ボンジョルノ!
ゴールデンウィークを利用してイタリアに行ってきました。
目的は?
もちろんこの人!
今季からイタリアのプロ野球チーム「フォルティチュード・ボローニャ1953」に所属しているG.G.佐藤選手です。
ご存知でしたか?イタリアにはサッカーだけではなく、プロ野球もあるんです。
イタリア野球に詳しい「イタリア暮らしも長くなりました」というブログの記事を引用しつつ、どんなリーグなのか説明しましょう。
イタリアのプロ野球は「イタリアン・ベースボールリーグ(Italian Baseball League, IBL)」といい、1軍、2軍に各8チームが所属しています。
イタリア野球連盟公式サイト
Baseball.it(イタリア野球ポータルサイト)
かつてイタリアのプロリーグはセリエAという名前だったのですが、2010年から組織が変わり、現在のセリエAはアマチュアのトップリーグという扱いになりました。現在セリエAの下にはセリエB、セリエCとあり、各リーグ間で入れ替えが行われます。
イタリアンベースボールリーグ(IBL)とセリエAの間で入れ替えは無く、あくまでもプロとして独立した組織になります。
2012年現在、イタリアンベースボールリーグに所属する1軍のチームは以下の通りです。
フォルティチュード・ボローニャ1953
デ・エンジェリス・ゴード・ナイツ
グロッセート・オリオールズ
ネットゥーノ・ベースボールクラブ
パルマ・ベースボールクラブ
テレマーケット・リミニ
T&Aサンマリノ
ノヴァーラ・ユナイテッド
G.G.佐藤が所属するボローニャはリーグ屈指の強豪チーム。
ただ強豪チームはほかにもあり、去年は1位サンマリノ、2位ボローニャ、3位パルマでした。4位のネットゥーノ・ベースボールクラブも過去に計17回国内リーグのタイトルを獲得した強豪です。
ちなみにこのローマ近郊にあるネットゥーノは最も盛んなスポーツが野球。イタリアらしからぬ町ですね。
IBLのレベルは決して低くありません。
各チームに所属する外国人はほとんどがアメリカ経験者で、メジャー経験者も少なくありません。
彼ら外国人選手から学ぶことでイタリア人選手のレベルも上がってきてるそうで、例えばシアトルマリナーズのアレックス・リディや今年四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズに入団したアレックス・マエストリもイタリア人です。
リーグ戦は全42試合。だいたい毎週水曜日にナイター試合を行い、土曜日に昼と夜のダブルヘッダーを組みます。
これは野球以外に職を持つ選手や監督、コーチに配慮しているためで、実のところ野球だけで食べている選手は少ないそうです。ボローニャのエースピッチャーもスポーツ用品販売会社の営業社員なのだとか。いくらプロとはいえ、イタリアではマイナー競技。野球だけで食べていくのは難しいのでしょう。
さて、G.G.佐藤は現在ボローニャで4番打者として活躍しています。
はたしてイタリアンベースボールリーグとはどんなものなのか?
G.G.佐藤は遠いイタリアの地でどんなプレーを見せているのか?
パリーグファンとしてイタリアの野球をどうしても見たくなり、5月5日にボローニャで行われたノヴァーラとの試合を実際に観戦してきました。
その模様をご覧ください。まずは前編からどうぞ。
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ゴールデンウィークを利用してイタリアに行ってきました。
目的は?
もちろんこの人!
今季からイタリアのプロ野球チーム「フォルティチュード・ボローニャ1953」に所属しているG.G.佐藤選手です。
ご存知でしたか?イタリアにはサッカーだけではなく、プロ野球もあるんです。
イタリア野球に詳しい「イタリア暮らしも長くなりました」というブログの記事を引用しつつ、どんなリーグなのか説明しましょう。
イタリアのプロ野球は「イタリアン・ベースボールリーグ(Italian Baseball League, IBL)」といい、1軍、2軍に各8チームが所属しています。
イタリア野球連盟公式サイト
Baseball.it(イタリア野球ポータルサイト)
かつてイタリアのプロリーグはセリエAという名前だったのですが、2010年から組織が変わり、現在のセリエAはアマチュアのトップリーグという扱いになりました。現在セリエAの下にはセリエB、セリエCとあり、各リーグ間で入れ替えが行われます。
イタリアンベースボールリーグ(IBL)とセリエAの間で入れ替えは無く、あくまでもプロとして独立した組織になります。
2012年現在、イタリアンベースボールリーグに所属する1軍のチームは以下の通りです。
フォルティチュード・ボローニャ1953
デ・エンジェリス・ゴード・ナイツ
グロッセート・オリオールズ
ネットゥーノ・ベースボールクラブ
パルマ・ベースボールクラブ
テレマーケット・リミニ
T&Aサンマリノ
ノヴァーラ・ユナイテッド
G.G.佐藤が所属するボローニャはリーグ屈指の強豪チーム。
ただ強豪チームはほかにもあり、去年は1位サンマリノ、2位ボローニャ、3位パルマでした。4位のネットゥーノ・ベースボールクラブも過去に計17回国内リーグのタイトルを獲得した強豪です。
ちなみにこのローマ近郊にあるネットゥーノは最も盛んなスポーツが野球。イタリアらしからぬ町ですね。
IBLのレベルは決して低くありません。
各チームに所属する外国人はほとんどがアメリカ経験者で、メジャー経験者も少なくありません。
彼ら外国人選手から学ぶことでイタリア人選手のレベルも上がってきてるそうで、例えばシアトルマリナーズのアレックス・リディや今年四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズに入団したアレックス・マエストリもイタリア人です。
リーグ戦は全42試合。だいたい毎週水曜日にナイター試合を行い、土曜日に昼と夜のダブルヘッダーを組みます。
これは野球以外に職を持つ選手や監督、コーチに配慮しているためで、実のところ野球だけで食べている選手は少ないそうです。ボローニャのエースピッチャーもスポーツ用品販売会社の営業社員なのだとか。いくらプロとはいえ、イタリアではマイナー競技。野球だけで食べていくのは難しいのでしょう。
さて、G.G.佐藤は現在ボローニャで4番打者として活躍しています。
はたしてイタリアンベースボールリーグとはどんなものなのか?
G.G.佐藤は遠いイタリアの地でどんなプレーを見せているのか?
パリーグファンとしてイタリアの野球をどうしても見たくなり、5月5日にボローニャで行われたノヴァーラとの試合を実際に観戦してきました。
その模様をご覧ください。まずは前編からどうぞ。
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2012年5月5日。午後2時。
フィレンツェの観光を終えた私は特急列車でボローニャ中央駅にやってきました。
まずは駅の荷物預り所でスーツケースを預け、駅の出口付近にあったバスの切符を売る自動券売機で1日乗車券を買いましょう。1回券を2枚買ってもいいです。
ボローニャの駅舎は東西に長く、荷物預り所やバスの切符を売る自動券売機は西側の駅舎です。わかりにくい場合はメインの駅舎を一度出て、右側に進むといいです。
切符を買ったら忘れちゃいけないのがこれ。利用開始日時を刻印する機械に切符を通すことです。
これをやらないと不正乗車になり、発覚した場合切符を持っていないのと同様に何千円かの罰金を取られてしまいます。
イタリアに限らずヨーロッパのバスは切符を買わずとも乗れてしまいますが、不正乗車対策のため抜き打ちで検札があります。
私も帰りのバスに乗っていたら私服のおばさんがいきなり検札を始めるというトラップに遭遇しましたので、切符は必ず購入して刻印機を通しておきましょう。刻印機はバス車内にもあります。なお、刻印機の上にはバスの路線図もあります。野球場の場所もこれで確認できますね。
さあ、切符を買ったらバスに乗って野球場に行きましょう。
フォルティチュード・ボローニャ1953の本拠地はボローニャ郊外の住宅地にあり、バスで30分以上もかかります。
いくつか路線がある中で、私がおすすめするのは27A系統です。この系統はボローニャ駅近くのバス停から中心部を抜け、野球場に隣接する草サッカー場の前が終点になります。
終点ですので乗り過ごすことがありませんし、降りたら野球場の照明が見えていますので迷うこともありません。本数も1時間に5〜6本あり便利です。
27系統の時刻表はこちらです。
バス会社ATCのホームページはこちら。
肝心の乗り場は駅からやや離れていますが、わかりやすい位置にあります。
駅前広場に出たら駅舎を背にして左に進みましょう。駅前通りを進むと広い十字路が見えてきます。
ここを渡ればバス乗り場。バス停名は「AutoStazione」です。駅からは徒歩3分程度。進行方向右側の乗り場になります。
他の系統のバスも止まりますから、27Aと書いたバスに乗りましょう。間違えて27Bのバスに乗らないでください。あらぬ方向に連れて行かれます。
なお、野球場からの帰りのバスは27Aでも27Bでも大丈夫です。紛らわしいですが。
乗ってしまえばあとは終点まで行くだけ。ボローニャの赤レンガの街並みを眺めましょう。
バスはボローニャの中心部を抜け、郊外の住宅地に入りました。
鉄道の駅もあります。本数は1時間に1本程度の上、野球場から相当離れていますから、鉄道での球場入りはお勧めしません。
なお、ボローニャの中心部からはカブール広場から出る16番系統も使えます。時刻表はこちら。
あ、野球場が見えた、と思ったらバスはすぐにUターンし、サッカー場の前の駐車場にあるバス停で止まりました。ここが終点の「P.le Atleti Azzurri」です。帰りもここからバスに乗ります。
球場周辺の地図はこちらです。
大きな地図で見る
バスを降りて駐車場を3分ほど歩きましょう。やがて日本の市営球場のような野球場が見えてきます。
球場への入口は一箇所で、チケット売り場があります。
チケット売りのおじいさんとモギリのおじいさんがいますが、英語は全く通じません。
チケットはイタリア語で「ビレッティ」と言いますので、「ビレッティ!ビレッティ!」と連呼すればとりあえずチケットは買えます。12ユーロでした。
チケット売り場の横には本日のプログラムのようなものが無造作に置かれており、選手一覧や順位表、ミラノ在住のスポーツ記者赤星敬子さんが書いた楽天イーグルスについての記事がありました。イタリア語なので読めませんでしたが。
野球場の敷地に入りました。食べ物を売る屋台が出ているようです。
有名選手の背番号だそうです。
球場に入ろうとしたら「日本人かい?」と英語で話しかけられました。どうやらこの赤いシャツの兄ちゃんが球場内を案内してくれるようです。
中に入ると野球場が!イタリアなのに!
天然芝がきれいな球場です。なんだか感動してしまいました。
グラウンド内では今日の対戦相手であるノヴァーラの選手たちが打撃練習をしていました。
観客席は内野のみで、外野にはありません。
「この球場は両翼101メートル、センター122メートルあるんだ。どうだ広いだろう?」
と、赤シャツ兄ちゃん。球場自体はかなり立派なものですね。
バックネット裏を歩きます。
ボローニャを応援する横断幕がありました。
赤シャツの兄ちゃんが「ここがベストポジションなんだ。さあ撮ってくれ」と言うのでパチリ。
兄ちゃんはスコアボード操作機の説明をしてくれました。
これがスコアボードです。得点とヒット、エラー表示、カウント表示があるだけのシンプルなものでした。打順や選手名は表示されません。
赤シャツの兄ちゃんは続いてボローニャの選手たちのロッカールームに案内してくれました。
「GG佐藤と話したいだろう?呼んでくるよ」と言って中に入っていきます。
しばらくするとロッカールームから「今着替え中なので5分待ってもらえますか」とGG佐藤の声が!
時間を潰すため、赤シャツ兄ちゃんに売店に案内してもらってマフラータオルを買いました。
そしていよいよGG佐藤とご対面です。
「え?日本から来たんですか?嬉しいなぁ。ありがとうございます。西武ファンですか?」
「すみませんロッテファンなんです。本当はロッテに入ってほしかったんですよ。でも今日はパ・リーグファンとしてGG佐藤選手を応援しに来ました!」
GG佐藤は嬉しそうに迎えてくれました。
GG佐藤によるとわざわざ日本から来た物好きは私で二人目だそうです。
イタリア野球の印象は「とても楽しいです。イメージとしてはアメリカの野球に似ていますね。ピッチャーはアメリカ経験者が多くレベルが高いです。汚い軌道の変化球が多くて意外と打ちにくいんですよ」とのこと。
イタリア語については「難しいですねー。今勉強中です」とのこと。ただチームメイトとのコミュニケーションは片言の英語とイタリア語でなんとかなっているようで、周囲からはタカヒコ、GGと呼ばれていました。ちゃんとチームに溶け込んでいるようですね。
そうこうしている内に試合開始が近づいてきました。GG佐藤もグラウンドに出てウォーミングアップをしています。
試合前にトイレに行きたくなり、ロッカールームの近くにいた審判に「トイレはどこですか?」とイタリア語で聞いたところ、選手が使うシャワールームのトイレを指差されました。そこで用を足してトイレを出ようとしたらなんとドアが開かない!鍵が閉まったままになってしまったのです。
マジかよ!俺はこんな所で野球も観れずに閉じ込められるのか!
正直焦りましたね。
幸い先程の審判がまだ近くにおり、ドアをドンドン叩いて開けてもらいました。皆さんもシャワールーム近くのトイレを使うときは気をつけましょう。
なんとか脱出して観客席に戻ったら、両チームの選手がグラウンドに出てきました。
今日のGG佐藤は4番指名打者で先発出場。普段はセンターを守っているそうです。
試合開始前にイタリア国家が流されます。
両チームの監督と審判が話しています。スタメン表の交換でしょう。
さあ、いよいよ試合開始です。はたしてイタリアのプロ野球はどのようなものでしょうか。
後半に続きます。
フィレンツェの観光を終えた私は特急列車でボローニャ中央駅にやってきました。
まずは駅の荷物預り所でスーツケースを預け、駅の出口付近にあったバスの切符を売る自動券売機で1日乗車券を買いましょう。1回券を2枚買ってもいいです。
ボローニャの駅舎は東西に長く、荷物預り所やバスの切符を売る自動券売機は西側の駅舎です。わかりにくい場合はメインの駅舎を一度出て、右側に進むといいです。
切符を買ったら忘れちゃいけないのがこれ。利用開始日時を刻印する機械に切符を通すことです。
これをやらないと不正乗車になり、発覚した場合切符を持っていないのと同様に何千円かの罰金を取られてしまいます。
イタリアに限らずヨーロッパのバスは切符を買わずとも乗れてしまいますが、不正乗車対策のため抜き打ちで検札があります。
私も帰りのバスに乗っていたら私服のおばさんがいきなり検札を始めるというトラップに遭遇しましたので、切符は必ず購入して刻印機を通しておきましょう。刻印機はバス車内にもあります。なお、刻印機の上にはバスの路線図もあります。野球場の場所もこれで確認できますね。
さあ、切符を買ったらバスに乗って野球場に行きましょう。
フォルティチュード・ボローニャ1953の本拠地はボローニャ郊外の住宅地にあり、バスで30分以上もかかります。
いくつか路線がある中で、私がおすすめするのは27A系統です。この系統はボローニャ駅近くのバス停から中心部を抜け、野球場に隣接する草サッカー場の前が終点になります。
終点ですので乗り過ごすことがありませんし、降りたら野球場の照明が見えていますので迷うこともありません。本数も1時間に5〜6本あり便利です。
27系統の時刻表はこちらです。
バス会社ATCのホームページはこちら。
肝心の乗り場は駅からやや離れていますが、わかりやすい位置にあります。
駅前広場に出たら駅舎を背にして左に進みましょう。駅前通りを進むと広い十字路が見えてきます。
ここを渡ればバス乗り場。バス停名は「AutoStazione」です。駅からは徒歩3分程度。進行方向右側の乗り場になります。
他の系統のバスも止まりますから、27Aと書いたバスに乗りましょう。間違えて27Bのバスに乗らないでください。あらぬ方向に連れて行かれます。
なお、野球場からの帰りのバスは27Aでも27Bでも大丈夫です。紛らわしいですが。
乗ってしまえばあとは終点まで行くだけ。ボローニャの赤レンガの街並みを眺めましょう。
バスはボローニャの中心部を抜け、郊外の住宅地に入りました。
鉄道の駅もあります。本数は1時間に1本程度の上、野球場から相当離れていますから、鉄道での球場入りはお勧めしません。
なお、ボローニャの中心部からはカブール広場から出る16番系統も使えます。時刻表はこちら。
あ、野球場が見えた、と思ったらバスはすぐにUターンし、サッカー場の前の駐車場にあるバス停で止まりました。ここが終点の「P.le Atleti Azzurri」です。帰りもここからバスに乗ります。
球場周辺の地図はこちらです。
大きな地図で見る
バスを降りて駐車場を3分ほど歩きましょう。やがて日本の市営球場のような野球場が見えてきます。
球場への入口は一箇所で、チケット売り場があります。
チケット売りのおじいさんとモギリのおじいさんがいますが、英語は全く通じません。
チケットはイタリア語で「ビレッティ」と言いますので、「ビレッティ!ビレッティ!」と連呼すればとりあえずチケットは買えます。12ユーロでした。
チケット売り場の横には本日のプログラムのようなものが無造作に置かれており、選手一覧や順位表、ミラノ在住のスポーツ記者赤星敬子さんが書いた楽天イーグルスについての記事がありました。イタリア語なので読めませんでしたが。
野球場の敷地に入りました。食べ物を売る屋台が出ているようです。
有名選手の背番号だそうです。
球場に入ろうとしたら「日本人かい?」と英語で話しかけられました。どうやらこの赤いシャツの兄ちゃんが球場内を案内してくれるようです。
中に入ると野球場が!イタリアなのに!
天然芝がきれいな球場です。なんだか感動してしまいました。
グラウンド内では今日の対戦相手であるノヴァーラの選手たちが打撃練習をしていました。
観客席は内野のみで、外野にはありません。
「この球場は両翼101メートル、センター122メートルあるんだ。どうだ広いだろう?」
と、赤シャツ兄ちゃん。球場自体はかなり立派なものですね。
バックネット裏を歩きます。
ボローニャを応援する横断幕がありました。
赤シャツの兄ちゃんが「ここがベストポジションなんだ。さあ撮ってくれ」と言うのでパチリ。
兄ちゃんはスコアボード操作機の説明をしてくれました。
これがスコアボードです。得点とヒット、エラー表示、カウント表示があるだけのシンプルなものでした。打順や選手名は表示されません。
赤シャツの兄ちゃんは続いてボローニャの選手たちのロッカールームに案内してくれました。
「GG佐藤と話したいだろう?呼んでくるよ」と言って中に入っていきます。
しばらくするとロッカールームから「今着替え中なので5分待ってもらえますか」とGG佐藤の声が!
時間を潰すため、赤シャツ兄ちゃんに売店に案内してもらってマフラータオルを買いました。
そしていよいよGG佐藤とご対面です。
「え?日本から来たんですか?嬉しいなぁ。ありがとうございます。西武ファンですか?」
「すみませんロッテファンなんです。本当はロッテに入ってほしかったんですよ。でも今日はパ・リーグファンとしてGG佐藤選手を応援しに来ました!」
GG佐藤は嬉しそうに迎えてくれました。
GG佐藤によるとわざわざ日本から来た物好きは私で二人目だそうです。
イタリア野球の印象は「とても楽しいです。イメージとしてはアメリカの野球に似ていますね。ピッチャーはアメリカ経験者が多くレベルが高いです。汚い軌道の変化球が多くて意外と打ちにくいんですよ」とのこと。
イタリア語については「難しいですねー。今勉強中です」とのこと。ただチームメイトとのコミュニケーションは片言の英語とイタリア語でなんとかなっているようで、周囲からはタカヒコ、GGと呼ばれていました。ちゃんとチームに溶け込んでいるようですね。
そうこうしている内に試合開始が近づいてきました。GG佐藤もグラウンドに出てウォーミングアップをしています。
試合前にトイレに行きたくなり、ロッカールームの近くにいた審判に「トイレはどこですか?」とイタリア語で聞いたところ、選手が使うシャワールームのトイレを指差されました。そこで用を足してトイレを出ようとしたらなんとドアが開かない!鍵が閉まったままになってしまったのです。
マジかよ!俺はこんな所で野球も観れずに閉じ込められるのか!
正直焦りましたね。
幸い先程の審判がまだ近くにおり、ドアをドンドン叩いて開けてもらいました。皆さんもシャワールーム近くのトイレを使うときは気をつけましょう。
なんとか脱出して観客席に戻ったら、両チームの選手がグラウンドに出てきました。
今日のGG佐藤は4番指名打者で先発出場。普段はセンターを守っているそうです。
試合開始前にイタリア国家が流されます。
両チームの監督と審判が話しています。スタメン表の交換でしょう。
さあ、いよいよ試合開始です。はたしてイタリアのプロ野球はどのようなものでしょうか。
後半に続きます。
イタリアには新婚旅行で行ったことがありますが、ツアーガイドの方もイタリアにプロ野球リーグがあること自体知らない程イタリアではマイナーなようですね。
GG佐藤選手がイタリアリーグに行ったという話を聞いて気になっていたのですが、次回の記事を楽しみにしています。