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オーストリア旅行記の第42回です。
9月23日。チロル地方のローカル私鉄に乗るべく、イェンバッハ駅に向かいます。

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2011年9月23日金曜日。オーストリア旅行も8日目。すでに後半です。
今日はインスブルック(Innsbruck)からイェンバッハ(Jenbach)という小さな街に向かい、そこからチロルの谷間を走るローカル私鉄に乗ります。

チロル路線図

今日乗車するのはイェンバッハ(Jenbach)から南に延びるツィラータール鉄道(Zillertalbahn)と北に延びるアーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)。
ツィラータール鉄道はツィラータールの谷を30分間隔でディーゼルカーがのんびり走っています。夏の観光シーズンにはSLも運行されるため観光客にも人気があります。
以前ピンツガウ地方鉄道のSLに乗ろうとしたら運休日だったことがありましたが、今回はちゃんと時刻表で調べました。今日9月23日は間違いなく2往復走っています。
昼間の便なら2011年夏は10月16日までの毎日、夕方の便は9月4日までの毎日と、9月9日からの金曜と土曜。ただし夕方の便は帰りが日没後になってしまいますから、景色を楽しみたければ昼の便になります。

もう一つのアーヘンゼー鉄道はイェンバッハと北にあるアーヘン湖の遊覧船乗り場までを結ぶ短い鉄道で、なんと全列車がSLによる運行。
しかし本数が少なく、オンシーズンでも7往復しかありません。10月3日以降のオフシーズンはさらに減って3往復です。
せっかくここまで来たら遊覧船にも乗りたいですし、終点の街マイヤーホーフェンも散策したいです。ツィラータール鉄道を走るSLに合わせたら本日のスケジュールはほぼ自動的に決まりました。
特に無理な乗り換えは無く、至って無難なプランニングと言えるでしょう。

インスブルック中央駅(Innsbruck Hbf) 9:06発(OIC863) → イェンバッハ駅(Jenbach) 9:24着  国鉄
イェンバッハ駅(Jenbach) 10:11発(R133) → マイヤーホーフェン駅(Mayrhofen) 11:05着  ツィラータール鉄道
マイヤーホーフェン駅(Mayrhofen) 13:06発(SL) → イェンバッハ駅(Jenbach) 14:33着  ツィラータール鉄道
イェンバッハ駅(Jenbach) 15:05発(SL) → ゼーシュピッツ駅(Seespitz) 15:50着  アーヘンゼー鉄道
ゼーシュピッツ駅(Seespitz) 15:55発(船) → ショラスティカ(Scholastika) 16:45着  遊覧船
ショラスティカ(Scholastika) 16:50発  → ゼーシュピッツ駅(Seespitz) 17:35着  遊覧船
ゼーシュピッツ駅(Seespitz) 17:36発(SL) → イェンバッハ駅(Jenbach) 18:15着  アーヘンゼー鉄道
イェンバッハ駅(Jenbach) 18:32発(OIC866) → インスブルック中央駅(Innsbruck Hbf) 18:52着  国鉄


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9月23日朝。すっきりとした目覚めで、予定より早い7時半に起床しました。
もともと切符を買う時間を考えてイェンバッハ駅で余裕を持たせ、ツィラータール鉄道の列車の発車まで40分開けておきました。
早めに出れば一本前の列車に乗れるでしょうから、マイヤーホーフェンで散策する時間も予定より30分多く取れそうです。
私はホテルで朝食を食べ、8時半過ぎにホテルを出ました。朝食はパンやハム、スクランブルエッグが美味しいです。

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ホテル「Hotel Ibis Innsbruck」の黒い建物です。駅に近くて本当に便利です。

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駅の売店で飲み物などを買います。

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売店内のツーリストインフォメーション。私は3日間インスブルックに滞在しましたが、この窓口に人がいるのを見たことがありません。

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インスブルック8:52発の快速列車に乗ってイェンバッハ(Jenbach)に向かい、予定より一本早い9:37発のツィラータール鉄道の列車に乗るつもりでした。
しかし時間になっても8:52の快速列車は発車しません。駅の発車案内板を見ると「遅れ20分」と表示されています。結局もともと乗る予定だった9:06発の特急が先に出発することになってしまいました。
やむを得ません。早起きしたのに残念です。私は9:06発の特急に乗り、イェンバッハ(Jenbach)を目指しました。

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チロルは今日も晴れています。特急は草原を疾走しました。景色を見ていると車掌が検察にやってきました。いつもはユーレイル・オーストリアパスを見せるだけだったのですが、今日は行先を聞かれました。「イェンバッハまで」と答えます。

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9:24にイェンバッハ駅(Jenbach)に到着しました。最初のるはずだった快速列車は相当遅れているようです。

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イェンバッハ(Jenbach)の街は小さいのですが、2つの私鉄の乗換駅です。
駅の南側にはこれからのるツィラータール鉄道(Zillertalbahn)のディーゼルカーが発車を待っていました。

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まずはこれから乗るツィラータール鉄道(Zillertalbahn)とアーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)の切符を買わなければなりません。
ツィラータール鉄道の予定時刻は10:11。あと40分あります。ただし観光する時間を増やしたいのでできれば一本前の9:37に乗りたいものです。こちらはあと10分程度しかありません。
もう一つのアーヘンゼー鉄道は15:00。別に今買わなくても、ツィラータール鉄道のSLに乗って14:33にイェンバッハ駅に戻ってきますから、その後買おうかと思いました。
しかしネットで調べると、ツィラータール鉄道(Zillertalbahn)のSLはよく遅れるのだとか。25分しかない乗り継ぎ時間が減ってしまったら出発までに切符を買えないかもしれません。
15:00のSLを逃すとアーヘン湖での遊覧船をあきらめなければならないだけに、ここは慎重を期して今のうちにアーヘンゼー鉄道の切符も買っておくことにします。
アーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)の切符売り場は国鉄の駅舎に併設されています。私は地下道を通り、駅舎へと向かいました。

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アーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)の駅舎への入口。なんと日本語の案内があります。日本人は見当たりませんが、団体客が訪れるのでしょうか。

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中に入ると切符売り場の窓口は一つしかなく、背の高いおばさんと駅員のおばさんが声高にやりあっています。
喧嘩しているのかと思いましたが、どうもそうではなくいろいろとプランニングについて質問しているようです。
早くしてくれないと切符が買えません。待っているうちに、乗りたかった9:37発のツィラータール鉄道(Zillertalbahn)の列車は出発してしまいました。

結局15分ほど待ち、ようやく私の番になりました。アーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)の切符を買いましょう。
私は日本で印刷した時刻表を見せながら「15:00の列車に乗って、終点から遊覧船で湖を一周した後、17:36発のSLで戻ってきたいんです」と英語で説明しました。
すると駅員のおばさんは古めかしい硬券の切符を取り出し、「遊覧船のチケットは船内で買ってください」と言ってきました。
遊覧船のチケットは買えないのでしょうか。私は「船内で?」と確認したところ、「そうです」とのこと。やはりそのようです。
私は29ユーロをカードで支払いました。片道50分もかかりますが、距離にして10キロ。高いです。観光鉄道だからでしょう。
切符には列車の発車時刻が書いてありませんでしたので、念のため「この切符で15:00のSLに乗れますよね?」と聞いたところ、駅員のおばさんは該当する列車にマーカーを引っ張った時刻表を渡してくれました。愛想がない割に親切です。

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アーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)の駅にはお土産屋があります。Tシャツや帽子、駅員が発車の際に使うものなどが売られています。あまり売れていないようで埃をかぶっていました。
なぜか2010年のカレンダーもあります。去年のカレンダーですね・・・。

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ホームからアーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)の車庫が見えます。SLやかわいらしい客車が止まっています。

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運賃表。下の方にコンビビレットというのがありますね。SLに遊覧船、周辺のロープウェーなども含めて45ユーロとなかなかお得に見えますが、詳細は不明。全部乗りたい人にしか売らないのかもしれません。

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イェンバッハ(Jenbach)の駅前。古めかしいホテルが建っています。はっきり言って何もありません。

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イェンバッハ(Jenbach)の駅舎。黄色い駅舎です。

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駅舎の中。待合室には人気がありません。まだ朝早いからでしょうか。

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地下道を通って駅の南側、ツィラータール鉄道(Zillertalbahn)の乗り場へと向かいました。
ホームには切符売り場がありません。地下道に戻って案内に従って歩いたらバス乗り場に出ました。鉄道に並行する形でバスが頻発しています。

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今度の発車は10:11です。

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SLが煙を上げています。SL列車は10:32にイェンバッハを出発し、終点のマイヤーホーフェン(Mayrhofen)に12:17着。マイヤーホーフェンを13:06に出発し14:33にイェンバッハまで戻ってきます。
行きのSLに乗るとマイヤーホーフェンを散策する時間が無くなりますので、私が乗るのは帰りのSLです。

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赤い客車が並んでいます。ずいぶん長い編成ですね。

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ツィラータール鉄道(Zillertalbahn)の駅舎は切符売り場は少々わかりにいくい場所にあり、バス乗り場からホームの奥にある車庫に向かって歩いた所にあった。奥の黄色い建物です。

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駅舎の窓口で切符を買います。
カウンターのおばさんに紙の時刻表を見せ、乗りたい列車を指差しながら「行きは10:11発の普通列車でマイヤーホーフェン(Mayrhofen)まで、帰りは13:06発のSL列車でイェンバッハまで、大人1枚お願いします」と英語で伝えました。正直英語に自信が無いので、こういう時は紙に頼るのが一番なのです。
しかも普通のディーゼルカーとSLで運賃が違いますので、この方が確実です。
おばさんはすぐに発券し、味気ない紙の切符が出てきました。カードで17.4ユーロ払います。
念のため「この切符で帰りのSLに乗れるんですよね」と一応聞いてみたが、「Yes」とのことなので一安心です。

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ツィラータール鉄道(Zillertalbahn)の駅ではバスのミニカーや鉄道も売られています。

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再びホームへと向かいます。10:32のSL列車の客車が連なっています。先が見えないほどの長い編成ですね。それだけの客が乗るということでしょう。

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ホームの反対側を見るとアーヘンゼー鉄道のSLが到着し、折り返すようです。アーヘンゼー鉄道のホームはこれからSLに乗る観光客でにぎわいを見せていました。
私はこれから10:11発ツィラータール鉄道(Zillertalbahn)のディーゼルカーに乗り、マイヤーホーフェンに向かいます。


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