GO! クライマックス!
西武ドームはまだCS進出を諦めていない西武ファンたちで盛り上がっていました。
5位! クライマックス!
そこへいくと、何をしても5位で終了が決まっているロッテは気楽なものです。
あちらさんがCSを目指すなら、こちらはCJするまで。
CJとはもちろんCHOJIRIのことです。
先発は許とコバヒロ。
1回表。マリーンズは2死から福浦と大松がヒットで出塁しますが、5番橋本が倒れて無得点に終わります。.235、ホームラン2本の5番打者って何だ?
1回裏。コバヒロは先頭の片岡にライト前ヒットを打たれると、栗山の打席で盗塁を許します。タイミングはアウトでしたが判定はセーフ。これはおかしいです。今日の2塁塁審の丹波さんは西武の攻撃の際微妙な走塁をすべてセーフにしていました。プリンスホテルの優待券をたくさんもらったのでしょうか。そして中島にタイムリーを打たれて早くも1点を失います。
ところが今のマリーンズは1点取られてもなんともないんです。
2回表。里崎ヒット、塀内送りバント、南レフト前ヒットで1死1,3塁。ここで早川が高いバウンドのファーストゴロ。これがタイムリー内野安打となり同点に追いつきます。さらに西岡が右中間を破る2点タイムリツーベースーヒットを放って3-0、福浦もレフト前タイムリーヒットを放って4-0。一気に逆転します。
凄い!福浦凄い!見事な帳尻だ!
皆さん知ってました?いつのまにか福浦って打率ベスト20に入ってたんですよ?
しかも今日2本目のヒットを打った時点でついに打率を.280に乗せました。青木なんて目じゃありません。
その後は許の前にチャンスを造っては潰して無得点というイニングが続きます。
1塁ランナー里崎、バッター塀内で三振ゲッツーはまいりましたね。足の遅い里崎と三振の多い塀内の絶妙コラボです。
一方コバヒロは3回のピンチを脱してからは調子を上げました。いつもよりもストレートが低めに決まり、フォークも切れていましたね。三振も多く取っていました。
7回表には2番手土肥から大松がライト前ヒットを放つと、ライオンズは藤田に交代。橋本の代打竹原が送りバントを決め、里崎がライトにタイムリーヒットを放ち5-1とします。
7回裏にはコバヒロが細川にソロホームランを打たれ5-2、点差を詰められます。
しかし点を取られたら倍返し以上の猛攻を食らわすのが今のマリーンズ。
8回表には早川の四球と西岡のセンター前ヒットで無死1,3塁とすると、福浦がきっちりとファーストゴロを放って1点追加。
9回表にはツーベースヒットの里崎を2塁において、塀内がレフトとショートの間にぽとりと落とす芸術的タイムリーで7-2。そしてトドメは南のタイムリースリーベースで8-2、早川もタイムリーで9-2。結局マリーンズが大量点を奪って勝利し、西武の息の根を事実上止めました。
今日は気持ちのいい勝利でしたね。
福浦は5打数2安打で残念ながら.278まで下がってしまいましたが、7月終了時が.232、8発終了時が.248だったことを考えると恐ろしい上げ幅です。月間打率は堂々の.379。まさに9月の快進撃の立役者と言えます。
また最近大振りが目立ってきた塀内も久々にタイムリーを放ちましたね。南も相変わらず強い打球を飛ばしていますし、早坂と共に20代の有望株が次々と出てきます。
コバヒロも来季につながるピッチングができてよかったんじゃないでしょうか。
マリーンズは9月が16勝9敗1分。秋の王者に相応しい好成績で10月に突入することになりました。
明日楽天とハムが勝つと、10月3日の札幌ドームではマジック1の日ハムと対戦することになります。
これはアレですか?阻止ですか?なんだかワクワクしてきました。
さて、今日も西岡には普通に声援が送られていましたね。
しかし応援団からは先日の応援ボイコットと妨害について何の謝罪もコメントもありませんでした。
今日はいつもマリンスタジアムでリードを取っている方が来ていましたね。
一般ファンに言うべきことがあるんじゃないですか?
(NPBに登録している以上応援団は公人であると認識していますが、皆様のご意見を尊重し写真は削除しました。お読みの方にご不快の念を与えたことをお詫びします。)
そしてボイコットされた西岡はこんなことを言っています。
暴露合戦ファンにも波及、ロッテ西岡「横断“閉”幕騒動」 (夕刊フジ)
おっと石田さんのブログが夕刊フジに取り上げられてしまいました。
この日はさすがにビジターでもあり、西岡への応援一色。問題の横断幕を掲げたグループのリーダーとされる人物の姿はなく、当人は前夜に自身のブログを更新し、西岡をターゲットにすることによって「その向こう側に“隠れている”フロントを暗に批判しよう」としたものであると説明した上で、今季限りでロッテの応援から身を引く意向をにじませた。
この経緯はロッテナインの間にも広まっていた。西岡は試合後、これを踏まえた上で、「そういう結末になるのは残念。(球団内に)操っている人物がいるとも聞いた。それが誰なのかはわからないけれど、彼ら(横断幕を掲げたグループ)が聞いていることには真実もあるだろうけれど、違うこともあると思う。もし彼らが誰かに動かされているのだとしたら、なんとか手を差し伸べたい。ファンに恨みは一切ない。僕は、ロッテを応援する気持ちが少しでもあるファンには、みんなに球場に来てほしい」と一気に激白した。
MVPを操っているのはいったい誰なのか?
バレンタイン監督は西岡を擁護せず、MVPの行動を擁護していましたが・・・。
ボビー「障害なくなった」今季初6連勝…ロッテ
バレンタイン監督は「好調の要因? 障害になるものが何もなくなって、リラックスして自分のやりたいプレーができているからじゃないか」と分析した。
障害って何?誰のこと?うーん・・・。
そのバレンタイン監督は来季の就職先を決めた模様です。
大リーグ:ロッテ退団のバレンタイン監督、米で解説者に(毎日)
バレンタイン監督が米で解説者に復帰へ 日本での監督にも意欲 (産経)
今季限りで退団が決定しているロッテのバレンタイン監督は30日、米スポーツ専門局のESPNの解説者として復帰することを明らかにした。10月の米大リーグのプレーオフ、リーグ優勝決定シリーズから登場する。
この日の西武戦(西武ドーム)前、同監督は同局と4年契約を結んだことを明かした。米大リーグなどから監督の要請があった場合は同監督側に契約解除権があるという。さらに「同局からは高額の条件を提示されたが、はるかに低い額でも日本から監督の話があれば残りたい」とも語った。同監督は、03年にも同局で解説者を務めた。
「復帰できて、とても興奮している。遠くにいても大リーグのことはしっかりフォローしてきた。掘り下げた内容を話したい」
MVPがバレンタイン監督の残留を求めて行動している間にも、監督自身はしっかりと大リーグ情報をフォローしていたんですね。
そしてまだシーズンが終わっていないのに、来年の就職先をさっさと決めてしまいました。
メジャーから監督のオファーがあれば即解除できる破格の好条件。
「はるかに低い額でも日本から監督の話があれば残りたい」なんて言ってますけど、ロッテとの間でどれだけ金で揉めたかを考えれば、額面どおり受け取れるセリフじゃありません。
それでいてこんなメッセージカードを試合前にライトスタンドにわざわざやってきてファン一人一人に配るんですから相当のタヌキです。
「マリーンズのファンのことを大事にしていますよ」としっかりアピールすることを忘れないのは、やはりバレンタイン監督がいろいろな意味で凄い人だからでしょう。
実のところバレンタイン監督への感謝の気持ちは日に日に薄れていますが、6日のサンクスボビーイベントは礼をもって監督を見送りたいと思います。
ニッカン式スコア
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