2938


台湾旅行記の第12回です。
集集線の終点、かつて林業で栄えた車テイを散策します。

日本ブログ村ランキング
にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

プロ野球・人気blogランキング

DSC_2843

台湾のローカル線。集集線の終点車テイに到着しました。かつて林業で栄えた山の中の小さな街です。
日本統治時代の古い建物が残り、近年観光客が増加しているそうです。

DSC_2847

駅舎内には木工製品を販売するスペースがありました。車テイ名物の木の桶に入った「木桶弁当」も売っています。昔林業に従事していた人たちが食べたお弁当を再現したもので、素朴な味が人気です。本家は駅から少々離れたお店にあり、駅構内の木桶弁当はそれを真似たものです。

DSC_2848

木造の駅舎は新しいです。1998年の大地震で駅舎が倒壊し、再建する際にそれまでのコンクリート製の駅舎からノスタルジックな木造の駅舎に生まれ変わりました。

DSC_2849

出札窓口に貼られた時刻表と運賃表。日本の古い駅の雰囲気です。

DSC_2852

駅舎の外に出てみました。

DSC_2894

ホーム側から駅舎を眺めます。立派な木造駅舎です。

DSC_2861

広い駅構内はちょっとした鉄道博物館になっており、過去に使われていた鉄道施設や車両が保存されています。これはSLに水を供給する貯水槽です。

DSC_2865

貨物車の中に入れるようです。

DSC_2878

中に入るとレールに関する展示がありました。

DSC_2880

これが台湾の鉄道用語ですね。

DSC_2885

芝生が気持ちいいです。親子連れが小さな子供を遊ばせていました。

DSC_2886

売店や飲食店もあります。

DSC_2899

今は使われていない腕木式信号機です。

DSC_2905

なぞのモニュメントです。

DSC_2907

車テイ周辺の地図。台湾の観光地は地図がちゃんとしていないところが多いようなので、これは助かります。

DSC_2915

明潭ダムを眺めます。かなり大きいですね。実はアジアでも最大級なのだそうです。

DSC_2925

駅舎から延びる駅前通りです。坂道を登ると車テイ老街があります。昔ながらのひなびた家並みですね。

DSC_2926

駅前のお土産屋。絵がいい味を出しています。

DSC_2929

駅前の古びた食堂の前に木桶弁当やお土産を売る屋台が出ていました。残念ながら木桶弁当の本家はここでもありません。

DSC_2930

坂道を登って行きます。

DSC_2933

路地に入るとこんな光景に出会いました。日本統治時代から変わっていないのでしょう。昔ながらの路地です。

DSC_2934

反対側には車テイ小飯店という店がありました。客は誰もいません。

DSC_2935

メニューです。安いです。

DSC_2937

この車テイ小飯店こそが木桶弁当の本家です。専売とありますが、あれだけ他の店にマネされたら専売じゃありませんね。
街の散策を終えたらここで昼食にしましょう。

DSC_2941

坂道を登りきったところにお寺がありました。三元宮と書いてあります。

DSC_2944

外観は集会所にしか見えませんが、階段を登るとちゃんとしたお寺でした。

DSC_2948

三元宮とは道教の寺院です。

DSC_2952

そういえば今年になってまだ初詣をしていませんでした。道教の神様にいろいろとお祈りをします。
台湾の田舎町で初もうでというのもまたオツなものです。

DSC_2961

鉄道書家?なんでしょうか。

DSC_2962

アトリエがあります。

DSC_2967

素朴な看板がいくつか展示されていました。

DSC_2987

車テイの集落は非常に小さく、15分も歩けば一周できます。ぶらぶら歩いて駅の近くに戻ってきました。
これは駅の東側にある池。かつては木材を浮かべる貯木池でした。黒い木製の建造物は天車と呼ばれるクレーンです。

DSC_2994

池を一周するちょっとした遊歩道があります。

DSC_2999

クレーンのそばにビジターセンターがあります。建物内にで観光案内パンフレットをもらいました。

DSC_3003

踏切?線路?どうやら駅に隣接した車テイ木業館への入口です。

DSC_3006

車テイ木業館は台湾政府が運営する博物館です。この地で盛んだった林業の歴史を学ぶことができます。

DSC_3014

木材加工場を再現した模型です。奥には木工製品の売店もあります。

DSC_3018

屋内には木の置物が売られていました。

DSC_3019

車テイ木業館の外観です。木造の洒落た建物です。

DSC_3030

車テイ散策を終え、先ほど立ち寄った木桶弁当の本家車テイ小飯店にもう一度行ってみました。
驚いたことに若者で席が埋まっています。街中にはいなかったのに、どこから湧いてきたのでしょう。

DSC_3031

弁当と書いたメモを用意したのですが、店員のおじさんには日本語が通じました。木桶は別売りだそうで、中身だけ頼むと排骨飯が出てきます。
骨付き鶏肉のフライで、かりかりしておいしいです。値段は70元。200円ですから台湾の感覚としてはちょっと高いのかもしれません。観光地価格ですね。

DSC_3033

折り返しの列車の時刻が近づいてきましたので会計を済ませ、店を出ます。赤ん坊を抱いた奥さんが私に手を振ってくれました。

DSC_3036

歴史を感じされる住居です。かつて林業に携わっていた人たちが住んでいたのでしょう。

今度の発車は12:59。これに乗って引き返し、集集線沿線で最大の観光地、集集駅で途中下車してみましょう。

台湾旅行記目次へ  次へ  前へ