オーストリア旅行記の第29回です。
ピンツガウ地方鉄道で湖畔のリゾート地ツェル・アム・ゼーに戻りました。
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クリムルの村まで往復し、12:20に再びクリムル駅(Krimml)に戻ってきました。しばらく駅前をぶらぶらしていたら折り返し12:33発の列車がやってきました。
遅れてはいないようですね。今度は2両編成のディーゼルカーです。
線路の幅が760mmしかありませんから、オーストリアの標準的な車両よりも若干細いです。
車内の様子。青と赤を基調としたデザインで、なかなかしゃれています。
クリムルから乗る人はあまりいないようで、車内はガラガラでした。
最後尾の運転台。最後尾でかぶりつきができるかと期待していたのですが、発車後にカーテンを閉められてしまいました。
クリムル駅で発車を待つディーゼルカー。絵になります。
12:33、定刻に発車。霧が晴れてきたピンツガウの谷をゆっくりと走ります。
ヨーロッパの家の庭はどこもきれいですね。
ちょうど学校が終わった時間なのでしょう。途中から学校帰りの学生がたくさん乗ってきました。
学生同士顔を合わせると、お互いに「トゥス!」と声をかけています。別にオードリー春日のファンではなく、オーストリアの若者が使う少しくだけた挨拶です。
少数の観光客のほかはほとんど学生です。座席が7割方埋まり、車内が騒がしくなりました。
それにしてもピアスを付けた女の子が多いです。耳はもちろん、鼻ピアスや口ピアスもいます。
そんな女の子でも、携帯電話にはポケモンのシールが貼ってあります。
山に張り付いた集落と教会が見えます。
行きの電車はかなりの駅を通過しましたが、帰りの列車は学生の乗り降りがあるのでほぼ各駅に止まります。
2両の列車には貫通扉がないので、車両間の移動は停車時のみです。車掌さんは学生たちの切符を確認しなければなりませんから、駅ごとに前の車両に行ったり後ろの車両に行ったりと忙しそうでした。
また曇ってきましたが、霧は晴れました。雪もだいぶ溶けたようです。
無人駅から乗る場合、どうやって乗客がいることを運転手に伝えるのでしょう。
その答えがわかりました。駅の待合所の右側の壁に2つのボタンがあります。ボタンには行先が書いてあります。
乗りたい方向のボタンを押すと、上部の赤ランプが点灯するというわけです。赤ランプは裏側にもありますので、運転手はこのランプを見て停車するかどうかを判断するわけですね。
国鉄線に合流しました。まもなく終点です。左手には車庫があります。私が乗りたかったSLも止まっています。
列車はしばらくツェル湖畔を走ります。
終点、ツェル・アム・ゼー駅(Zell am See)に到着。よい旅でした。
学生の乗り降りがあったためか、定刻より10分遅れの14:04分に到着。次に乗るヴェルグル(Wörgl Hbf)行(REX1508)は14:47発ですが、駅の表示を見ると5分遅れの14:52発となっています。
1時間ほどありますので、ツェル・アム・ゼーの街を散策することにしましょう。
駅から延びるメインストリートです。道の両側には様々な店が並んでいます。
LIBLOという店に入ってみました書籍やおもちゃ、CDにゲームを売る店で、オーストリア国内のどこにでもあるようです。
時刻表や日本の漫画はありませんでした。ただ数独の本が山積みになっています。現地で人気があるのでしょうか。
街の中心の広場が見えてきました。古めかしい教会の尖塔が建っています。
今日は寒いのでテラスでお茶をするには厳しそうですね。
広場の奥には黄色い建物があります。1階はレストランになっています。
建物の最上部にこんなものが。
反対方向から広場を眺めます。
石畳の道を歩きます。この辺りは飲食店や土産物屋、ホテルなどが並んでおり、人通りも多いです。
洒落た建物が多いですね。さすがリゾート地です。
大きなアイスクリームの看板がありました。この寒さではちょっと厳しいです。
踏切の向こうに瀟洒なホテルが建っています。その向こうは湖です。
ツェル湖畔の遊歩道を歩きます。線路と湖に挟まれた道で、まっすぐ歩けば駅に戻れます。
アルプスの山々に囲まれた静かな湖です。
うーんいい景色だ。
先ほどのホテルです。湖を背にして建っています。
遊歩道にそってきれいな花壇がありました。
謎の鳥のモニュメント。
駅に戻ってきました。15分ほど時間があるので、軽食屋のスタンドでシュニッツェルバーガーというのを買いました。要はカツレツバーガーで、3.8ユーロと少し高いですが、マクドナルドなどとは違いきちんとしていました。結構おいしかったです。
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こういうのを見かけると、中をのぞきたくなります。
ホテルフリークですね。
シュニッツェルバーガーは、ウィーン西駅で買い求めました。
定番バーガーですね。