マリーンズ 4 − 2 ホークス

今日からは第2回結びの三番シリーズです。
前回は「残り3試合3連勝すればCS決定」でしたが、今回は「3試合3連勝すれば日本シリーズ」です。
負けたら終わりのがけっぷち。今年のマリーンズはがけっぷちでの底力がありますよ。
まずは渡辺俊介に期待。俊介が完封してくれれば負けないのですから。

1回裏。
俊介は本多を歩かせますが、うまく牽制で刺し三者凡退で切り抜けます。

2回表。
1死から今岡がインハイのスライダーをフルスイングすると、打球はフワフワと舞い上がり、レフトポール際に飛び込みます。

今岡の先制ソロホームラン!

とんでもないことがおきました。これが奇跡ですか?ロッテお得意の土壇場での底力ですか?ヴェテランの底力ですか?

今岡は「打ったのはスライダー。この大事な試合でスタメンで起用してもらった。その期待になんとか応えたいと思っていた。後がないという試合で貴重な先制につながるホームランを打つ事が出来てよかった。ホームランよりも、先制点が嬉しいよ」とコメント。今岡2年ぶりのホームランがチームにとっても大きな大きな先制点となりました。

4回表には2つの四球で2死1,2塁のチャンスを作り、大松がしっかりセンターへタイムリーヒットを放ち2−0。ファイナルステージ初となるタイムリーが飛び出し先発の陽をマウンドから引きずり下ろします。

6回表には今江がツーベースを放つと、今岡がなんと6年ぶりとなる送りバントをきっちりと決めます。ここで金泰均はボテボテのショートゴロ。しかしボテボテすぎて今江が余裕のホームインを決めます。これで3−0。試合を優位に進めていきます。

一方の俊介はすばらしい出来。緩急と高低をうまく活かしたピッチングでホークスの打撃陣にバッティングをさせません。このピッチングが夏場にできていれば2軍落ちなどしなかっただろうに・・・。とにかく完投どころか完封すら見えてくる、そんなピンチングでした。

9回表には復調を予感させる西岡が今日2安打目となるセンター前ヒットを放ち、すかさず盗塁を決めて無死2塁。清田のショートゴロで3塁に進み、井口のサードタイムリー内野安打でホームインし4−0。試合が決まったかに思われました。

しかし、完封を目前にした俊介が9回裏につかまります。
本多が右中間を破るツーベースで出塁し、続く松中の打球はフラフラとレフトの前へ。清田が捕れる打球だったのですが西岡が深追いし清田と激突してしまいます。これがヒットとなり無死1,3塁。清田も西岡も立ち上がれません。2人の治療中に若鷹軍団を演奏するホークス応援団はいったい何なのか。なんとか2人とも無事立ち上がり試合再開です。

しかし、プレーは中断しても流れは変わらず、俊介は小久保にセンター前タイムリーを打たれ4−1とされたところで降板。コバヒロに託します。

コバヒロは相変わらずフォークがベースのかなり手前でバウンドする状態でしたが、多村をセカンドフライでまず1アウト。しかしオーティズを歩かせて1死満塁となります。
一発が出ればサヨナラ。ペタジーニをショートフライに打ち取りなんとか2アウトとなりますが、柴原に押し出し死球を与えてしまい4−2。これはまずいです。

盛り上がるホークスサイド。ですが2005年に比べればまだまだ大丈夫。
コバヒロは続く打撃好調の山崎をキャッチャーファールフライに仕留めて試合終了。
なんとか逃げ切りに成功し、日本シリーズ進出に望みをつなぎました。

俊介最高や!
今岡最高や!

俊介は8回まで今季一番のピッチングでした。まさにチームを救うヴェテランの底力です。
そして今岡。まさか今岡があそこでホームランを打つとは思いませんでした。
やはりかつてのスターだけあって何か持っていますね。絶対勝たなければいけない試合での先制アーチ。値千金どころではありません。この一発だけでも、今岡がマリーンズに来た意味があったと言えます。


さあ、あと2連勝。
打線もようやくつながりを見せて上昇気配です。西岡は「打ってない打者が打ち始めた。明日はもっと打ちだしてくる」と打線の爆発を予言。
明日の先発は大嶺ですが、とにかく大嶺は男を見せてほしい。きっと打線が援護してくれます。「ここまで苦しい試合を勝ち抜いてきたのだから、簡単には負けません」という俊介の言葉を胸に刻み、あと2試合勝ちにいきましょう。




ニッカン式スコア
人気blogランキング
にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ