッドで3塁に進めません。結局西岡がライトに大きな打球を放つも、GG佐藤にフェンス際でジャンピングキャッチを決められチェンジ。早川がちゃんと走って3塁に行っていれば守備位置や責め方も変わったでしょうに、勿体無い攻撃でした。
8回表も2死1,2塁のチャンスでベニーがあっさり三振してチェンジ。9回表もランナーを出しながら無得点でチェンジ。
0−0のまま9回裏を迎えます。
最終回。ここまで完璧だった小野に不運が襲います。
先頭原は右手甲への死球。完全に打ちにいっての死球です。避けていません。それなのにファールではなく死球になっていました。
いぜんスンヨプは足元に死球を食らったときは避けてないと判断されたのに、いったいどういうことなんでしょう。
これで動揺したか、続く栗山のピッチャー前へのバントを処理した晋吾が2塁へ悪送球してしまいます。ランナー原は一気に3塁へ。
痛恨のミスが出ました。しかし悪送球といってもベースの横に1メートル程ずれただけです。あれは西岡に捕ってほしかったですね。
そして中島を歩かせ満塁となったところでピッチャーがシコースキーに交代します。
シコースキーが上本に高いバウンドのファーストゴロを打たれます。前進守備の福浦がジャンプしながら捕球してホームに投げますが間に合わずセーフ。痛いサヨナラ負けを食らってしまいました。
小野晋吾が不憫です。
110球を投げてわずか4安打。最後の交代は三振がほしいからという理由でしょうけど、続投でも良かった気がします。打たれても諦めがつきますしね。
それよりも攻撃がいけません。ベンチの無策に選手たちの雑なスイング、怠慢走塁。7四球ももらっておきながら1点も取れないとは情けない限りです。
オリックスが負けて同率最下位。明日の先発は新人の野上だそうです。また新人育成モードに突入してしまうのでしょうか。
とにかく負けても良いので真面目に野球やってほしいです。あと堀様をスタメンに固定してほしいです。
ニッカン式スコア
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弱いっていったって、
やることやってなくての事ですからね。
やり方ってのはいろいろあるでしょうから、
細かい采配にいちいち文句はいいたくないですが、
いつまで同じことばっかやってるんでしょう?
せめてあれこれ試すなり、泥臭くもがくなりして欲しいもんです。