
トルコ旅行記の第15回です。
世界遺産のパムッカレを歩きます。
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2010年9月23日。
いよいよパムッカレです。前回のおさらいですが、パムッカレとはトルコ語で「綿の宮殿」という意味です。石灰岩の台地を雨水が浸食し、長い時間をかけてまるで雪の棚田のような光景を作り上げました。ローマ時代に栄えたヒエラポリスと呼ばれる温泉都市の遺跡と共に、世界遺跡に指定されています。

これがパムッカレ・・・。テレビで見たことのある不思議な光景が広がっています。雪ではありません。すべて石灰岩です。

水が入っている石灰棚だけ青くなっています。ネットで検索して出てくる写真だとどの石灰棚も青々と水をたたえ、白と青の幻想的な景色を創り出しているのですが。

見渡す限りの白い光景。実は、観光地化が進むと共に環境破壊が進み温泉の水量が減ったことなどを理由に、エリアを決めて水を流すことにしてあるのだとか。すべての石灰棚に水を流せるだけの水量はないのだそうです。

充分驚きの光景ですが、水があればもっときれいだったでしょう。トルコのがっかり名所の一つに挙げる人もいます。

手前の棚が茶色くなっているのがおわかりいただけるでしょうか。あまり水を流さないとこうなってしまいます。

しばし石灰棚の山の上から景色を眺めた後、1時間の自由時間となりました。パムッカレを歩いて降りるも良し、遺跡プールで泳ぐも良し、ヒエラポリスでローマ時代の遺跡を見るも良しとのこと。まずはパムッカレを歩いてみましょう。

裸足になって石灰棚に入ります。歩く人が多いからか、完全に茶色になっています。

後ろを振り返ってみました。

坂道を下っていきます。

プールのような場所があります。水が青くなっています。

鍾乳洞のようになっています。

足元はつるつるかと思いきや、実際はざらついており、砂利道のようになっている場所もあります。

足元の水は生温く、一応温泉であることを教えてくれます。

しばらく歩くと足が痛くなってくるので、排水溝で休む人たちもいます。

さらに降りていくと大きなプールのような池です。

なにやら人工的な感じがします。

このあたりは歩くと足が痛みます。血行が良くなりそうです。

ここにもプールが。

プールにつかる人たち。

かなり下まで降りてきました。

ここまでくるとあまり人がいなくなります。

滝に打たれる人たち。

だいぶ石灰棚がきれいになってきました。

ここはかつて水が豊富にあったころのパムッカレの面影を残しています。

がっかり名所と言う人もいますが、自分はそうは思いません。やはりここでないと見られない景色です。ただ日本人ならもっと美しい光景を保てたのではないかとおもいます。

気がついたら自由時間1時間のうち20分が経過。元の場所に戻ったら40分で、他に行く時間がなくなってしまいます。

急ぎ足で石灰棚の頂上まで戻ります。

もうヒエラポリスを散策する時間がなくなってしまいました。しかたなく望遠で一枚。

もう少し時間があれば遺跡も見て回れたのですが・・・。

あと15分ほどで自由時間が終了。急いで集合場所の遺跡プールに向かいます。

先程歩いた石灰棚の右側にも石灰棚がありました。水がありません。

遺跡プールの建物に入ります。水の中に入るには1500円取られますが、プールサイドまでならタダです。こちらはプールサイドのカフェ。

こちらが遺跡プールです。

ローマ時代の神殿の遺跡がプールの底に埋まっています。良く見ると柱などが無造作に沈んでいますね。

これまた不思議な光景です。しかし実際に泳いだツアーのメンバーから話を聞くと、プールの底は苔むして滑りやすい上に、柱などに足がぶつかり痛いとのこと。泳ぐには向かないプールです。

トロピカルな雰囲気です。

やしの木が生えています。水着を持ってくればよかったかな?

ツアーのメンバーが集合し、バスに戻ります。ヨーロッパの観光客は水着のままバスに戻るのですね。

大劇場が遠くに見えました。比較的保存状況がよさそうです。
今回は残念ながらヒエラポリスやパムッカレのすべてを見ることができませんでした。今度はもっと水が多い時期に来てみたいですね。
次回は温泉ホテルでの一夜です。
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