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オーストリア旅行記の第28回です。
アルプスに抱かれた谷間の小さな村、クリムルを散策しました。

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10:25。ツェル・アム・ゼー(Zell am See)からピンツガウ地方鉄道(Pinzgauer Lokalbahn)に乗り、終点のクリムル(Krimml)に到着しました。谷間の静かな駅です。雨は上がり、山々からは白い靄がたちのぼっています。

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駅の近くに丘があったので登ってみました。雪解け水が斜面を流れ、靴が泥で汚れてしまいました。

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駅前広場にバスがやってきました。おそらくクリムルの滝方面に向かうバスでしょう。列車を降りた客のほとんどが乗り込んだようです。

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折り返しの列車が発車していきました。

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列車はカーブしながら谷間を走り、ツェル・アム・ゼーに向けて去っていきます。

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曇っているのが残念です。でも赤と白のコントラストがきれいでした。

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誰もいなくなったクリムルの駅舎です。

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駅舎の前にはレストランとビール工場しかありません。このままここにいても仕方ないですね。

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クリムルの集落は鉄道駅から見てさらに奥になります。とりあえず歩き出しました。

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川を渡ると道路からトレッキングコースが分岐していました。森の中に消えていくトレッキングコースに向け歩みを進めます。

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案内板がありました。やはりヨーロッパは日本よりこうした観光面のサービスが進んでいますね。この道はどうやらトレッキングやサイクリング、クロスカントリー用の道として整備されているようです。
どうやらクリムルの集落までは歩いて40分。クリムルの滝までは歩いて1時間とのこと。2時間後の列車に乗るわけですから、集落まで歩いて往復する時間はありそうです。

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森の中の砂利道を歩きます。歩いている人はいません。静かな森に鳥の鳴き声と私の足音、風の音だけが鳴っています。

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トレッキングコースから別れ、細い道が森の中に消えています。

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小川が流れています。心が洗われるような景色が続いています。

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トレッキングコースは先ほど渡った川に沿って伸びています。

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歩くこと約40分。橋が見えてきました。滝に行くにはまっすぐ、クリムルの集落へはこの橋を渡ればいいようです。

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滑らないように気を付けて橋を渡ります、人間や動物の足跡がありました。

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森の中の川。滝の方から流れてきているのでしょうか。

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クリムルの集落へはこの道でいいのでしょうか。坂を上ると民家の裏に出てしまいました。道を間違えたのかもしれません。なんとか出口を見つけ、集落に入りました。

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クリムルの集落。きれいな花で彩られた小さなペンションや家が点在しています。

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ハイジに出てきそうな景色です。バルコニーに赤い花が咲いていました。

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駅からクリムルの集落に向かって伸びる道路に合流。集落の中心はこの先にあるようです。

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集落の中心に入りました。

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夏はバカンス、冬はウィンタースポーツを楽しむ人たちでにぎわうのでしょう。観光地らしく、ペンションやスポーツ用品店、レストランなどの看板があります。

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雲の間から青い空がのぞくようになりました。霧がどんどん晴れていきます。私は天空の城ラピュタのワンシーンを思い出しました。

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村の中心にある教会。尖塔が青空に伸びています。

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クリムルの観光案内所。

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美しい景色を見ると非常にすがすがしい気分になります。私はしばらくクリムルの村を散策しました。

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今はシーズンオフなんでしょう。観光客はあまりいません。日本人もいませんね。ガイドブックでまったく紹介されていないからでしょう。

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お腹が空いてきたので昼食を買おうとスーパーに入りました。

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なんと先日ウィーンのホイリゲで飲んだシュトゥルムが1リットル4ユーロの安値で売っています。買おうかどうか迷いましたが、困ったことにペットボトルのふたがきちんと閉まらず、横にしたり斜めにしたりすると中身が漏れてきます。これでは持ち運びできません。買ったらすぐ飲まなければならないようです。
この量を一人で飲むのは大変なのであきらめました。

結局昼食はピザパンにしました。スーパーの入口にパン屋があり、ピザパンと普通のパンを購入。愛想のいいおばさんの店員さんで、英語が通じました。

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列車の時間まであと1時間。そろそろ駅に戻ったほうがいいでしょう。
でも去るのは名残惜しい気がします。1週間ぐらいのんびり滞在すれば体も心もすっかりリフレッシュできるでしょう。
私はこのクリムルの小さな村がすっかり気に入ってしまいました。
ヨーロッパではそれなりに知られたリゾート地のようですから、なぜ「地球の歩き方」に載っていないのか疑問ですね。

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駅に向け、今度は道路を下っていきます。

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駅まではやはり歩いて40分。あの谷間の向こう側に駅があります。

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後ろを振り返りました。クリムルの教会の尖塔が見えています。再び訪れることはあるのでしょうか。

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クリムルの看板。ここが街の入口です。

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さらに駅に向け下り坂を歩きます。この道はクリムルからチロル地方に抜けられるので、意外と車が通ります。
ふと見ると前方の崖の上に建物がありますね。

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ガストホフ。小さなホテルですね。あそこから見る景色は絶景でしょう。泊まってみたい気がします。

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斜面に建つ住宅やペンション。

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道は曲がりくねりながら湖畔の街ツェル・アム・ゼーに向かっています。クリムル駅はまだ見えてきません。

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再び後ろを振り返ります。ヨーロッパのリゾート地ってなぜこんなにも綺麗なのでしょう。

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さらに歩くと谷の下に駅が見えてきました。クリムルの駅まではあと少しです。


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