マリーンズ 0 - 1 ライオンズ
唐川が不憫でした。
夏休みの日曜のナイターでありながら、開場前の入場列はマリーンズ側よりもライオンズ側の方が長く延びていました。ホームなんですから当間といえば当たり前なのですが、ここ数年はマリーンズ側の入場列の方が長く延びていましたから、マリーンズの戦力以上に、チームとしての弱体化をひしひしと感じました。
そして試合前には西鉄ライオンズユニを着た高橋由美子が始球式に登場。
高橋由美子と言えば川崎球場で始球式を勤めて以来のロッテファンなのですが、西武に奪われてしまいました。
さて、試合です。
先発の唐川はすばらしく、６回終了までヒットはおろか出塁すら許さない完璧なピッチングでした。
伸びのあるストレートで空振りを奪い、キレまくるスライダーで凡打の山。もはやエース級です。
しかし、７回、先頭栗山にヒットを打たれると、原に送られて１死２塁。ここでロッテキラーの栗山にレフト線を破るツーベースを打たれ１点を失ってしまいます。今日唯一の失投でした。
それでも、唐川は次の８回を何とか抑え、味方の反撃をひたすら待つことになりました。
ところが、今日は、いや今日もマリーンズ打線はひどい有様でした。なにせ１点も取れないのですから。
新人の野上相手に７回まで投げられて完全沈黙。プロの厳しさを教わることになりました。
しかもまだ先発としての勝ち星が無い、敗戦処理ばかりやっているような新人に。
何度新人からプロの厳しさを教われば気が済むのでしょう。学習能力がなさ過ぎます。
実はヒットはそこそこ打っています。５回まで毎回安打。なのに点が入らないのです。
ひどかったのは３回表。
先頭のＨＩＳＡＯが四球で出塁したのに、西岡はバントで送らないばかりか、最悪のセカンドゴロゲッツー。続く早坂がレフト前ヒットで出塁したものの、サブローの打席で盗塁失敗。なんとランナーが２人出たのに３人で攻撃が終わってしまいました。
４回は先頭サブローがセンター前ヒットで出塁するも、大松キャッチャーファールフライ、里崎ぶん回しの三振、橋本ショートゴロでランナーを進められずチェンジ。このチームにはランナーを進めようという考え方はないのです。
そして失点した直後の８回表の攻撃もひどいものでした。
２番手ベイリスからＨＩＳＡＯがライト前ヒットで出塁するも、またしても西岡がバントで送らないばかりか、レフトフライで凡退。ボカチカにフェンス際でジャンピングキャッチを決められました。そして早坂の打席で西岡が盗塁を仕掛けて三振ゲッツー。１点を争う試合でのギャンブル采配はもうたくさんです。
極めつけは９回表。
１死から大松がツーベースで出塁すると、なんとバレンタイン監督は怪我人の井口を代走に送りました。
信じられません。バレンタイン監督は頭がどうかしてしまったんじゃないでしょうか。
しかも井口が代走に出る直前、田中雅彦が一度ベンチから代走に向かおうと飛び出していたのです。それをわざわざ引っ込めて井口を起用。
試合後のバレンタイン監督は携帯のボビー語録で「井口を代走に出して振り出しに戻したかったが、あと一本がでなかった」と言っていますから伝達ミスではありません。大松よりも怪我人の井口の方が速いのか。どういうつもりで井口を代走に送ったのか監督に聞いてみたいです。
本当に意味が分からない、正真正銘のクソ采配です。少なくとも自分の周りにいたファンはみな唖然としていました。
その後は里崎が四球を選んで１死１,２塁となるも、橋本は三振、続く竹原もサードゴロで試合終了。今日の竹原はぶん回してばかりで打てる気配がありませんでしたから、代打を送ると言う選択肢もあったのですが、バレンタイン監督は動こうとしませんでした。
２日連続の完封負け！
あまりに腹が立ったので試合後高田馬場まで友人と飲みに行きました。終わったのが７時半でしたから時間はたっぷりありましたね。
それにしてもひどい試合。唐川以外のすべてがダメダメでした。野手にも監督にも勝つ気がありません。
唐川は８回を投げ抜いて被安打４、自責点１。これで負け投手になるのですから情けないです。
そして終盤の応援で密集地帯とドラムがワンテンポずれていた様は、バラバラになってしまったファンを象徴しているかのようでした。
ちなみに今日の試合後ライトスタンドで騒ぎがあったようですが、私はヒーローインタビューを聞かずに出ましたので詳しいことはわかりません。
明後日からはホームでホークス戦。先発はおそらく大嶺でしょう。
大嶺は今日の試合開始前の練習に帯同していましたし、コバヒロは試合中ブルペンで肩を作っていました。
大嶺には来年につながる投球を期待します。
ニッカン式スコア
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