
トルコ旅行記の第12回です。
トルコツアーではお約束として必ず革製品、トルコ石、絨毯の店によることになっています。
この日は早朝から革製品のお店へ行くことになりました。買う気はまったく無いのですが・・・。
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2010年9月23日。

朝7時に起床。今日もいい天気です。

ホテルのレストランで朝食を食べます。ハムやらヨーグルトやらを確保してから野菜をよそいに行ったら。

なんと席を外している間に猫がやってきてハムを食べられてしまいました。油断も隙もあったものじゃありません。ここは2階なんですが、なぜ猫がいるのでしょう。気を取り直して新しい皿にハムを盛り、朝食を食べ終え出発です。
さて、今日はまず革製品のお店に行き、その後は昔ながらの街並みが残るシリンジェ村を散策。午後は世界遺産のパムッカレに行く予定です。
よく海外のツアーに参加すると強制的にお土産屋に連行されますが、トルコツアーの場合はどのツアーでもお約束として革製品、トルコ石、絨毯の3点セットは必ずついてきます。トルコ人現地ガイドはそれらのお店でツアー客に高額の買い物をさせ、店からバックマージンをもらっているとかいないとか。そんなわけで、8時半に出発してすぐ革製品のお店に直行です。

店に入るとオーナーのおっさんからアップルティーが振舞われ、革製品の説明に入ります。まだ9時前なのにご苦労様なことです。

続いてファッションショーのようなものが始まりました。

ジャケットについている番号札の番号を店員に言えばもれなく購入できるシステムです。

ファッションショーは20分ほど続きました。モデル達だけでなく、ツアー客の何人かも舞台に登らせて歩かせていました。

ファッションショーが終わったらいよいよ販売スペースに移動。この店の革製品がいかに素晴らしいかをおっさんが力説します。

いよいよ商談開始。ツアー客に店員が密着マークして革製品を買わそうとしています。値札はどれも8万〜10万以上。とても手が出ません。もっともユニクロとイオンのコラボでばっちり決めた私に死角はないはず。時間が過ぎるのを待てばいいのです。

しかし、貧乏人オーラを必死に出していたにもかかわらず、美人のお姉さんが近寄ってきました。
定価990ドルの黒いジャケットをしきりに薦めてきます。モノはいいのですが10万近くします。そんなものを買ったら大変なことになってしまいます。しかも買わなくてもいいから試着だけでもしてみてというので仕方なく袖を通すと、「アナタカッコイー!」と心にも無いことを言ってきます。買わないと何度言ってもあきらめません。70,000円、68,000円とじわじわと値引きして、どうあっても買わせようとしてきます。
これはまずい。ふと出口を見たら外に出ようとするツアー客がいます。自分も外に出ようとしたら店員3人に囲まれました。
「うちの革製品は本当に上質です。トルコの思い出にぜひ」
「この品質のジャケットを日本で買うと15万円はしますよ。お得でしょう?」
「わかりました。65,000円にしましょう。これでどうですか?」
しまいには現地ガイドまでが加わってきました。
「じゃあ64,000円でいいよ」
なぜガイドが値段を決められるのでしょう。やはりあんたもグルか。
こうなったら最終手段です。
「わかりました4万なら買います」
すると店員は一瞬であきらめ顔に変わり、私から離れていきました。ガイドは「4万じゃ革製品は買えないよ」とボソリ。分かってるよ。

どっと疲れましたが、お財布的な意味でのダメージはなんとか回避し出発です。

セルチュクの町を抜け、シリンジェ村に向かいます。道がどんどん細くなり、つづら折りの山道を登っていきます。

10時過ぎにシリンジェ村に到着。とりあえず村の中心に向かって歩き出します。

山肌に貼りつく家並み、石畳の道。いいかんじです。

観光客向けのSLのような乗り物が追い越していきました。

露天では色々なものが売られていました。

セルチュクとシリンジェ村を結ぶ路線バスです。

シリンジェ村の中心に着きました。ここで1時間の自由行動になります。
次回はシリンジェ村を散策します。
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私もトルコに行った時お決まりコースで皮革製品のお店に連れて行かれましたが、そこで凄いカップルと遭遇。
な・なんと楽天のユニフォームシャツをペアで着ていたんです(笑)。一瞬我が目を疑いましたが、今から思えば話しかければ良かったかな?