
トルコ旅行記の第23回です。
いよいよカッパドキアの気球ツアーです。
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2010年9月26日。
いよいよカッパドキアで気球に乗る日がやってきました。
カッパドキアの気球ツアーは風がなく天候が安定した早朝に行われます。朝6時過ぎの日の出にあわせて第一陣が飛び立ち、多客期には朝7時半頃から第2陣のフライトがあるそうです。私が申し込んだのは日の出が拝める第一陣のフライト。おかげで相当早起きする必要があります。
そんなわけで朝4:30に起床。外はまだ真っ暗です。気球会社からの迎えが5:10なので、5時にフロントに行くと、JTBの添乗員さんが私のことを待っていました。念のため様子を見にきたとのこと。有難い限りです。
フロント付近の待合スペースには既に何人かの欧米人たちがそれぞれの気球会社の迎えを待っています。先にカッパドキアで最も評判が良い老舗気球会社であるカッパドキア・バルーンズの送迎バスが到着し、欧米人の殆どが乗り込みました。私が乗るボイジャー・バルーンの送迎の車は5:20頃に到着。私を含め数人が乗り込みます。すでに他のホテルでお客を乗せたらしく、車内では中国人のおっさんが何人か談笑していました。皆良い身なりをして、良いカメラと良いレンズを持っています。カメラはCANONのイオス5Dが多く、レンズは私のお手軽望遠よりもかなり明るいレンズを使っていますね。お金持ちなのでしょう。中国の勢いを感じます。
車は闇夜の中を15分ほど走り、やがて町外れの気球会社のオフィスに到着しました。すでに100人以上の観光客が大きなテントの下で気球会社提供のクッキーを食べたりお茶を飲みながらフライトを待っています。見る限り中国人が多く、欧米人は少数派です。おそらく中国からの団体客がきているのかもしれません。
テントのそばにある小さなオフィスに入るとフライト待ちの客が順番に会計を済ませています。ふとソファーに腰掛けている東洋人の一団に目を向けたら、「日本人ですか」と声をかけられました。どうやら日本人は日本人で固まっていたようです。今回の参加者は阪神航空のビジネスクラスのツアーから参加した熟年グループ3人、個人旅行の若い夫婦、それと私です。
ソファーで10分ほど待つうちに私の名が呼ばれました。オフィスの事務スペースに入ると日本人がいます。ボイジャーバルーンのトルコ人社長の奥さんで、日本のテレビにも取り上げられたことがあるとのこと。なんと千葉県出身の方でした。しばらく社長夫人と話をしたのち、トルコ人スタッフと日本語でフライト手続きと会計を行い、代金の150ユーロを渡します。約18,000円程度です。

6:15に気球の打ち上げ場に移動。空が白んできました。

気球に20分ほど火を入れて、フライトの準備をします。

既に飛んでいる気球もあります。

周囲にはたくさんの気球がフライトの準備をしています。

準備完了。いよいよ乗り込みます。バスケットには24人ほど詰め込まれ、身動きがとれない状態です。全員乗り込むと操縦士から英語で着陸時の態勢について説明がありました。手すりにつかまってひざを折りたたんで屈みなさいとのこと。立ったままだと衝撃で放り出されることがあるのだそうです。

ボイジャーバルーンの気球は3つほどあるようで、日本人6名は全員同じ気球に乗りました。フライト直前に日本人の社長夫人がやってきて、「着陸時の説明が日本語でできずすみません。うちの会社の操縦士は皆1000時間以上フライト安心してください」とのこと。その直後に操縦士から「みなさん、気球は初めてですか?実は私もです」と軽いジョークを飛ばされました。

6:30、いよいよフライト開始。ゆっくりと高度を上げていきます。

これから約1時間の空の旅です。

風がなく、あまり寒くありません。

遠くにウチヒサルが見えます。

たくさんの気球が空に浮かんでいます。

朝焼けのなか、フライトを待つ気球。

だいぶ高度が上がってきました。

カッパドキアの家並みを見下ろします。

ご来光です。気球から眺める朝日。

朝焼けの空と、不思議な地形。

水で浸食され、このような地形が出来上がったのでしょう。

それがよくわかる風景です。

昨日4WD車で巡ったエセンテペを見下ろします。きのこが生えています。

気球が朝日を浴びて輝いています。

気球は全員が同じ景色を楽しめるよう、ゆっくり回りながら飛んでいます。また正面に朝日がきました。

ローズバレー上空。

昔は川が流れていたのでしょうか。

今は乾ききっています。

だいぶ明るくなってきました。

他の気球を見下ろすほど高度を上げました。

再びエセンテペ。

それにしてもたくさんの気球が飛んでいます。

ローズバレー上空。

うーん来てよかった。高い金を払った甲斐がありました。

他の気球に接近。こんな感じで乗っています。

ローズバレー付近で高度を下げます。

ローズバレーにだいぶ近づきました。

幻想的な景色です。

ウチヒサル。

気球はさらに高度を下げ、ローズバレーの丘の上すれすれを飛びます。操縦士の技術の見せ所で、失敗すると大変なことになります。

無事通過。実はネットで検索すると、他の気球会社のフライトで丘の上でこすってしまい、バスケットの床が抜けて不時着する事故に巻き込まれた方の旅行記が出てきます。

じわじわ高度を上げます。

HISの気球が見えます。日本の旅行会社では唯一HISだけがカッパドキアでの気球ツアーをトルコ旅行のオプションに組み込んでいます。JTBなど他の会社では自分で申し込まないといけません。ちなみに阪神航空のツアーから参加された方は、添乗員から「気球はなるべく乗らないでください。万一乗って事故に巻き込まれても一切のフォローはしません」と釘を刺されたのだとか。

気球の旅はまだまだ続きます。後編をお楽しみに!
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いよいよカッパドキアで気球に乗る日がやってきました。
カッパドキアの気球ツアーは風がなく天候が安定した早朝に行われます。朝6時過ぎの日の出にあわせて第一陣が飛び立ち、多客期には朝7時半頃から第2陣のフライトがあるそうです。私が申し込んだのは日の出が拝める第一陣のフライト。おかげで相当早起きする必要があります。
そんなわけで朝4:30に起床。外はまだ真っ暗です。気球会社からの迎えが5:10なので、5時にフロントに行くと、JTBの添乗員さんが私のことを待っていました。念のため様子を見にきたとのこと。有難い限りです。
フロント付近の待合スペースには既に何人かの欧米人たちがそれぞれの気球会社の迎えを待っています。先にカッパドキアで最も評判が良い老舗気球会社であるカッパドキア・バルーンズの送迎バスが到着し、欧米人の殆どが乗り込みました。私が乗るボイジャー・バルーンの送迎の車は5:20頃に到着。私を含め数人が乗り込みます。すでに他のホテルでお客を乗せたらしく、車内では中国人のおっさんが何人か談笑していました。皆良い身なりをして、良いカメラと良いレンズを持っています。カメラはCANONのイオス5Dが多く、レンズは私のお手軽望遠よりもかなり明るいレンズを使っていますね。お金持ちなのでしょう。中国の勢いを感じます。
車は闇夜の中を15分ほど走り、やがて町外れの気球会社のオフィスに到着しました。すでに100人以上の観光客が大きなテントの下で気球会社提供のクッキーを食べたりお茶を飲みながらフライトを待っています。見る限り中国人が多く、欧米人は少数派です。おそらく中国からの団体客がきているのかもしれません。
テントのそばにある小さなオフィスに入るとフライト待ちの客が順番に会計を済ませています。ふとソファーに腰掛けている東洋人の一団に目を向けたら、「日本人ですか」と声をかけられました。どうやら日本人は日本人で固まっていたようです。今回の参加者は阪神航空のビジネスクラスのツアーから参加した熟年グループ3人、個人旅行の若い夫婦、それと私です。
ソファーで10分ほど待つうちに私の名が呼ばれました。オフィスの事務スペースに入ると日本人がいます。ボイジャーバルーンのトルコ人社長の奥さんで、日本のテレビにも取り上げられたことがあるとのこと。なんと千葉県出身の方でした。しばらく社長夫人と話をしたのち、トルコ人スタッフと日本語でフライト手続きと会計を行い、代金の150ユーロを渡します。約18,000円程度です。

6:15に気球の打ち上げ場に移動。空が白んできました。

気球に20分ほど火を入れて、フライトの準備をします。

既に飛んでいる気球もあります。

周囲にはたくさんの気球がフライトの準備をしています。

準備完了。いよいよ乗り込みます。バスケットには24人ほど詰め込まれ、身動きがとれない状態です。全員乗り込むと操縦士から英語で着陸時の態勢について説明がありました。手すりにつかまってひざを折りたたんで屈みなさいとのこと。立ったままだと衝撃で放り出されることがあるのだそうです。

ボイジャーバルーンの気球は3つほどあるようで、日本人6名は全員同じ気球に乗りました。フライト直前に日本人の社長夫人がやってきて、「着陸時の説明が日本語でできずすみません。うちの会社の操縦士は皆1000時間以上フライト安心してください」とのこと。その直後に操縦士から「みなさん、気球は初めてですか?実は私もです」と軽いジョークを飛ばされました。

6:30、いよいよフライト開始。ゆっくりと高度を上げていきます。

これから約1時間の空の旅です。

風がなく、あまり寒くありません。

遠くにウチヒサルが見えます。

たくさんの気球が空に浮かんでいます。

朝焼けのなか、フライトを待つ気球。

だいぶ高度が上がってきました。

カッパドキアの家並みを見下ろします。

ご来光です。気球から眺める朝日。

朝焼けの空と、不思議な地形。

水で浸食され、このような地形が出来上がったのでしょう。

それがよくわかる風景です。

昨日4WD車で巡ったエセンテペを見下ろします。きのこが生えています。

気球が朝日を浴びて輝いています。

気球は全員が同じ景色を楽しめるよう、ゆっくり回りながら飛んでいます。また正面に朝日がきました。

ローズバレー上空。

昔は川が流れていたのでしょうか。

今は乾ききっています。

だいぶ明るくなってきました。

他の気球を見下ろすほど高度を上げました。

再びエセンテペ。

それにしてもたくさんの気球が飛んでいます。

ローズバレー上空。

うーん来てよかった。高い金を払った甲斐がありました。

他の気球に接近。こんな感じで乗っています。

ローズバレー付近で高度を下げます。

ローズバレーにだいぶ近づきました。

幻想的な景色です。

ウチヒサル。

気球はさらに高度を下げ、ローズバレーの丘の上すれすれを飛びます。操縦士の技術の見せ所で、失敗すると大変なことになります。

無事通過。実はネットで検索すると、他の気球会社のフライトで丘の上でこすってしまい、バスケットの床が抜けて不時着する事故に巻き込まれた方の旅行記が出てきます。

じわじわ高度を上げます。

HISの気球が見えます。日本の旅行会社では唯一HISだけがカッパドキアでの気球ツアーをトルコ旅行のオプションに組み込んでいます。JTBなど他の会社では自分で申し込まないといけません。ちなみに阪神航空のツアーから参加された方は、添乗員から「気球はなるべく乗らないでください。万一乗って事故に巻き込まれても一切のフォローはしません」と釘を刺されたのだとか。

気球の旅はまだまだ続きます。後編をお楽しみに!
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ただ素晴らしい風景の写真に感動です。!
いつも野球の方面からブログを楽しんでいましたが
旅行記も大好きです。
この写真は見せていただけてよかったー!
朝日と気球の写真は壁紙にしたい気分です!