
オーストリア旅行記の第43回です。
チロルの谷をのんびり走るローカル線。ツィラータール鉄道に乗ります。
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イェンバッハの駅で切符を無事購入。これからチロルの谷ツィラータールを走るローカル私鉄、ツィラータール鉄道(Zillertalbahn)に乗ります。軌間は760mm、ナローゲージの鉄道です。

10:07発のマイヤーホーフェン(Mayrhofen)行はディーゼル機関車が3両の客車を引っ張るタイプの列車でした。

2両目の車内の様子です。4人掛けのボックスシートが並んでいました。

1両目は新しい客車でした。先日乗ったピンツガウ地方鉄道の客車とほぼ同じです。

車内に路線図が貼られていました。イェンバッハから終点のマイヤーホーフェンまで16個の駅があり、全長31.7キロの区間を54分かけてのんびりと走ります。

10:07、定刻通り出発しました。国鉄の本線から別れ、川を渡ります。

駅で面白い貨物列車とすれ違いました。ツィラータール鉄道沿線は林業が盛んで、沿線から切り出された木材を輸送するため国鉄から貨物列車が乗り入れてきます。
しかしツィラータール鉄道の線路幅は760mm、オーストリア国鉄は標準軌の1435mmですから、そのままでは線路の幅が異なり直通運転できません。
人間は乗り換えればいいのですが貨物はそうはいきませんから、このように1435mm幅の国鉄の貨物列車の台車に760mmの軌間に対応した台車を履かせて直通運転させているのです。

牧草地帯に家が点在しています。

今日もいい天気です。

駅に止まりました。かわいらしい駅舎です。不思議なことに始発のイェンバッハではガラガラだったのですが、途中駅からお客さんがどんどん乗ってきます。

車窓からの眺め。皆思い思いに景色を眺めています。

ツィラータールはチロルの谷のなかで最も幅が広く、チロル渓谷の女王と呼ばれているそうです。牧草地の中にこうした集落が点在しています。

雪を抱いた山が見えてきました。

この駅からは多くの観光客が乗り込んできました。日本のガイドブックには情報がない地域ですが、ハイキングやトレッキングが盛んな土地なのでしょう。

こんな田舎にもトヨタのお店があります。

白と青と緑。いい景色です。

家の前の原っぱで遊ぶ子供たち。ハイジの世界ですね。

牧場が広がっています。列車は大きくカーブしてマイヤーホーフェンを目指します。

牛たちがのんびりと日向ぼっこをしています。

ツィラータールの谷がどこまでも続いています。

牧場が増えてきました。

駅を通過します。先ほど乗り込んできた家族連れの、お母さんの声がやたら大きいのが気になります。
ドイツ語のイントネーションを聞くと、まるで怒っているように聞こえます。赤ん坊はかわいいのですが。

牧場の中の大きなカーブを曲がります。線路と牧場を区切る柵がありません。牛が入ってきたら大変ですね。

ツェル・アム・ジラー駅に到着。沿線では最も大きい街です。実は夏場限定でここからゲルロス峠とクリムルの滝を経由してピンツガウ地方鉄道のクリムル駅に向かうバスがあるのです。
それに乗れればかなり楽ができたのですが、残念ながら9月初旬で運行終了してしまいました。

列車の右手に川が近づいてきました。川沿いには散歩道が整備され、サイクリングする人、散歩する人、様々な人がいました。

マディソン郡の橋のような屋根付きの橋です。

険しい山が迫ってきました。まもなく終点のマイヤーホーフェンです。

11:09、終点のマイヤーホーフェン(Mayrhofen)には多少遅れて到着しました。ホームがなく、降りたら地面です。

駅前広場にはバスが止まっています。あのバスに乗ればツィラータールの谷間の奥まで行くことができます。

駅前は観光客でにぎわっています。日本人、というより東洋人が全く見当たりません。

SLは13時ですから2時間ほど時間がありますので、マイヤーホーフェン(Mayrhofen)の街を散策しましょう。
ツィラータール鉄道
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