
昨日の試合後、ホークスの多村は記者にこう言い放ったそうです。
「ロッテとおれたちとは目的が違う。今日はその気持ちの差じゃないかな」
キー!ムカつく!
たしかにもうチームの目標なんてどこにもありませんが、ちょっと前までは当たり前のことだったでしょう。
そんな状況でも秋には無類の強さを発揮したのがマリーンズなのです。その原動力はもちろん帳尻。
幸い今年はメジャー級の帳尻パワーを発揮する井口や、帳尻するまでもなく好調な帳尻野郎サブローもいます。
そして帳尻太公望の堀様もいます。HISAOもいます。
さあ、いまこそ反撃の時。見せてもらおうか、ロッテの帳尻攻勢とやらを!
とはいっても先発は和田。和田キラーの竹原がいないんじゃ厳しいかと思いきや、いきなり西岡の先頭打者ホームランで先制します。
西岡の先頭打者ホームランは今シーズン6本目。チームを勢いづける一発を良く打ってくれます。
しかし、2回、3回は和田の術中にはまり無得点に終わります。
マリーンズ先発は大嶺。序盤は少々球が浮きましたが、ストレートと落ちる変化球の緩急をうまく使ってホークス打線を抑え込みます。
そして4回裏。
いきなり先頭のサブローがバックスクリーン直撃のホームランを放ちます。あのサブローが19号?まるで強打者です。
そして井口もレフトにソロホームラン。先週は13本だったはずなのに、もう19号で20本にリーチをかけました。井口は9月の8試合で6本。見える、見えるぞ!シーズン30本が見える!!これで0−3です。
そしてベニーがレフト前ヒットを放つと、堀様が力強い打球をレフトに飛ばしてツーベース!ついに2000本安打達成まで1と181本に迫りました。
さあ、1死2,3塁のチャンス。バッターは早坂。4回表の守りでダイビングキャッチを決めている早坂は、高めの難しい球に食らいついて見事スクイズを決めました。これで0−4とリードを広げます。
さらに早川四球、西岡センター前タイムリーヒットで0−5となったところで和田は降板。さすが帳尻マリーンズ。和田をKOしてしまいました。代わった佐藤誠からも今江が3塁線を抜くタイムリーヒットを放ち6−0。オーティズがファールだとアピールしましたが、どうやらフェアゾーンでオーティズのグラブに当たったようです。続くサブローはあっさり三振でチェンジとなりますが、この回は打者一巡の猛攻で一挙5点を奪いました。
6回、7回は大嶺がスタミナ切れを起こしホークス打線に捕まります。6回は田上のソロで6−1、7回は無死1,3塁から多村に犠牲フライを打たれ2−6、4点差に詰め寄られます。大嶺は続く長谷川にライト前ヒットを打たれ、1死1,3塁としたところで降板。これ以上打たれると試合の流れがわからなくなります。
こうした重要な場面で今日は2番手荻野が素晴らしいピッチングを見せてくれました。
荻野は落ち着いたピッチングで田上をショートフライ。そして雨による一時中断にも動揺せず小斉をレフトフライに仕留めてチェンジ。これ以上の追加点を与えませんでした。
7回裏。1死1塁の場面で打席には途中出場の大松。まさかのスタメン落ちに発奮したのでしょうか、センターオーバーのタイムリースリーベースヒットを放ちました。ただしセンター長谷川が目測を誤らなければ捕られたかもしれません。これで1−7。さらに里崎も犠牲フライを放ち1−8。取られた点をきっちり取り返し、試合を決めました。
その後は8回を荻野、9回を内が抑えて試合終了。帳尻攻勢でホークスを突き放し、大嶺はうれしい5勝目を挙げました。
なんでも大嶺の1軍復帰後の3連勝はすべて西岡が先頭打者ホームランを打っています。投球内容は唐川のほうがいいのですが、大嶺のは援護してもらいやすい雰囲気があるのでしょうか。唐川の時にも打ってほしいですね。
今日は早坂のプレーにしびれました。気迫あふれるダイビングキャッチに、見事なスクイズ。きっちりヒットも放っています。打率は低いですが、それは春先の貧打ゆえ。全く打てそうになかったころから比べれば随分と成長しています。早坂の1番起用はやめてほしいと書いたこともありますが、早坂の成長はバレンタイン監督が我慢して使い続けたことも理由の一つです。したがって早坂はバレンタイン監督が育てたと言え、野手陣における数少ない監督の置き土産の一つとなるでしょう。
明日は成瀬と大場。勝ち越して上位いじめです!それが帳尻道です。
日刊式スコア
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それでは今日の写真です。
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文章からも写真からもロッテ愛が滲み出てます。
本当に久しぶりです。
これでこそ薫友さんです。
ついに球界再編のニュースが出ましたが、最後まで諦めず
応援しましょう。