
オーストリア旅行記の第48回です。
SLから遊覧船に乗り換え、チロル地方最大の湖アーヘン湖を一周します。
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アーヘンゼー鉄道(Achenseebahn)の終点ゼーシュピッツ駅(Seespitz)からは遊覧船です。船の係員にせかされるように乗り込むと、すぐに出航しました。
時刻は16時、もうすぐ夕方です。
アーヘン湖(Achensee)は氷河堆石が谷をせきとめてできあがったチロル地方最大の湖でで、アルプス地方で最も美しい山岳湖でのひとつです。
南北に細長い湖の両岸にはカルヴェンデルとローファンの山並みが迫り、「チロルのフィヨルド」とも呼ばれています。
遊覧船はいくつかの船着き場に止まりながら、湖の北岸にあるショラスティカ(Scholastika)の村まで向かい、そこから南岸のゼーシュピッツ(Seespitz)まで引き返してきます。
所要時間は55分。湖の冷たい風に吹かれ、のんびりと船の旅です。

ショラスティカ(Scholastika)までは途中4つの船着き場に止まります。最初はBuchau。牧草地にある小さな船着き場では、数人の客が船を待っていました。
乗船客はかなり多く、甲板の座席はほとんど埋まっていました。

船に乗ったらまず乗船券を買わなければなりません。幸い英語が通じたので、「ショラスティカ(Scholastika)まで往復で」と時刻表を指さしながら窓口の係員に告げ、16.5ユーロ払いました。
隣のカウンターでは飲み物や軽食を売っています。中途半端な時間なので食べ物は買わず、外で景色を眺めましょう。

素晴らしい景色が広がっています。
「地球の歩き方」を含め、日本での情報が少ないせいでしょう。船内に日本人を含め東洋人は一人もいませんでした。

エメラルドグリーンの水がきれいです。このアーヘン湖はチロルでも水質の良い湖なのだそうです。

細長い湖です。まるで川のようです。

いや、フィヨルドと言った方がいいのかもしれませんね。北欧のフィヨルドはこんな感じなんでしょうか。

アッヘン湖のちょうど真ん中あたりにあるペルティサウ(Pertisau)という村が見えてきました。
牧草地に囲まれた人口460人の小さな村ですが、瀟洒なペンションやホテルが立ち並び、ちょっとしたリゾート地になっています。ネットで旅行記などを読むと、ここペルティサウで遊覧船を降りて、周囲を散策して引き返す人が多いようです。

ペルティサウ(Pertisau)の船着き場が見えてきました。

かなりの人数の観光客が船を待っています。一方船内でも多くの客が降りる支度を始めました。どうやらここペルティサウでほとんどの客が入れ替わるようです。

ペルティサウを出発。遊覧船が一隻こちらに向かってきました。

ショラスティカを15:55に出航した船でしょう。多くの客が乗っています。

山肌に小さな滝が見えました。

遊覧船はアーヘン湖の奥へと進んでいきます。

崖に囲まれた小さな土地にゲイサルム(Gaisalm)という船着き場があります。
ここは世界で唯一と言われる、「船または徒歩でしか行けない夏の放牧地」です。

何人かの乗り降りがあります。また船に乗らない観光客にも船員がなにやら説明しています。

出航しました。本当に小さな牧草地です。

湖の南側に白い雪を抱いた美しい山々が見えます。

湖の東側に牧草地帯が見えてきました。小さな教会と芝生がきれいです。

ここにもAchenseehofという船着き場がありました。数人の客が乗り降りします。

教会の近くにこんなかわいらしい建物がありました。

ヨットが数多く停泊しています。

ヨットを楽しむバカンス客も多いのだそうです。

16:48、湖の北岸にあるショラスティカ(Scholastika)に到着しました。牧草地やレストラン、ペンションなどがありますが、建物の数は多くありません。

ここで客のほとんどが入れ替わります。
私もここで降りて散策したいのですが、この船がショラスティカ(Scholastika)まで往復する最後の船。降りたら戻る船が無くなってしまいます。

ショラスティカ(Scholastika)を出航。オープンテラスのレストランが見えています。

アーヘン湖の北岸です。

アーヘン湖の南岸に向け、ゆっくりと進んでいきます。

湖に沿って細い道があります。遊歩道でしょうか。かなりアップダウンがあるようです。
望遠レンズでは歩く人を何人か確認しましたが、中には自転車で走る強者もいました。

さきほどのゲイサルム(Gaisalm)という船着き場が見えてきました。本当に申し訳程度の平地があるだけです。こんなところに住むのってどうなんでしょう。景色は良いでしょうが。

だんだん日が傾いてきました。
美しい景色に見とれつつも、もうこの旅が終わりつつあるという現実を否応なしに感じてしまいます。
明日は1日かけてウィーンに移動し、夜は楽友協会でモーツァルト・コンサートを聴き、明後日の飛行機で帰国。実質的な観光は今日で終わりなのです。

ペルティサウ(Pertisau)に到着。ここで乗客のほとんどが降りてしまいました。
乗ってくる客は数人程度でしたので、船は一気にガラガラとなりました。

ガラガラになり、物寂しくなった船はゼーシュピッツを目指し出航します。
降りた客はここで泊り、チロルでの一夜を楽しむのでしょう。

湖岸の道をバスが走っています。実はイェンバッハからアーヘン湖畔にはバスが走っており。ペルティサウとショラスティカにそれぞれ1〜2時間間隔で走っています。
日本でも時刻を調べられるので、バスに乗ることも考えたのですが、船の方がムードがありますし、バスからは湖があまりみえないらしいのでやめにしました。
次回は夕暮れのアーヘン湖からSLと国鉄線を乗り継いでインスブルックに戻ります。
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