
台湾旅行記の第4回です。
台湾南部の大都市、高雄に到着。さらにバスで旗山という街へと向かいました。
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台北から特急自強号に6時間乗って高雄にやってきました。
高雄は台湾南部にあり、台北に次ぐ大都市です。ただ、駅は街の規模に比べると小さく、売店やペーパークラフト、ドラッグストアなど数軒の店が入っているだけです。

こんな店もあります。台鐵本舗という台湾鉄道の直営店で、鉄道グッズなどを売っています。残念ながら時刻表はありませんでした。

高雄駅の切符売場です。すでに明日以降の切符は買ってあるのですが、残念ながら窓側ではなく通路側の座席となっているものがほとんどです。
駅員に頼めば窓側の席に変更してくれるのでしょうか。私はダメ元で駅の窓口に行き、「窓側(海側) 変更希望」と書いたメモを切符と一緒に出してみました。
すると駅員は無言で端末を操作し、窓側の座席に変えてくれました。これで明日は高雄〜台北全区間がオーシャンビューです。

駅のコインロッカーに荷物を預け、駅前に出ました。目の前に補修班、つまり予備校の広告があります。
台湾も受験戦争なんでしょうか。先生の顔写真や学校ごとの合格実績が大書されており、日本と変わりありません。
これからバスで旗山に向かおうと思います。旗山は高雄からバスで山に入ったところにあります。所要1時間半。バナナで有名な街で、20世紀初めの面影を残す古い街並みが残っているそうです。

高雄の駅前は雑然としてます。こちらは駅前のタクシープールです。

予備校の隣にケンタッキーと吉野家。ここが日本だと言われても信じてしまいそうです。ただ高雄は熱帯だけに暑い!1月でも17度ぐらいあります。あまりに暑いので冬用コートはコインロッカーに放り込んできました。

バスターミナルはどこなんでしょう。地図を頼りに駅前を歩きます。

昔の高雄駅の駅舎。新しい駅のある場所から移設され、保存されています。

きょろきょろしながら歩くうちに目当てのバスターミナルが見えてきました。小さいうえに貧弱で、ここからバスが頻発するとは思えません。

待合スペースの奥の窓口が切符売り場になっています。私はあらかじめネットで時刻と降りる場所を調べておきました。
窓口のお姉さんに「旗山南站」と書いたメモを出しました。「站」とは駅のことです。するとお姉さんは切符に書かれた98元の文字を指さしました。
お金を払って切符を受け取るとすぐにバスがやってきました。20分発のバスでしょう。念のために運転手に切符を見せ、うなづいたのを確認して乗り込みました。

バスはハイデッカータイプで、赤い座席に青とピンクの天井。中国らしい派手な色使いです。座席は7割がたうまりました。

これがバスの切符です。乗車地と行先、値段が書かれています。国道とは高速道路のことです。1時間半もバスに乗って98元、約270円ですから安いですね。

バスは高雄の中心部をゆっくりと走ります。

目指す旗山は駅の反対側にあります。バスは高雄駅を越す陸橋に入りました。

この辺りは下町のにおいがします。

途中で台湾高速鉄道の終着駅。左営駅に立ち寄りました。バス会社のホームページにそんな情報はなかったのですが・・・。

真新しくて大きな駅です。もっとも、数年後にはここから高雄駅まで高速鉄道が乗り入れるようです。

左営駅を過ぎると高速道路に入りました。車窓にはお墓が見えています。沖縄のお墓に似ているようです。

台湾のバスは案内放送がありません。景色を見て自分で判断し、降りる時は赤いボタンを押して運転士に知らせます。
景色を見てもどこの停留所かわかりませんが、目指す停留所は旗山南站。站とは駅のことですからバスターミナルなんでしょう。間違いなく降りられるはずです。

高速を降り、一般道を進みます。さすがバナナの産地だけあって、道の両側にはバナナ畑が広がっています。

旗山市街に入りました。市場では鶏が売られています。

14:40、高雄から1時間20分程度で旗山南站のバスターミナルに到着。バスはさらに山奥へと入っていきますが、ここで半分程度の乗客が降りました。さあ、街歩きを楽しみましょう。
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降りるべきバス停が分からないのは不安です…。