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オーストリア旅行記の第19回です。
9月19日。ザルツブルクは今日も雨。まずはザルツブルクのシンボル、ホーエンザルツブルク城塞を見学します。

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2011年9月19日月曜日。オーストリア旅行も今日で4日目。中盤に入りました。

ザルツブルクには今日を入れて2泊します。あいにく今日明日と予報は雨。しかもかなり冷えるようです。
今日はザルツブルクの旧市街を散策し、午後はザルツブルク周辺のローカル私鉄に乗りに行く予定です。
今日に限れば雨が降っても問題はありませんが、明日以降はどうするか。明日はザルツブルクの東にある湖水地方ザルツカンマーグートに向かい、1900メートルの山を登る登山鉄道に乗る予定です。
ただ登山鉄道は雨が降ったり悪天候で景色が見えないと運休してしまいます。天気の状況を見ながら予定を変えていくしかないでしょう。

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今日の天気は予報通りあいにくの雨。1日中降り続くようです。しかも最高気温は11度。日本ならまだ30度はあるというのに、寒いにもほどがあります。窓を開けたら冷たい空気が入り込んできました。

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ホテルの通路の窓から駅前広場を見下ろします。バス乗り場にはトロリーバスがひっきりなしに発着していました。
奥の黒いビルはショッピングセンターになっており、スーパー、ドラッグストア、本屋、服飾関係など様々なお店が入っています。

私は最上階のレストランに上がり、朝食を食べました。ビュッフェ形式で、ソーセージがおいしかったです。

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8時過ぎにホテルを出ました。ホーエンザルツブルク城塞の見学開始は朝9時からです。
ホーエンザルツブルク城塞は旧市街の東のはずれにあり、中世の姿のまま現代に残る貴重な城。オーストリアを代表する観光地の一つです。
昼以降はかなり混雑するらしいので、空いている朝のうちに見学することにしましょう。

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バスに乗ってザルツブルク旧市街に向かいます。歩いても20〜30分程度で行けますし、できれば風情ある街並みを歩きたいのですが、この雨と寒さではちょっと無理です。

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昨夜も乗ったバスで旧市街へ。電気で走るトロリーバスなので走っている音があまりしません。

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バス停から旧市街へ歩きます。途中にあるモーツァルト小橋は観光名所の一つですが、残念ながら工事中で渡れません。

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旧市街のモーツァルト広場に入りました。

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モーツァルト像が雨に打たれています。

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丘の上にそびえるのがホーエンザルツブルク城塞です。

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城塞にはケーブルカーで登ります。ケーブルカーは1892年の開通。意外と歴史があります。
時刻は9時。ちょうどいい時間です。

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ケーブルカーは有料ですが、昨日買ったザルツブルクカードのおかげで城塞の入場料と往復のケーブルカーがタダ。すばらしい!
ケーブルカー乗り場の改札機にザルツブルクカードのバーコードをかざし、ケーブルカーに乗り込みました。客は数人、空いています。

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ケーブルカーの山頂駅を出ると広いテラスに出ます。旅行好きの私の母親が数年前にザルツブルクを訪れたそうで、「ここのテラスで飲むビールは最高においしい!」と私に勧めてくれましたが、残念ながらクローズしています。雨ですから仕方ありません。

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それでも景色は楽しめます。眼下に広がるザルツブルクの街。高い建物がなく、いかにも中世の街といった佇まいです。正面の建物はザルツブルク大聖堂です。

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城塞へはテラスからひたすら階段を登ることになります。

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階段の途中からテラスを見下ろします。晴れた日にここでぼーっと景色を眺めるのもよさそうですね。

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城の中庭に出ました。

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城塞の入口につきました。
城塞にはいくつか見学コースがあり、昨日コンサートを聴いた黄金の小部屋のある建物は自由に見学できますが、城塞の歴史についての展示や、塔に登るルートの見学はツアー制です。
好き勝手には見学できず、係員の誘導にしたがって見学することになっています。

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ツアーの出発時間が決まっており、次のツアーは15分後とのこと。まだ時間があります。
すでに数人の観光客がツアーの時間を待っていました。ツアーの定員は40人程度。
今は朝早く、しかも悪天候ですから空いているものの、シーズン中の昼は相当待ちそうです。

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中庭を回って時間をつぶします。

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城塞の中庭にある教会。

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教会の扉は鍵がかかっており入れませんでした。

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城内には様々な建物があります。

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山城だけに大砲があります。

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城塞内にあるマリオネット博物館です。マリオネット劇場で使われた人形を展示しています。興味がわかないので入りません。

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やがて時間になり、ガイドに連れられて城塞内に入場します。ガイドといってもガイド本人が説明してくれるわけではありません。
観光客は受付で渡されたオーディオガイドの説明を聞きながら見学することになります。ガイド本人は我々がオーディオガイドの説明を聞き終わるのをじっと待っています。
観光客の監視と通路と部屋の鍵開けが仕事なのでしょうか。ガイドというより、お目付け役ですね。
日本語対応のオーディオガイドもありました。

まず案内されたのはかつての馬小屋。ここには歴代大司教の肖像画と、時代ごとの城塞の模型があります。

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オーディオガイドでは城塞がどのように増築されていったのかを説明してくれます。

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大司教レオンハルト・フォン・コイチャッハの肖像画です。
レオンハルトはケルンテンの小貴族の出身。ザルツブルクを治めた大司教は世襲制ではなく、各地の王侯貴族の二男、三男などから選挙によって選ばれました。
彼らはローマ教皇の後ろ盾を持ち、また神聖ローマ帝国の侯爵の地位も兼ねていたため、ヨーロッパでもかなり強い権力を持っていたそうです。
レオンハルト・フォン・コイチャッハは1495年から1519年に没するまで大司教の地位にあり、優れた行政手腕でザルツブルクを大いに発展させました。

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紋章がカブです。珍しいですね。
少年だったレオンハルトが農場主の父に「農業は嫌だ!僧侶になりたい!」と言ったら、怒った父にカブを投げつけられた、という出来事がこの紋章の由来なのだそうです。

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続いては拷問部屋。中世の拷問道具が展示されています。
しかし実際はこの城塞で拷問が行われたことはなく、政争に敗れた元権力者などが幽閉されていたとのこと。
だったら別に拷問器具を展示しなくても・・・、と思います。

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「レックの塔」という高い塔に登ります。

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ザルツブルクの旧市街が眼下に広がっています。雨が強く降っており、風も強くびしょ濡れです。

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反対側には牧草地帯が広がっています。

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塔を降り、通路を歩きます。

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巨大な自動オルガンがありました。これで見学ツアーは終了。所要30分ほどです。
歴史好きにとっては興味深い内容でしたが、1時間以上待たされるのであれば無理してみなくてもいいと思います。

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続いては城塞博物館。昨日行った黄金の間のある建物は博物館になっており、中世の家具や武具が展示されています。

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これは中世の暖房器具です。

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黄金の小部屋。昨日の夜クラシックコンサートを聴いた黄金の広間の隣にあり、大司教の居間として使われていた部屋です。
天井や壁の装飾が美しいですね。
入口の右側には1501年に製作された後期ゴシック様式の暖炉があります。タイル張りの非常に精巧な装飾が施されています。

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黄金の小部屋を出て階段を下りると、ライナー博物館と呼ばれる部屋に出ます。
第一次世界大戦中にロシアと戦ったライナー大公連隊についての展示があり、当時の軍装や武器、戦場を解説した模型などが並んでいました。
軍オタにとってはうれしい展示でしょう。

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約1時間半で一通り見学を終え、10時半にケーブルカーで下界に降りました。
ケーブルカー乗り場には中国人の団体などが建物の外まで列を作っています。
早めに出かけて正解でした。

次回もオーストリア旧市街を歩きます。



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