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台湾旅行記の第15回です。
台湾旅行も5日目の最終日です。台北郊外を走る平溪線に乗りに行きました。

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2012年1月10日。
台湾旅行も5日目の最終日です。今日は台湾北部のローカル線平溪線に乗車し、夕方の飛行機で日本に帰国します。
朝6時過ぎに起きて台北駅近くの肉まん屋で肉まんを大量購入し、お腹いっぱいになりました。1個1元なので、200円弱でお腹いっぱいです。

今日のスケジュールは以下の通りです。

台北7:30(自強272) → 八堵8:00
八堵8:18(区間車4712)→ 十分9:12
十分11:28(区間車4718) → 菁桐11:45
菁桐11:55(区間車4721) → 八堵12:55
八堵13:45(区間車1207) → 台北14:33
台北松山空港16:30 → 羽田空港20:25 NH1188

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7時過ぎにホテルをチェックアウトし、荷物を預かってもらいます。ランチボックスももらいました。これは昼前に食べればいいでしょう。
台北駅で平渓線の1日乗車券を買い、7:30発の特急自強号に乗車。自強号の切符は事前に買ってありました。

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平渓線は東部幹線の三貂嶺駅から山の中の菁桐に向かう12.9キロのローカル線です。
もともと沿線の炭鉱から算出される石炭を運ぶ路線でしたが、炭鉱の廃坑で輸送量が激減、一時は廃止の危機にありました。
しかし沿線には昔ながらの町並みが残り、また十分には台湾のナイヤガラと呼ばれる十分大瀑布があります。渓流沿いを走るので車窓も楽しめます。
そこで最近になって観光に力を入れ、現在は台北から日帰りできる観光路線として台湾内外の旅行者から人気を集めているそうです。

平渓線の起点は三貂嶺駅ですが、ほとんどの列車は三貂嶺駅から東部幹線に乗り入れ、西部幹線との接続駅である八堵駅が始発駅となります。
1日乗車券の有効区間は三貂嶺駅よりも手前にある瑞芳駅から菁桐駅までで、自強号の切符も瑞芳まで買ってあります。しかし私は平渓線の列車の始発駅から乗りたいので八堵駅で降りることにしました。
台北周辺は今日も雨です。5日間ずっと同じような天気でした。

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8:00に八堵に到着。ここで平渓線の始発列車に乗り換えます。同じホームで乗り換えができるようですが、トイレに行きたくなり一度駅舎に向かいました。
駅のコンコースには平渓線の日本語の時刻表もあります。台北から近いですし、日本人観光客がよく訪れるのでしょう。なぜ地球の歩き方が取り上げないのか不思議です。

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釣り掛け駆動の古びた通勤列車が遅れて入線してきました。このままでは平渓線の列車も遅れそうです。

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案の定5分ほど遅れて入線してきました。3両編成の日本製ディーゼルカーで、昨日乗った集集線と同じ車両ですが、1両目だけはクロスシートでした。車内はガラガラです。

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列車は電化された東部幹線の線路を快調に飛ばします。

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このディーゼルカーは1両目と2両目で運転台付近の構造が異なっており、反時計回りで進む場合の先頭車両には前方かぶりつきゾーンがありますが、時計回りで進む場合の先頭車両はこのように壁で遮られ、前を見ることができません。
残念です。
ところで、運転手が新聞を読みながら運転しているように見えるのは気のせいでしょうか。

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列車は三貂嶺駅で東部幹線から分岐し、平渓線に入りました。15分ほど遅れています。

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渓谷が美しいローカル線です。

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車掌は運転室に入ったり後ろに行ったりと忙しいです。車掌が出て行って開いたままの扉から見えたものは衝撃の光景!
なんと運転手が前を見ないで、新聞を読みながら運転しています。
日本ならあり得ません。むしろ台湾でもアウトなのでは・・・。
断っておきますが、この列車は止まっていません。撮影時点で20キロは出ています。

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最初の駅大華駅に到着。片面ホームがあるだけの無人駅です。平渓線一番の見どころ十分大瀑布(滝)は大華駅と次の十分駅の間にありますが、ちゃんとした道を通らずにこの大華駅から線路を歩いて滝まで行く不届き者が絶えないのです。
ちゃんと前を向いて運転してくれればいいのですが、新聞を読みながらでは誤って轢いてしまうかもしれません。恐ろしいです。
そんなわけでここ大華駅には、「滝に行きたいヤツは次の十分駅で降りろ。この駅で降りて線路を歩いて滝まで行くのは禁止!」という看板があります。

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大華駅を出発し、しばらく走ってトンネルを抜けると十分大瀑布の滝への入口がありました。まさに線路際です。線路と柵で区切られているわけでもありません。
列車は速度を落とさず滝への入口を通過。どうしてここに駅を造らなかったのでしょうか。

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川を渡ります。隣の吊り橋は十分駅に向かう遊歩道です。

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10:18に十分駅に到着。6分ほど遅れています。山と川に囲まれた小さな駅です。

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タブレット交換をしています。

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私を含め10人程度の客が降りました。日本人もいます。

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平渓線の列車が発車していきました。

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駅舎に入ります。日本の田舎駅の雰囲気です。

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十分大瀑布の滝への道案内です。2時間ほど余裕がありますから、さっそく滝へ行ってみましょう。

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