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オーストリア旅行記の第7回です。
2日目はウィーン観光。
美術史美術館はルーブル美術館などと並びヨーロッパを代表する美術館です。絵画もすごいですが建物も美しい・・・。

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ウィーン中心部につきました。
ウィーン中心部を走る広い環状道路はリンクと呼ばれています。かつての堀を埋め立てたもので、ウィーン中心部の主な見どころはリンク近辺に集中しています。

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見事な街路樹が印象的なリンクの歩道。真ん中の白い線で自転車と歩行者が分かれています。

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ドイツの劇作家、詩人として知られるシラーの像です。後ろの建物は造形芸術アカデミー。かつてアドルフ・ヒトラーが受験しましたが入学できず、政治の道に入っていきました。

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シラー像からリンクを挟んで反対側にゲーテ像があります。ゲーテとウィーンのかかわりはあまりありません。

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このあたりは公園や王宮や博物館が多く、緑にあふれています。

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高級そうなお店が並んでいます。

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トラムが走り抜けていきました。

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リンクから分岐する道路。いかにもヨーロッパといった趣です。

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これも路線バスです。小さな車体で狭い道が込み入ったリンク内側に入り込んでいきます。

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オペラ座から10分ほど歩くと新王宮に入る大きな門が見えてきます。

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新王宮の門の反対側には大きな広場があり、広場の両側には同じような建物が建っています。広場を正面に右側が自然史博物館。左側が美術史美術館です。
こちらは自然史博物館です。

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自然史博物館の正面には像のモニュメントがあり、観光客が写真を撮っていました。

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広場の中間にはマリア・テレジア像があります。しばらく見上げていたら「マリアテレジアの下の少年たちの名前をご存知ですか?」と聞かれたので、「知りません」と英語で答えておきました。誰なんでしょう。

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こちらの建物は美術史美術館です。自然史博物館と同じような外観です。

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美術史美術館は1891年に開館したヨーロッパを代表する美術館のひとつです。
ハプスブルク家の領土だったオーストリア、ドイツ、スペイン、イタリア、ベルギー、オランダなどを中心に、中世からルネッサンス期、19世紀に至るまでのヨーロッパの美術品を収蔵しています。
特に16世紀のベルギーの画家、ブリューゲルのコレクション数は世界最大を誇り、有名な「バベルの塔」も所蔵されています。
他にもクリムトやフランダースの犬でおなじみのルーベンス、フェルメール、クリムト、ティツアーノ、ラファエロ、ベラスケスなど様々な画家の絵が展示されています。美術好きなら1日いても飽きないことでしょう。

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チケットを買って中に入りました。ウィーンカードで1ユーロ割引です。

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建物に入るといきなり正面に階段が。総大理石です。あまりの迫力に圧倒されました。

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入口を振り返ってみました。天井が高いです。

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気を取り直して階段を登ってきましょう。見上げるだけで感動ものですね。

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美術史美術館は1階部分に古代エジプト・ギリシャ・ローマの彫刻類や出土品、2階がメインとなる絵画、3階にはコインのコレクションが展示されていますから、美術館というよりも博物館と言えます。
事実正式名称は美術史博物館ですが、見事な絵画のコレクションが有名すぎて、美術史美術館と呼ばれることがほとんどです。

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見事な彫刻です。

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2階に上がります。この天井の装飾。なんだかすごいですね。

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2階に上がるとカフェがあります。美術史美術館内のカフェは「世界で最も美しいカフェ」と言われ、ウィーンの名所の一つとなっています。
しかしあまりに美しすぎて足を踏み入れる勇気がありませんでした。

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ドーム式の天井の高いこと!装飾も見事です。

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天井画も見事、ここはもう建物自体が美術です。

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通路を歩き、絵画の展示スペースに向かいます。

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絵画の展示スペースはいくつもの小部屋に分かれており、各部屋では原則一人もしくは数人の画家の作品を展示しています。

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展示された絵画の数々は自由に見られます。近くで見てもよし、ソファに座ってみてもよし、模写してもよし、太っ腹なことにフラッシュをたかなければ写真を撮っても大丈夫です。

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かなり大きな絵も展示されています。美術はあまり詳しくないのですが、それでも見入ってしまいました。

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ブリューゲルの「バベルの塔」です。有名な絵ですね。この絵が展示されている部屋はブリューゲル部屋になっており、「雪中の狩人」や「子供の遊び」などの名画もありました。

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アルチンボルトの「夏」。野菜で人の顔を表現しています。ちょっと気持ち悪いです。

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2階の見取り図。ブリューゲルの絵を展示しているフロアの一部が立ち入りできなくなっています。貸し出しているのでしょうか。

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いくつもの部屋を移動し絵画を鑑賞します。あまり観光客がおらず、じっくり見ることができました。

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宗教画が多いです。中には結構グロいのもありました。

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ハプスブルク家の王族が描かせた自画像など、肖像画も多く展示されています。

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絵画だけではなく、彫刻なども展示されています。これは古代ローマ時代でしょうか。

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また、古代遺跡からの出土物も展示されています。

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こちらは壺。オレンジ色が印象的です。

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頭ばかりが並んでいて不気味です。

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エジプト関係の展示物もありました。

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土産物屋です。3階の貨幣の展示は見ませんでしたので、見学にかかった時間は1時間10分でした。
美術好きならもっと長い時間楽しめるでしょう。美術に興味がなくても、建物を見るだけで価値があります。
ウィーン観光の際にはぜひお勧めしたい場所のひとつです。

次回もウィーン市内の観光です。

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