台湾旅行記の第6回です。
台湾の夜と言えば屋台が集まる夜市が有名です。今日はそのうちの一つ、高雄の六合夜市に行ってみました。
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時刻は20時。美濃からバスで高雄に戻り、ホテルへと向かいました。今日の宿泊はハワード・プラザホテル高雄。そこそこ高級なホテルですが日本円にして7800円で泊れます。
ただ駅から1キロ以上離れています。駅前にいたおばあさんから「自分のスクーターの後ろに乗れ」とのありがたい申し出を受けましたが、正直重い荷物を持ってばあさんのスクーターに乗るのは怖いので丁重に辞退し、ホテルまで15分ほど歩きました。
ハワード・プラザホテル高雄のフロントは片言の日本語が通じますが、あまり上手ではないようでほとんど英語でした。
明日の朝6時20分に出発します。朝食込みの予約をしましたが、残念ながら朝食は6時半からでした。しかたなく朝食は不要である旨をフロントのお姉さんに伝えると、出発時にランチボックスを用意してくれるとのこと。親切です。
しかもフロントからエレベーターに向かったらさきほどのお姉さんが追いかけてきて、「ビーフオアチキン？」と聞いてきました。どうやらサンドイッチの具をどちらにするかということらしいです。
ホテルの部屋に荷物を置き、台北の親切な女性が推薦してくれた六合夜市に行ってみることにしました。ホテルからは歩いて15分ほどですが、せっかくなので地下鉄に乗ってみましょう。遠回りして、地下鉄の信義国小駅に向かいました。
信義は地名、国小は国立小学校という意味です。台湾の都市部の地名はスローガン的なものが多いです。
夜の地下鉄のホームは人がおらず、がらんとしています。高雄には地下鉄が2路線あり、いずれも開通したばかりです。
地下鉄の車内。台北と変わりません。
台湾の地下鉄は飲食厳禁。水はもちろんガムや飴も罰金対象です。日本よりも厳しいですが、そのおかげで清潔に保たれています。
六合夜市の最寄美麗島駅に到着。一駅なのですぐでした。この美麗島駅は高雄の街の中心で、地下鉄の2路線が交差する乗換駅です。
駅構内のコンコースは派手に輝いていました。
地上に上がり、六合夜市の看板を頼りに歩きます。
駅から数分で屋台のある一角が見えてきました。ここが六合夜市です。
観光客や地元民で賑わっています。
おかゆや麺類など、様々な屋台が並んでいます。特に高雄には漁港もありますから、海鮮類が豊富です。ただ水が悪いので生ものは怖いです。
この屋台もおいしそうです。
通りの真ん中にはごみ箱が何個も設置されているため、道路にごみが捨てられていません。意外と清潔です。
胡椒餅を買いました。胡椒をまぶした肉が入った揚げ餅で、口に入れると肉汁が飛び出してきて非常においしいです。
台湾といえば臭豆腐。その名の通り雑巾が腐ったようなすごいにおいがしています。おいしいらしいのですが、どうなんでしょう。食べたいような、食べたくないような。
屋台を冷やかしながらそぞろ歩き。
果物や野菜なども売られています。
意を決して臭豆腐を食べてみました。臭いはしますが、食べてみれば腐っているわけではなく、にんにく風味の揚げ豆腐。クセになる味でおいしいです。付け合せの白菜の漬物はあっさりしていました。
イカの揚げ物を頼んだら塩コショウを大量に入れられました。ものすごくしょっぱいです。
午後に散策した旗山の屋台でいろいろ食べたので、お腹が膨れてきました。
家族連れから若者まで皆夜市を楽しんでいるようです。
時刻は22時。眠くなったのでホテルに戻りましょう。私は25元でトウモロコシを買い、かじりながら歩いてホテルに戻りました。
途中で見かけた光景。
ごみ袋を持った人々が歩道に集まっているので、何かと思ったら「エリーゼのために」を鳴らしたゴミ収集車がやってきました。
22時過ぎなのにゴミ収集車が街中を走り回っているのも驚きですが、台湾の街にはごみ収集所がないんですね。人々が自分でゴミを収集車に投げ入れています。
だからこうやって深夜でも行列を作ってゴミ収集車を待っているのです。面倒ですが、この方法ならカラスに荒らされませんし、衛生的だと思いました。
明日は6時40分発の急行キョ光号に乗って台東に向かい、その後台湾の東側を北上して台北に戻ります。
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