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オーストリア旅行記の第26回です。
誰もいないアッター湖畔を散策し、電車を乗り継いでザルツブルクに戻ります。

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ローカル私鉄のアッターガウ鉄道(Attergaubahn)に乗り、終点のアッターゼー(Attersee)に着きました。その名の通りザルツカンマーグート最大の湖アッターゼーの湖畔に位置するリゾート地です。
しかし駅前には人の気配がありません。折り返しの電車まで1時間ほどありますから、湖畔の街を散策してみましょう。

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駅前の道を歩きます。誰もいません。
きっと夏になればバカンスを楽しむ人々でにぎわうのでしょう。しかし9月も下旬になればシーズンは終わり。うら寂しい晩秋の気配が漂っています。
観光案内所も休業していました。

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湖に通じる公園があります。入ってみましょう。

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鉛色の空と薄緑の湖が見えます。また雨が強くなってきました。冷たい風が頬を刺します。

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船着き場。夏はここでヨット遊びなどをするのでしょう。今はただ波の音がするだけです。

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船着き場の先端まで歩いてみました。

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遠くにはヨットハーバーが見えます。

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ボートが一層浮かんでいます。晴れていれば美しい山並みが見えるのでしょう。今日は暑い雲が山々を隠してしまっています。

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対岸の景色を眺めます。丘陵に牧草地帯が広がっています。

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船着き場から公園を眺めます。芝生がきれいですね。よく整備されています。晴れた日はこういう公園のベンチでのんびりしたいものです。

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いい加減寒くなってきたので公園を出て、来た道を戻ります。ヨットハーバーも当然営業を終え、閉鎖されていました。来年まで冬眠です。
駅に着くと駅前のバス停からアットナング・プッハイム駅(Attnang-Puchheim)行のバスが発車していきました。座席はほぼ埋まっています。バスは1時間に1本程度運行されており、アッターガウ鉄道の接続駅より大きな町を通ります。
どうもアッターガウ鉄道の乗客はバスに奪われているようですね。私は往復切符をすでに買っていますので、予定通り電車に乗るつもりです。

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駅を通り過ぎてしばらく歩くとアッター湖の遊覧船乗り場がありました。
遊覧船の公式ホームページを見ると、4/10から10/26まで運航があります。ただ夏以外は晴れないと運航しないようです。今日は雨なので欠航でしょう。

遊覧船乗り場の周辺は公園になっており、パターゴルフの施設もあります。

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遊覧船乗り場周辺にはレストランも集まっています。しかし誰もいません。
私はひどくさびしい気分になり、思わず「アッターゼーには何にもないぜー」とつぶやきました。
聞く人はだれもおらず、私のダジャレは寒空に消えていきました。

そろそろ時間になりました。駅に戻りましょう。


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アッターゼー(Attersee)駅の構内に入ると、ホームも何もないところに1両の電車がぽつんと止まっていました。
1949年製の「ET 26 110」、60年以上走り続けてきた歴史の生き証人です。
扉は空いていますが、運転手も客も誰も乗っていません。乗っていいのでしょうか。

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外に立っていても仕方ありません。何か言われたら降りようということで、車内に乗り込みました。
木製の内装と木製の硬いベンチ。時代を感じる車内です。誰もいない車内には新聞が置き捨てられていました。ただ暖房が利いており、車内は暖かいです。

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最後部。座席が非常に簡素で、内装も無骨です。どうやら荷物室を兼ねているようです。

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最後部から前方を眺めます。荷物室のドアは閉鎖されていました。
発車時刻が近づくと数人の客が乗車。定刻の18:00にアッターゼー(Attersee)駅を発車しました。
電車はほとんどの駅を通過しながら快調に走り、18:25にフェックラマルクト駅(Vöcklamarkt)到着。
国鉄の電車に乗り換えてザルツブルクに向かいます。幸い次の電車は18:36発(R3024)と待たずに乗れるのですが、この電車は途中駅のSteindorf bei Straßwalchen駅止まり。ザルツブルクまでは行きません。終点で乗り換えとなるようです。

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ガラガラの列車に乗り、18:59に終点のSteindorf bei Straßwalchen駅に到着。一つ手前の駅が始発の電車が19:13にやってくるので、それまで駅で待つことにしました。
どうせ乗換ですし、ひとつ前の駅に目当ての列車が止まっていましたから、そこで降りれば良かったのです。しかし降りていいのか今一つ確信が持てず迷っているうちに列車が発車してしまい、寒空の下この駅で待つことになってしまいました。
到着ホームの反対側にはこの駅で分岐するローカル線の気動車が発車を待っています。乗りたいですが、これに乗ったらザルツブルクに戻れません。

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Steindorf bei Straßwalchen駅の外に出てみました。乗換駅なのでちゃんとした駅舎があります。

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私が乗ってきた列車と、ローカル線のディーゼルカーが並んでいます。

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駅前に広がる風景です。店も何もありません。夜になってさらに寒くなりました。
失敗です。手前の駅で降りて、車内で待っていればよかったと後悔しましたが、後の祭りです。

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仕方がないのでホームでうろうろして時間をつぶします。私のほかに待っている客はいません。
駅舎側のホームは立派ですが、2番線からは非常に狭いホームで、幅1.5メートルほどしかありません。
狭い2番線のホームで隣のホームに到着した列車の写真を撮っていたら、2番線に貨物列車が入ってきました。
駅舎から出てきた駅員が私を見て「ステーイ!」と叫びます。そこにいろ、という意味でしょう。

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私はホームに立ち、貨物列車をやりすごしました。貨物列車の通過後に駅員は私を手招きし、「危ないので列車を待つときは駅舎のあるホームで待つように」と英語で言われました。
「アイムソーリー」と私。うーん怒られてしまいました。

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ザルツブルク(Salzburg Hbf)行の列車は19:15分に入ってきました。4番線の、それも駅舎から遠いホームの端っこに止まったので、私はあわてて駅舎から走り、車体のボタンを押して乗り込みました。
新しい電車の車内はガラガラで、4両編成の電車には数人の客しか乗っていません。
ザルツブルク駅(Salzburg hbf)には定刻の19:44に到着しました。

アッターゼーでも電車の中でも何も食べていないので腹が減りました。
昨日はマクドナルドでしたから、今日はちゃんとした夕飯を食べましょう。

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私はザルツブルク駅(Salzburg hbf)から旧市街までバスに乗り、シュテルンブロイ(Sternbräu)というレストランに入りました。
一人で入るのは勇気がいりますが、とにかく入りました。店の中は21時を過ぎても8割方埋まっており、日本人の姿もあります。「地球の歩き方」などのガイドブックに載っているからでしょう。
地ビールを出す歴史あるビアホールとして知られていますが、おいしい料理も評判とのことです。
席に案内され、さっそくビールとトマトスープを頼みました。英語のメニューがあるのでなんとかわかります。
ビールは癖がなく飲みやすい味でした。トマトスープにはかぼちゃの種が入っており、おいしくいただきました。

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肉料理は牛肉のグラーシュという煮込み料理です。形容しがたい不思議な味ですがおいしいです。
実はこの店の名物はデザートで、ザルツブルガーノッケルという巨大スフレのようなものです。
ビールと肉料理でお腹が膨れてしまい頼みませんでしたが、せっかくなので食べればよかったかなと少し後悔しています。

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歴史を感じさせる落ち着いた店内です。ビアホールらしく外にもテラス席がありますが、今日は雨ですから使われていません。

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料理とビールに満足してお代を払いました。トマトスープが3.5ユーロ、牛肉のグラーシュが11.1ユーロ。ビール2杯で7.2ユーロ。占めて21.8ユーロです。ウィーンに比べると安いような気がします。
カードで会計した際に店員のお姉さんに2ユーロを手渡します。カードで会計する場合はチップは別に渡すのがマナーなんだそうです。
ただ、渡さなくていいという情報もあります。チップの渡し方は迷うところですね。

雨の中バスに乗ってホテルに戻り、PCを立ち上げて明日の予定を検討します。
明日は本来ならザルツカンマーグートの登山鉄道に乗りますが、残念ながら雨予報。
予報通りならば予定を変えて、アルプスの山奥を走るローカル私鉄に乗りましょう。
そうなると8時のザルツカンマーグート方面のバスではなく、7:10発の列車になります。
早起きが必要ですね。私は時刻表をチェックし、23時に就寝しました。明日は6時起きです。


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