
ドラゴンズ 1 - 7 マリーンズ
今日から地元マリンスタジアムで日本シリーズです。
11月のマリンでナイターを行うのは初めてとのこと。何が起こるかわかりません。
幸い気温は若干高め、風も弱いのですが、テレビ中継がテレビ朝日なんですよ。
最近地上波の野球中継を見ないので良く分かりませんが、ネットで調べたところこんな感じかと。
角澤「絶対に負けられないミラクルロッテ、4回裏2アウト満塁のチャンス!」
松木「チャンスだ!」
角澤「打席にはルーキー清田!ここは集中です!集中したいっ!」
松木「いやぁー、ここは大事ですねぇー!」
角澤「さあ第1球投げた、危ないっ!」
松木「危険球!危険球!」
古田「うーん山井の制球が」
角澤「2球目も外れたボォォォール!」
セルジオ「ちょっと硬いんじゃないかな」
角澤「カウントツーボールナッシング、このチャンスに落ち着いています清田!清田落ち着いている!」
松木「押し出しのフォアボールありますよ。見て!じっくり見て!」
角澤「さあ第3球投げああああああああああああああっ!」
松木「あああああああああああああああああああああっ!」
セルジオ「やったやったやった!」
古田「オッケェェェェェェェェェェーーーーーーーイ!!」
・・・うるさいテレビです。
さて、地元千葉での日本シリーズ第3戦。チームがファンに約束したとおり、所沢、福岡、名古屋から千葉に戻ってきてくれました。感動です。
しかし球場は当日券なしのチケット完売状態なのに観衆26923人と空席がありました。転売屋にながれたままの席がかなりあったのかもしれませんね。改善が待たれます。中に入ればやはり地元千葉、レフトスタンド以外はほぼマリーンズファンで埋まっていました。
先発はポストシーズン絶好調の渡辺俊介と、日本シリーズ通算3試合で防御率0.63と無類の強さを誇る山井です。
俊介の立ち上がりはほぼ完璧。一方マリーンズ打線は山井からヒットは打ちながらもあと1本が出ず、1回2回と無得点に終わります。
3回表。先頭谷繁が日ハム式ちょこん打法でライト前ヒットを放ちます。俊介が日ハムに攻略された時のあの打法ですよ。谷繁恐るべし。そして1死から大島もライト前ヒットを放ち1死1,3塁。ここで荒木にはレフトに犠牲フライを打たれます。清田が滑り込みながらナイスキャッチを決めたのですが、バックホームが惜しくも間に合いませんでした。これで1−0。
夏までの俊介はここから崩れるところですが、秋の俊介は1点ぐらいでは動じません。おちついて井端をショートゴロにしとめ、最終失点でしのぎます。
3回裏。マリーンズはいまいち制球がよくない山井を攻め、早速反撃に転じます。
先頭西岡がセンター前ヒットを放ち、清田が送りバントを決め1死2塁。井口倒れるも、不調のサブローがセンターにタイムリーヒットを放ちます。これで1−1の同点。さすがサブロー。満塁で4割以上の打率を残すこの男は、どうでもよくない場面ではしっかりと打ってくれます。
3回裏終了。テレ朝の都合で5分のインターバル。この間にドアラが高速変なおじさんを披露します。
さらに4回表。マリーンズとドラゴンズの明暗を分けたのはこの回です。
先頭森野が俊介の高く浮いた球をライトにはじき返します。
ここでバッターは和田。ポストシーズンでは打てるはずのない球を打てるはずのない方向にはじき返す変態打法で相手を震え上がらせていましたが、俺たちが良く知る西武時代の和田はそんなバッターではなかったはず。
ここはマリンです。西武時代を思い出してくれ和田!
と念じていたらやってくれました。初球を強振した和田はアウトコースのシンカーを引っ掛けてショートゴロゲッツー。これでこそ和田さんです。今日はこのゲッツーが大きかったと思います。3回から球が甘く入っていた和田は、このゲッツー以降制球を取り戻し、シンカーとカーブでドラゴンズ打線を完全に翻弄していきます。
4回裏。
DH制のあるマリンでようやく本来の位置に戻った福浦が甘く入ったシュートをさばき、右中間へのツーベースヒットで出塁します。さらに金泰均がストレートのフォアボール。さあ山井の制球が乱れてきました。ここでバッターは里崎です。
ランナー二人は超鈍足。しかも中日内野陣が極端なほど前進してきます。こんな場面でもしっかり送りバントを決める里崎はすばらしすぎますよ。カウントスリーボールワンストライク、見逃せばボールの球ですが、あえてプレッシャーをかけにいったのでしょう。
1死2,3塁のチャンス。バッターは岡田。岡田はツーボールナッシングから低めのボール球を引っ掛け内野ゴロに倒れてしまいます。これはもったいない!山井を助けました。
2アウトになりましたが、なおも勝ち越しの場面。山井はまだ動揺しています。西岡がストレートの四球で2死満塁。ここでバッターはポストシーズンで3本のホームランを放っているルーキー清田。鎌ヶ谷の誇りです。岡田同様ボールが2球、普通は見る場面ですが、なんと清田は高めストレートを狙っていました。3球目は狙い通りの高めストレート。清田が迷わずフルスイングするとあああああああああああああああああああああああああああああっ!!!
すいません角澤になってしまいました。打球はライトフェンスに一直線。走者一掃!勝ち越しのタイムリースリーベース!ファン狂喜!清田ガッツポーズ!
1−4になりました。会心の打球です。シリーズでの新人による決勝打は86年清原以来の快挙!
清田はもう新京成の誇り!いやスカイアクセスの誇りだ!
そして井口も続くんです。初球を右中間にレインボウ!
清田が生還し1−5。これでもう決まりました。
マリーンズはさらにダメ押しします。
7回裏。制球の定まらない3番手清水から、井口ツーベース、サブロー四球でチャンスを作ります。
今江の打席で清水が暴投をかまし無死2,3塁となると、ここから今江、福浦が連続犠牲フライ。
マリーンズらしからぬ渋いダメ押しで1−7、試合を完全に決めました。
最後は俊介があっさり抑え堂々の97球無四球完投。日曜の嫌な流れを完全に断ち切り、2勝1敗としました。
最高の勝ち方ですね。清田だけではなく、野手全員がきっちり仕事をしての勝利。まさに和の勝利です。
今日勝ったことでマリン胴上げの可能性がより高くなりましたよ。クラさんが、ゴッドが感涙に咽ぶ瞬間まであと2勝!
まずは明日、しっかりと勝っていきたい!
なお、このエントリーは2004年3月17日の開設以来、「マリンブルーの風」の2000本目のエントリーとなります。
堀様より先に2000本を達成してしまいました。こうした節目を日本シリーズというお祭りの中迎えることができたのは、マリーンズファンとしてとても幸せです。
お読みいただいている方、コメントを頂いたすべての方に、深く感謝いたします。
これからも、当ブログをよろしくお願いいたします。
ニッカン式スコア
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今日の写真です。

俊介

サブロー同点打

西岡ホームイン

ドアラ登場



高速変なおじさん

アイーン

里崎送りバント

清田勝ち越し打

清田走る

ガッツポーズ

声援に応える清田

花火タイム

マーくん3Dメガネをかける金森コーチと、それをみて爆笑する西岡

ヒゲダンスのテーマで登場

バック転対決





ドアラ失敗


クールは成功

今のところカットでお願いします。

マリンビジョンにドアラの失敗シーンがリプレイで流れ、うなだれる。

ラッキー7

バック転成功

わざと清田の所に旗を置き去りにする。

清田この野郎!

試合終了

見事俊介

ヒーローインタビュー


肩を組むファンとヒーローたち






試合後のステージイベント
2000エントリーおめでとうございます。