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台湾旅行記の第14回です。
集集から台北へ戻りました。乗り換えの時間を利用して台湾中部の地方都市、員林を散策します。

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集集駅発14:36の列車に乗って台北まで戻ります。駅員が運転手にタブレットを渡していました。

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列車の座席はほとんどふさがっていました。観光を終えて帰る客が多いのでしょう。
この列車は台中行なので、台北へは特急自強号に乗り換える必要があります。台湾高速鉄道ならもっと速いのですが、高いし景色もよくありませんから在来線がいいでしょう。
途中の員林という駅で30分待ちで接続する16:03発の自強132号の切符を押さえてあります。彰化から海線を経由するので台中を通りません。もう一本早い特急もあったのですが、集集線はよく遅れるそうなので接続に余裕を持たせました。

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15:29に員林駅到着。員林駅は線路の改良中で大工事が行われていました。30分ありますので街中をぶらついてみます。

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員林は台中の南にあるエネルギーにあふれた地方都市です。派手な看板とスクーターの多さが印象的でした。
道の両側に止められたスクーターは売り物ではなく、すべて誰かが勝手に駐輪してあるものです。

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お寺がありました。

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熱心にお参りをする人がいます。

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地元の人たちの信仰を集めるお寺なのでしょう。

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派手な本屋です。招き猫が鎮座しています。めでたいものは何でも置こうということでしょう。

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ゲームセンターとパチンコ屋があります。パチソコって・・・。

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看板がずらりと並んで壮観です。

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バスターミナルがありました。選挙ポスターのラッピングバスですね。馬英九を支持しない人たちもこのバスに乗るのでしょうか。日本でこういうことはできません。

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地方都市のバスターミナル。日本とあまり雰囲気が変わりません。

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大学行きのバスが到着しました。

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何やら縁日でもやっていそうな雰囲気です。

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これはなんでしょう。旧正月に現れる移動式のお寺でしょうか。ほかの都市でもこういうものを見かけました。多くの人がテーブルにお供え物を並べています。

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奥の方で人形劇をやっています。小さな子供が数人見ています。

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人形劇の舞台が派手すぎて、中の人形が全く目立ちません。

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何の劇なんでしょうか。

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駅の近くに戻ってきました。昔はホテルやパチンコ屋その他遊戯施設が入っていたであろうビルです。パチソユって・・・。

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駅への道を戻ります。それにしてもスクーターの駐輪が多いです。歩道が原チャリに占領され、歩行者は非常に歩きにくいです

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員林発16:03の自強132号は定刻通りやってきました。車内は満席です。西部幹線は彰化から海線と山線に分かれますが、この列車は海線を経由します。台中を経由しませんし、沿線に大きな町がないので、主要列車はほとんど山線経由です。
ただ、海線と言っても海はほとんど見えません。乗っているうちに日が暮れて、18:50に台北駅に到着しました。

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ホテルに荷物を置き、夕食にします。今日は台北駅の近くでB級グルメにしましょう。
今朝肉まんを買った「老蔡水煎包」の隣にある麺線の店、「阿泉麺線」です。

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麺線とはそうめんのような細い麺で、この店の大腸麺線には豚の大腸がたくさん入っています。かつお風味のトロリとしたスープに絡め、レンゲですくって食べます。
この店には大腸麺線と臭豆腐の2種類しかありません。店の前の大きな鍋でぐつぐつゆでています。大サイズが各55元。腹が減っていますから当然大です。メモに漢字を書いて店員に渡すと、大でいいのかと聞かれました。

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店外にはみ出た机で、おばさんと相席になりながら麺線をいただきます。ふきっさらしで結構寒いですが、麺線はうまいです。
予備校が集まる一角にあるせいか、私が食べている間にも次々若者がやってきて、次々テイクアウトしていきます。

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高雄の夜市で妙にはまった臭豆腐も頼みました。臭いの割には癖がなく、しょっぱい揚げ豆腐を食べているようです。
110元、約300円弱でお腹いっぱい。日本人の舌に合う味で気に入りました。

夕飯を食べた後はお土産と、時刻表探しです。
駅のお土産屋ではおばさんの勢いに負けて試食した挙句、おいしくもまずくもないお菓子を購入。まあこれは職場用ですからいいです。
そして明日の平渓線の1日券を買おうと駅の窓口に行ったら「利用当日に11番窓口で買ってください」とのこと。
そういえば前売りはしていないんでした。ただ売り場を事前に知ることができたのは良かったです。平渓線の1日乗車券は通常の切符売場ではなく、切符売場の右手にある定期券発売窓口で購入できるようです。

次いで時刻表。どこの駅にもどこの本屋にもありませんでした。駅の案内所で女性の駅員に聞きましたが、今は1枚もののペラ紙しかないとのこと。
しかし案内所のブースの中を見ると椅子の上に時刻表の小冊子が1冊無造作に置かれています。
「あれ!あれが欲しいんです。」
私は椅子に置かれた時刻表を指さしました。
女性駅員は困った顔をしましたが、カウンターの引き出しから同じ小冊子を取り出し、私に渡しながらこう言いました。
「わかりました。あなたにこの冊子を差し上げます。ただし、すぐにカバンの中にしまってください」
どういうことでしょう。てっきり売り物だとばかり思っていたのですが。
私が首をかしげると、女性駅員は同じ内容を英語でメモ書きし私に渡しました。
つまり、販売用の時刻表はとうの昔に売り切れてしまい、今渡されたのは職員用の非売品なのです。
おおっぴらには渡せないので、こっそり渡してくれたのでしょう。ありがたいことです。
駅員さんの好意で時刻表を入手できました。

あとは自分用のお土産です。駅の地下街にあった本屋で台北市内のバス系統一覧と、台湾の鉄道案内、そして台湾の廃線の案内書を買いました。すべて台湾語です。
それにしても廃線跡探訪とはマニアックです。内容を見たら日本人が編集に関わっていました。片倉佳史という方で、台湾在住のフリーライターだそうです。
本をレジに持っていくとパスポートを見せろとのこと。外人は1000元以上買うと5%割引になるそうで、思わぬところで得をしました。

コンビニで金門高粱酒という58度もする強い酒を2本買い、ホテルに戻って就寝。
明日は最終日です。午前中に台北郊外のローカル線、平渓線に乗り、夕方の飛行機で帰国します。



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