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トルコ旅行記の第1回です。さあトルコ。
個人旅行?それともツアー参加?


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1.まずはツアー選びから


東西文明の交差点、ヨーロッパとイスラムが混ざり合う国トルコ。
ビザンツ帝国、オスマントルコの都として1500年の栄華を極めたイスタンブール、エフェス、ヒエラポリスと言ったギリシャ、ローマ時代の古代遺跡、パムッカレ、カッパドキアと言った大自然が創り出した不思議な景色。トルコには様々な見所があります。
また、トルコ国民は総じて親日的だと言われています。エルトゥールル号遭難事件での献身的な救助活動、トルコの宿敵ロシアに勝利した日露戦争、 イラン・イラク戦争時のトルコ航空機による邦人救出劇など、日本とトルコの間には120年の友好の歴史があるからでしょう。

しかし親日的とは言いながら、トルコを旅行した日本人が様々なトラブルに巻き込まれています。悪徳旅行会社にだまされた、高額の絨毯を買わされた、バスに乗ったら目的地に着く前に降ろされたなどなど・・・。初めてのトルコで一人旅を観光するのはちょっとハードルが高そうです。
そしてトルコは日本の2倍の面積を持つ広い国。鉄道網は未発達で、代わりに全国に路線バス網が張り巡らされています。
しかし町の中心部から観光地への足がタクシーしかないこともよくあり、短期間でできるだけ多くの見所を回ろうと思ったら観光バスで回るツアーの方が効率的なのです。
トルコツアーの場合は必ず絨毯、革製品、トルコ石の店に寄りますが、これは店からのマージンを得てツアー代金を安くするためですからやむを得ません。

そんなわけで、まずはツアー選びから始まりました。

トルコのツアーの場合日本の旅行会社がトルコの現地旅行会社に委託するため、日本人添乗員の他にトルコ人のガイドがトルコ国内の全行程に同行します。したがって内容も似たり寄ったりで、大体トルコの西半分を右回りか左回りで観光することになります。
あとは日数、各都市の宿泊日数。周遊する都市、世界遺産の数が微妙に違います。イスタンブールやカッパドキアを重点的に回るツアーもあれば、トルコ各地の世界遺産をめぐるツアーなど様々ありますが、数多くの都市や観光地を回るツアーの場合毎日朝5時起床、夜9時ホテル到着。昼間は1日中バス移動というハードスケジュールになってしまいます。とはいってもトルコ国内を一通り回ろうと思ったら8日では足りず、できれば10日は必要でしょう。そこで私は次のような条件で探すことにしました。

・乗り継ぎは疲れるので直行便。
・最も見所が多いイスタンブールとカッパドキアに2泊すること。
・できれば10日間。
・トプカプ宮殿のハレムに入場すること。
・シルバーウィークと重なること。

特にカッパドキアではどうしても2泊必要でした。カッパドキアでは世界遺産に指定されている奇岩地帯を気球に乗って鑑賞できる現地ツアーがあります。ただ日本からのツアーにはほとんど含まれないため、現地の気球会社に連絡して予約する必要があります。しかも早朝出発で、天候によりホテルに帰る時間が異なってしまうため、1泊しかしないツアーでは置いていかれる可能性があるのです。HISは気球ツアー込みですが、日程がハードすぎるのでパスし、クラブツーリズムと阪急、JTBで検討した結果、ルックJTBの「大満喫!トルコ10日間」を選びました。

ルックJTBの「大満喫!トルコ10日間」を選びました。自由時間がないこと、中世の宿場町の家並みが残る世界遺産サフランボルに行かないのが難点ですが、往復はトルコ航空の直行便。日程に比較的余裕があり、カッパドキアとイスタンブールに2泊します。それに観光バスが3列シートで座席が広め。実はツアーの大半をバス車内で過ごすわけですから、4列シートの狭いバスよりもゆったりしたバスの方が疲れません。そして隠れたポイントは運転手が2名体勢になっていること。1日10時間、距離にして500キロ以上も移動するバスの旅は運転手にとっても重労働。2006年にはHISのツアーで死亡事故が起きるなど、過去何度も観光バスの事故が起きています。毎日朝から晩までバスで動くわけですから、1人の運転手が運転するよりも、2人の運転手が交代で運転する方がずっと安心なのです。


ツアー代金26万円に、一人参加による追加料金が6万円、合計32万円とかなり高い値段となりましたが、これはシルバーウィークが入っているため仕方のないところです。ネットを通じて申し込みを済ませ、別途カッパドキアの気球ツアーの申し込みも行いました。
カッパドキアの気球ツアーは「カッパドキアバルーンズ」という会社が最も大手かつ安心ということのようです。
しかし私はボイジャーバルーンズという会社にしました。フライト時間は1時間で、料金は150ユーロ。社長の奥さんが日本人なので申し込みも現地対応も日本語可とのこと。英語もトルコ語もあやしい私にしてみればありがたい話です。日本語でメールを送ったら予約可能な旨の返信が日本語であり予約完了。
さあ、あとは荷物を準備して出発日を待つばかりです。気温は18度から30度。夏の格好か秋の格好かで迷う所ですが、羽織るものがあれば大丈夫でしょう。温泉ホテルがあるので水着持参とのこと。楽しみです。

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