P1050310


トルコ旅行記の第2回です。

2010年9月20日。出発の日。
成田空港からイスタンブールに向け飛び立ちました。


人気blogランキング
にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

2.成田出発

9月20日月曜日。遅めの夏休みをもらった私はスーツケースを引きずりながら成田空港に向かいました。船橋市民なら空港まで1時間圏内。集合時間は11時35分ですから余裕があります。
今回のツアーは17名、催行人数ぎりぎりの少ない人数です。気になるのは1人参加が私一人だけということ。出発直前に添乗員のOさんから最終確認の電話があり、そこで確認したところ他のメンバーは熟年夫婦やおばさん二人組み、若夫婦に新婚夫婦、母娘とのこと。やっぱり男の人参加は珍しいのでしょうか。他の方々と打ち解けられるのか、ちょっと心配です。

とまあこんなことを考えているうちに成田空港に到着。旅行社のカウンターが並ぶ集合場所に行きました。
旅行客でごった返すフロアでJTBのブースを見つけ、添乗員のOさんと合流。ヴェテランの女性添乗員Oさんからここで最終的な注意事項を聞きます。

航空券をもらったら一度解散となり、トルコ航空のカウンターにスーツケースを預け、昼ご飯を食べてから搭乗口に向かいました。
出国手続きを済ませたところに両替窓口があります。添乗員のOさんからは「トルコリラをいくらか両替しておくといいですよ」と言われたものの、地球の歩き方を読むと「成田空港の両替はレートが悪いのでお勧めしない」とのこと。迷いましたが、イスタンブールの空港で両替できないリスクを考え、結局1万円をトルコリラに両替しました。1万円が130トルコリラ。レートは1リラ約75円です。トルコは数年前までインフレにあえぎ、一時期コーラ1本が350,000トルコリラもしたそうです。2005年になって100万トルコリラを1新トルコリラとするデノミが断行され、現在はまともな価格になっています。

しかしまともになっても日本の銀行でトルコリラはいまだ両替できません。空港で両替するか、現地で両替するかになります。地球の歩き方などでは「日本から米ドルかユーロを持っていって現地で両替せよ」とのこと。そのため一応300ユーロ持っています。そのうち150ユーロはカッパドキアの気球ツアーで消えますから、残りは150ユーロです。

14:25。満員の客を乗せたトルコ航空TK051便は定刻の1時間遅れでイスタンブール、アタチュルク空港に向け離陸しました。
隣に座ったのは同じツアーの熟年夫婦、定年後世界各地を旅しているそうです。うらやましいぜ。アジア周辺によく行かれるそうで、最近はマニラで乗り継ぎ便に置いていかれ大変な目にあったそうです。
そうこうするうちに飛行機はどんどん高度を上げていきます。新潟付近でやたら揺れましたが、シベリア付近でようやく落ち着き、ご飯となりました。
「チキンオアパスタ?」と聞かれたのでチキンを頼み、飲み物はワインです。味はまあまあでした。
トルコまでは約12時間。熟年夫婦と言葉を交わしたり、本を読んだりうたたねするうちに時間が過ぎ、現地時刻の20:15に無事イスタンブールアタチュルク空港に到着です。

着陸してから駐機場までやたら時間がかかったため、入国審査のブースにたどり着いたころには21時になろうとしていました。
窓口の半分以上が無人。空いている窓口には長蛇の列ができています。しかも21時を少し過ぎたところで、我々が並んでいるブースの係員が突如怒り出し、椅子を蹴っ飛ばしてどこかにいってしまいました。
何だ何だ?いったい何が起きた。するとほどなく別の係員がブースに入り、何事もなかったかのように仕事を始めました。どうやら交代の人間が時間過ぎてもなかなか来ないため、怒って帰ってしまったようです。日本なら有り得ない光景でした。
ようやっとめぐってきた入国審査はかんたんそのもの。パスポートを一瞥した係員が「ヨウコソ」とスタンプを押しておしまいです。質問はなにもなし。これで晴れてトルコに入国できました。
ここでしばしの自由時間。ターンテーブルからスーツケースを引きずり出し、トイレを済ませ、ついでに両替もしました。
手持ちのユーロを替えておこうと思ったのです。Garanti Bank(トルコ最大手の銀行らしい)の窓口で100ユーロ紙幣を出すと、あと10ユーロ出せとのこと。きりのいい数字にして返してくれるそうです。結局110ユーロを出して203.27トルコリラに両替。レートは1トルコリラが1.93ユーロ。手数料として8.91リラも取られてしまいました。100リラ札2枚と1リラコイン3枚。小数点以下のお金はクルシュという単位のコインです。
ここで違和感。あれ?成田でのレートは1ユーロ116円だったはず。だとすれば成田で1万円をトルコリラではなくユーロに替え、それをイスタンブールの空港でトルコリラに替えれば手数料を引いても160トルコリラにはなります。たしか円のレートも日本国内よりずっとよく、1トルコリラが60円ほどでした。日本と10円以上違います。
どうやら30リラ以上損していますね。やはり日本でトルコリラを両替したのは失敗だったか。頭をかきつつも飲み物の自動販売機を探し、10トルコリラ札を突っ込んで1リラのミネラルウォーターを買いました。トルコではホテルやレストラン以外のトイレが有料で1リラもしくは75クルシュ(0.75リラ)取られるほか、ホテルでもチップを置く必要があるからです。つまり小銭の用意は必須です。

メンバー全員のスーツケースが無事に出てきたので、21:40ごろ空港を出てホテルへ移動しました。ここで現地の旅行会社ドラク社のスルーガイド、センギルさんと合流します。センギルさんはちょっとふとったおばさんでしたが、経験豊富なヴェテランとのこと。頼もしそうなガイドさんです。センギルさんとは最終日のアタチュルク空港まで同行することになっています。

空港近くの駐車場からバスに乗り、空港に隣接したWow Airport Hotelまで10分。ホテルのフロントで一人一人の名前を呼ばれて鍵を受け取り、スーツケースを引きずりながら部屋に入りました。一人参加なのでツインの部屋を独り占め。お風呂もバスタブがあり、こぎれいな部屋でした。

s-DSC_7679

ホテルの窓からの夜景。空港はイスタンブールの町外れですから、あまり建物がありません。

時刻はすでに23時近く。深夜帯のためホテルでの夕食がありません。添乗員さんのOさんが成田空港で「ホテルで夕食は出ません。空港の売店も到着時には閉まっていますから、日本で食べ物を買っておいてください」と注意されていましたから、カロリーメイトをかじりつつ、9月20日のロッテ対楽天戦の結果をチェックし、日本から持参したノートパソコンでブログを更新し夜1時に就寝。幸いネット接続は無料でした。
全然眠れませんが、明日は5時半起床。いよいよトルコ観光が始まります。

トルコ旅行記目次へ 次の記事へ 前の記事へ